大相撲夏場所14日目
●里山(6-8)<引っ掛け<○皇牙(9-5)おうが
●旭南海(3-11)<はたき込み<○北勝岩(7-7)
新十両の皇牙は弓取り式でおなじみ。十両土俵入りでも、ひときわ高い声援がおこるほどの人気、しかも今場所、勝ち越し、何と優勝圏内にいる。
立ち合い、里山一瞬の出遅れ、踏み込み今日もなく、早くも土俵中央で足がそろってしまっている。
14日目勝ち越し王手のpressureか。慎重すぎた。動きに、いつもの精彩を欠き、いなされ、土俵際、首根っこを押さえられながら、苦し紛れの押し出しも、腰は入っておらず、前のめりぎみに差し出した左腕を皇牙に弓取りの弓のように引っ掛けられ、西土俵下に走り込んでしまった。
Kimarite Hikkake
The attacker will drive his opponent out of the ring by grabbing(つかむこと) his arm with both hands,
これで、先々場所の初場所、里山(東 十両4枚目)と共に新十両に上がった、ライバル
豊真将(ほうましょう)東 前頭11枚目、(6-8)
猛虎浪(もうこなみ )東 十両筆頭、(5-9)
の三人とも負け越した。
==============
今日の大一番、把瑠都、雅山戦
中入り後の放送席はこれで、もちきりだった。
近年、まれに見る大一番か。
あれほど、引いちゃいかんと言ったのに、引いてしまった把瑠都、雅山の思うつぼにはまって、押し倒された。把瑠都に、新入幕優勝はなくなった。
これで、またひとつ、オジヤマさんの予言はあたらんかった。
>ホウソウ席、オジヤマです。fiction
旭南海も元気なく敗れ、これで「里山、旭南海ともに敗れる」は、今場所5回目となった。
==========fiction
「ん、大向正面のオジヤマさんから呼び掛けがありましたか、少し心配ですが、オジヤマさん!」
>はい、オジヤマです。
「里山、ついに、ま・・、ヒジョウに、このお、きびしい状況になってしまいましたが」
>負け越しですね。
しかし、あんたね、”ヒジョウに、このお”、”ヒジョウに、このお”、ちばかり言わんでだね、他に言い方ないのかね」
「はあー」
>”たいへん、あのお”、とか、”とても、そのお”、とかだね、えー。
「えー、ですから、すごい、あのお、オジヤマさんにとってですね、きびしい状況ですが、14日目での、負け越しですね、この点、オジヤマさんは、どお、お考えですか?」
>ウーン、そおですね、ま、ヒジョウに、このお、きびしい状況ではありますがですね、ま、明日、勝てばね、明日、勝てばぁ、このお、星一つの差と、いうことになりますからね。つまり、(7-8)ですね。
「ほー、」
>ええ、ですから、このお、星一つということはですね、ま、ムズカシイ言い方をすればですね、ま、このお、負け越した全力士のなかでは、最も上の成績であると、おー、こお、いうことですからね、エー。
「なるほど!、しかしオジヤマさん、それは、明日勝てば、ということでございますよね」
>ああ、そお、でしたね。明日があります、ハイ、明日が大事ですよ。
「たいへん、センモン的な、ゴシテキをいただきましたが、そお、いたしますというと、明日もまた、すごく、大事な一番ということになりますね。
明日は、里山、この一番に勝ち越しをかける玉力道との対戦です。
>あのお、もひとつ、センモン的なことを申し上げるとですね、相撲というのはね、ヒジョウに、いわゆる、一番、一番が、一番大事だと、こおいうことですね、はい。
「・・・??」