カスタマーレビューでも絶賛。各篇約4000字、10ページほどの掌編(短編小説よりも、さらに短い小説)ながら良質な一時間ドラマを見るような味わい。一字一句逃さず読んだ。小説つくりの名工・藤沢時代小説の至芸、全集で全作品を読まずにはいられなくなるおもしろさ。初版本には挿絵があったのかなあ。
amazon 内容(「MARC」データベースより)
人の世の光と陰のすべてが静かに息づいている短篇集。藤沢時代小説の、これこそ至芸。表題作ほか、「夜の雪」「三日の暮色」「大はし夕立ち少女」など、19篇を収録。
内容(「BOOK」データベースより)
江戸の十二カ月を鮮やかに切りとった十二の掌篇と広重の「名所江戸百景」を舞台とした七つの短篇。それぞれに作者秘愛の浮世絵から発想を得て、つむぎだされた短篇名品集である。市井のひとびとの、陰翳ゆたかな人生絵図を掌の小品に仕上げた極上品、全十九篇を収録。これが作者生前最後の作品集となった
単行本: 261ページ
出版社: 文藝春秋 (1996/11)
発売日: 1996/11