これは、アサギマダラを見た、という記録です。
翅(はね、つばさ)がブレているのは、カメラを持つ手がぶれたのではありません。
蝶が飛んでいるからです。
亜熱帯の島の命あふれる森が育む、生命の躍動を表現しています。うーむ。
←去年秋撮影
また、蝶の後翅(こうし)の面積が意外に広く、前翅(上翅ともいう)の手前にあることが、わかる、ヒジョーに何といいますか、このお、カガク的なと申しますか、そんなふうな、写真でもあります。うーむ。
前翅長は5~6cm。
翅の内側の、黒い翅脈で形作られた白っぽい部分が半透明の水色で、この色を浅葱(あさぎ)色といいます。「浅葱」とは青緑色のことで、浅黄とも。
======================
直線距離で1500km以上移動した個体や、1日あたり200km以上の速さで移動した個体もあることが確認されています。
200÷24=時速8.333キロ。秒速2.3メートル。
名瀬12時 26.9度 降水 0.0 南東の風4m/s 日照 0.6 湿度58 気圧1015.1
日本本土などから南下してきた固体が、南西諸島や、台湾などで繁殖し、
繁殖した子孫が春に北上する、ということで、
同じ個体が移動する渡り鳥の移動とは異なる。
九州以北で成虫が見られるのは5月から10月くらい。
南西諸島では、秋から冬にみられる。
←去年秋撮影
後翅(こうし=昆虫のはねのうち後部の一対。通常、前翅より面積が広い)に黒い斑点の有る無しで、雄雌を見分けます。えーと、あるのがオスです。これを間違ったら、覚えた甲斐がありません。よくあることですが。
成虫は、蜜に毒性のアルカロイドを含むヤマヒヨドリバナやフジバカマ、ツワブキ、シロノセンダングサなどのキク科の花で吸蜜しているのをよく見かけます。幼虫の食草は、ガガイモ科の植物、キジョラン、イケマ、オオカモメヅル、サクラランなど。
アルカロイド (alkaloid)
植物毒の多くはアルカロイドである。また、薬用植物の主成分もアルカロイドであることが多く、医薬品の原料として用いられる。
アルカロイドの毒で、敵から身を守っている、と考えられている。
幼虫・蛹(さなぎ)・成虫とも鮮やかな色をしているのは、毒を持っていることを敵に知らせる警戒色と言われている。
リュウキュウアサギマダラgoogleについても調べる。
おじさんのおかげで、
そんな蝶がいることを知りました。
ありがとうございます。
東京にも来ないかな。
アサギマダラの移動距離は2000キロ。
奄美、東京間はおよそ1200キロですから、東京にもいるはずです。
今年の春、喜界島でマーキングされたアサギマダラが神奈川県で再捕獲されています。
http://www.synapse.ne.jp/makoto-f/
現在、奄美から片道キップで北上中です。
名瀬は大都会なので(笑)、街中では、見かけませんが、車で10分位の
山に行けば、よくみかけることができます。
東京は、もっと大都会だと思うので、そうですね、初夏には高尾山や奥多摩など、夏はもうすこし標高の高い所、神奈川県の丹沢山系、箱根(駒ヶ岳など)といったところだそうです。
しかし、まあ、近所の公園にいるかもしれないと思って探すのを、だいが悪いちいうもんか。いえいえ、おじさんは、とがめたりはしない。(笑)