City of Joy | Official Trailer [HD] | Netflix
戦争で荒廃したコンゴ(中部アフリカ コンゴ民主共和国)で、性的暴行を受けた女性のために設立された"シティ・オブ・ジョイ"。この場所で、被害者たちは少しずつ自我と自信を取り戻していく。
映画を理解するには、デニ・ムクウェゲ氏について調べるのが役に立つ。
デニ・ムクウェゲ(Denis Mukwege, 1955年3月1日 - )はコンゴ民主共和国の産婦人科医、社会活動家。コンゴ東部、南キヴ州のブカヴにパンジ病院を設立し、第二次コンゴ内戦以来続く現地での戦乱により強姦(レイプ)被害にあった3万人の女性を治療し、その精神的ケアにも当たっている。
コンゴは貧しい国ではない。「世界有数の埋蔵量を誇る金やダイヤモンド、レアメタルなどの鉱物資源」が紛争の原因。
武装した兵士たちによって、女性は、夫や父母、子どもの目の前でレイプされ、殺されなかった家族も凄惨な現場を目撃し、精神的、肉体的に深い傷を負う。生きる気力も失い、家族も地域社会も崩壊していく。性暴力は戦争の”武器”になっている。
日本の大企業も求めている鉱物資源は私たちの身近で使われている。無関心ではいられはいはずだが・・・。
性被害を受けた女性たちがシティ・オブ・ジョイの施設で次第に笑顔を取り戻していく姿。自分や地域の誇りに目覚め明るく踊りあう姿は涙をさそう。その過程は意外にも、思わず”笑い”をも誘うものだった。