『日韓朝「虚言と幻想の帝国」の解放』 ― 戦後75年の朝鮮半島 (日本語) 単行本 – 2020/5/29
重村 智計(としみつ) (著)
5つ星のうち3.5 4個の評価
amazon 内容(「BOOK」データベースより)
日本人になろうとした負い目が、逆に「反日民族主義」に向かわせた。自分は「被害者だった」との思い込み、今なお続く「アイデンティティー」探し、「想像の民族主義」が、こうして生まれた―
著者について
重村智計(しげむら としみつ)
1945年、中国遼寧省丹東生まれ。鹿児島県沖永良部島出身。韓国、北朝鮮問題の第一人者。北朝鮮に迎合的だった朝鮮半島報道の流れ
を変える。北朝鮮報道のパイオニア。
名瀬の書店にありました。今週初めみつけました。
著者は中国でうまれ、沖縄に近い、あの西郷隆盛の流刑地、沖永良部島出身、高麗大学留学経験などユニークな経歴。お昼のワイドショーでも御馴染みだった。この経歴は本書の著者の主張を読み解く上でもとても重要な要素のひとつに違いない。
その経験と豊富な知識から繰り出される短く、テンポとパンチのきいた文章に頭をえぐられ目から鱗が落ちる。P85「韓国人と朝鮮人が好きだ。言葉は通じなくとも、日本人が唯一感情を通じ合える外国人だ。」P85
日韓双方の知識人にも容赦のない批判を遠慮しない。
「北朝鮮は反日民族主義を必要としない」も新鮮だった。
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