相思樹(ソウシジュ)マメ科アカシア属の常緑高木
意味ありげな名前。
名瀬長浜町から朝仁に向かう旧県道の峠付近の交差点で、赤崎公園へ行かず、左折する。
そこから車で数分走ると比較的背の高いこの木が数本、林道脇に植えてある。
今頃路面にうっすら黄色い落花が積もっている。名前はあきらめていたが、調べてみるとあっけなくわかった。
原産地は台湾、フィリピン、明治時代に台湾から沖縄、小笠原諸島に導入されたとあった。
和名のゆらいは「鴛鴦の契(えんおうのちぎり)」 で検索するとわかる。
余談だが、いちばん上の写真にはオキナワテイカカズラの花が絡み付いているのが写っている。
テイカカズラの和名は、式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、ついに定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説(能『定家』)に基づくwikipedia
相思樹の由来と似てなくもない。どちらも今頃、つまり梅雨のころによく咲いている。
雨といえば、余談ついでに、
1960年4月に西田佐知子が歌って翌年の紅白歌合戦(それまではそう言っていた)でも披露された
「アカシアの雨がやむとき」という楽曲がある。
といっても若い人にはわからないだろう。
が、「アカシアの雨」って?
この歳になるまでもあまり考えたことはなかった。
相思樹(ソウシジュ)はマメ科アカシア属。
別名を台湾アカシアという。
落花は雪のように舞うのではなく、梅雨の雨にうたれ雨のように降るのだろう。
「アカシアの雨がやむとき」でいうアカシアは
マメ科アカシア属の総称であるアカシア (Acacia) ではなく、ニセアカシア(北米原産のマメ科ハリエンジュ属の落葉高木)とされる。wikipedia
北海道には、ニセアカシアの木が街路樹として植栽されているという。
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