『光り輝く未来が、沖永良部島にあった! 』- 物質文明や金融資本主義社会はもう限界です - (ワニブックスPLUS新書) 新書 – 2015/12/9
石田 秀輝 (著)
読了から10日ほど間があいた。
名瀬のツタヤの入り口で黄色い表紙が目に飛び込み、沖永良部移住のすすめとか体験談の本かな?と思ったが
副題を読みページをめくる気になった。巻頭の10ページのカラー写真をみて目次をめくった。
第1章 物質文明・金融資本主義社会はもう限界
第2章 バックキャスト思考で描こう未来のライフスタイル
第3章 『意気』な技術、『ネイチャー・テクノロジー』
第4章 自立型ライフスタイルを推進する『間抜けの研究』
第5章 2040年に“光り輝く島”を目指して
第6章 “座談会”地球と共生する未来型の暮らしへ
最初の印象とはだいぶ違う。とりあえず買わなきゃ。
いちばん印象に残っているのは第4章 自立型ライフスタイルを推進する『間抜けの研究』かな。
こころ豊かに暮らすには快適性や利便性のみを追及する「依存型」から、ある程度の不便さや不自由さを受け入れる「自立型」へ
というのだが、不便不自由を受け入れるというのは、我慢することではない。
利便と不便の間を埋めることは、それ自体ビジネスにもなり、またこころ豊かになることへもつながる。
それを念頭に第1章 物質文明・金融資本主義社会はもう限界 を読むと、震災や原発事故以前からつづいているだろう。
さいごの第6章 “座談会”地球と共生する未来型の暮らしへ に登場する俳優・映画監督・リバースプロジェクト代表・伊勢谷友介氏って
あの大河ドラマで、「あなたの志はなんですか」と塾生たちに語りかける吉田松陰を演じた俳優さんかなあ、白黒の小さな写真だが、そうだと思った。座談会でもたびたべ「志」ということばを使っていた。
島で長いあいだ「移住」に成功?している人も、あるていど自分なりの生き方をつらぬいている人が多いようにおもう。
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amazon 内容(「BOOK」データベースより)
島の人々のこれまでの暮らしが見えてくる。東北大学大学院教授の職を辞し、“消滅可能都市”の離島・沖永良部島に移住した著者。そこで島人たちに農業や漁を教えてもらい「自立型のライフスタイル」を実践しつつ得た知見と、10年間にわたり書き溜められたブログ『地球村研究室』から、これからの時代を環境に配慮しながら心豊かに暮らすための考え方と具体的な方法論をまとめたのが本書。2015年8月に開催された『第6回沖永良部島シンポジウム』の内容も加えて、あたらしい暮らし方のかたちやビジネス、サービスのヒントが満載です。巻末には環境問題に意識の高い俳優・映画監督・リバースプロジェクト代表・伊勢谷友介氏と、元日銀マンで地域の再生を目指す『場所文化フォーラム』名誉理事の吉澤保幸氏との座談会を収録。
amazzon 登録情報
新書: 255ページ
出版社: ワニブックス (2015/12/9)
言語: 日本語
発売日: 2015/12/9