奄美 海風blog

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ツイートまとめ #田中一村 海辺のアダンとソテツの残照図

2020年06月23日 | 田中一村

きのうの作品ですね。

撮影地 奄美大島 名瀬大浜 龍郷町 ほか

 

 

 

 

 


『英語で味わう万葉集』

2020年06月23日 | 本と雑誌

『英語で味わう万葉集』 (文春新書) (日本語) 新書 – 2019/12/18 
Peter MacMillan (原著), ピーター・J. マクミラン (著) 
5つ星のうち4.7
4個の評価 

この本を買ったのは今年の初めぐらいだったと思う。
そのころまではまだわずかにそれ関連の本がのこっていたかと思う。
本書もそのひとつか。(新元号「令和」の出典は「万葉集」)

英語と万葉集、それと奄美がどんな関連が?と思われるかもしれないが、

1959年、アイルランド生まれの著者は、もともと何年も前からシャーマニズムに感心を
抱いていて世界の様々の国を訪れ、日本では沖縄、宮古島、奄美大島、青森の数多くの
シャーマンの元を訪れ、膝を突き合わせて話をしたという。

『万葉集』にシャーマニズムの要素を見つけたときの喜びと驚きはとても言い尽くせない、と。

これは買って読む気になった原因の一つだった。

日本語の微妙なニュアンスを外国人に伝わるよう、言葉選びに苦心した著者の解説から
万葉集のすごさが伝わってきていい。

奄美には記紀万葉などの古い言葉や、古俗信仰などが今なお多く存続している
、とはよく言われる。?(文献は検索ですぐ見つかります)

こうして本書の解説を読んでみるとシャーマニズムだけでなく、
万葉集に歌われる自然や、植物、風景なども奄美では日常身近に感じられ、
また島歌やことわざ 俚諺のどにも万葉の歌の形式や表現方法などに通じるものがあるな、
と思うなど、奄美とはおおいに関連があったのだった。


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内容(「BOOK」データベースより)
日本文学の原点『万葉集』から選りすぐった百首が、美しい英語の詩になりました。オリジナルの歌と英訳、現代語訳、解説が見開き二ページで一覧できます。新たな角度から、柿本人麻呂、額田王、山部赤人、山上憶良、大伴家持ら万葉歌人の魅力を再発見!