↑ つぼみから観察した あのツワブキ きょう
ツワブキは、キク科の花の特徴の観察に最適である。
キク科の花の特徴
舌状花と筒状花とよばれる多数の花が集まって頭花を形成する。
このような花を集合花という。舌状花=花びら部分。しべは退化していて
黄色い花びらはチョウなど誘引するはたらきをする。筒状花は真ん中の多数の小さな花の集まり。管状花ともいう。
↑ 以上はすでに観察 勉強した。
今回は、
筒状花の開花のようすを時間をおって観察する。
葯の中から、先ず花粉をつけたおしべが成長する。
葯(やく)= 雄しべの一部で、花粉をつくる器官(茶色のすじ(↑写真)で5枚の花弁がわかる)
そのあとおしべの役目が終わったころめしべが成長する(花柱)。
花柱が2つに分かれ、その分かれ目が頭柱となり、頭柱に花粉がつくと受粉となる。
このようなしくみは「雄性先熟」(ゆうせいせんじゅく)とよばれ
自家受粉(同花受粉)はほとんど避けられる。
植物の場合の「雄性先熟」とは、種子植物において、ある花期のうちに、個体内の個々の花が雄から雌へと性表現を変えることを指す。
また筒状花は周辺の花から先に成長している。
これは他の個体からの受粉もおこりやすくする工夫か?
自家受粉 他家受粉それぞれ短所と長所がある。
参考サイト
http://www.rakuten.co.jp/gardensk/438028/436151/747214/747234/
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/tsuwabuki.html