『拳銃王』The Gunfighter
1950年のアメリカの西部劇映画
第23回アカデミー賞では原案賞にノミネートされた
ヘンリー・キング監督。
主演:グレゴリー・ペック
不覚にも主役のジミー・リンゴ(モデルは実在したガンマンのジョニー・リンゴ)がグレゴリー・ペックとは最後まで気づかなかった。
それまでの知性的なイメージとは正反対のアウトロー役に挑戦している。
第23回アカデミー賞では原案賞にノミネートされた。
名瀬に映画館があった遠い昔からみている典型的な西部劇とはだいぶ違う雰囲気を持つ異色作だ。
舞台はほとんど町の酒場の中に限定され、はでなアクションもガンファイトも少なく会話劇中心。
過去の名声がまねくトラブルに嫌気がさし、人生をやり直したいジミー・リンゴの内面を描いている。
陰影の強い白黒。フィルム・ノワール(仏: Film Noir暗い)的だ。