奄美 海風blog

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2013年02月10日 | クワズイモ

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↑ インパチェンス(別名、アフリカホウセンカ)ツリフネソウ科 花を観賞すための園芸植物が野生化したもの(栽培逸出)。

参考:このブログ 2011年4月24日 (日曜日)
クワズイモと 野生 インパチェンス 他

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イトバショウ(糸芭蕉) バショウ科バショウ属 花序

2013年02月09日 | 植物

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イトバショウ(糸芭蕉) バショウ科バショウ属の常緑多年草)と高倉(たかくら)高床式の倉庫(奄美市名瀬 大浜海浜公園 展示)

画像は全て拡大します。

 

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バショウ(芭蕉・学名:Musa basjoo)
バショウ科の常緑多年草。
英名Japanese fiber banana
中国原産といわれている。

 

松尾芭蕉の俳号「芭蕉」は本種にちなむ。wikipedia

yahoo 知恵袋 松尾芭蕉の 芭蕉とは バナナの事ですよね! どうしてそんな名前をつけたのです...

耐寒性があり、関東地方以南では露地植えも可能である。

 

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イトバショウ(糸芭蕉)の花序は夏から秋にかけて形成され、実がなることはあまりないとされるが2月でもこのようにバナナ状の実を付ける。一見食べられそうだが種が大きく、多くは食用には不適である。おいしい島バナナは実バショウとして区別される。

 

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奄美沖縄では、昔から葉鞘(ようしょう 葉の基部が鞘(さや)状になり、※茎を包む部分)の繊維で芭蕉布(バシャギン)を織り、戦前まで衣料などに利用していた。沖縄県では現在もバショウの繊維を利用した工芸品が作られている。

※茎に見えるのは偽茎(ぎけい)と呼ばれ、葉鞘が地下茎から伸び、地上で何重にもなっていて茎に見えるもの。(ネギの食用部分など)サネンも同じ構造の偽茎である。

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葉は大きく1~1.5m・幅50cm程 ここは海岸に近いので強風により葉脈にそって激しく裂けていたり、枯れて折れている。

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高さは2~3m

 

奄美方言で不美人のことを「バシャ山」ということが昔よくあったが、その昔、不美人の娘をもつ父親がバショウの山を持参金として付けて娘をもらってくれと頼んだことに由来するといわれている。


『江戸期の奄美諸島』―「琉球」から「薩摩」へ―[単行本]

2013年02月07日 | 本と雑誌

130207_book_edokino『江戸期の奄美諸島』―「琉球」から「薩摩」へ― [単行本(ソフトカバー)]

原口 泉 (著), 豊見山 和行 (著), 池内 敏 (著), 弓削 政己 (著), 高橋 孝代 (著), 前利 潔 (著), 知名町教育委員会 (編集)

amazon 内容(「BOOK」データベースより)
1609年、島津琉球侵攻―。奄美に激震が走った。江戸期、奄美諸島はどういう状況にあったのか。第一線の研究者が、最新の知見から浮き彫りにする。

amazon 登録情報
単行本(ソフトカバー): 315ページ
出版社: 南方新社; 1版 (2011/9/21)
言語 日本語

発売日: 2011/9/21

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遅ればせながら、手に取ることができた。話題になった本だったかと思う。
ウェブ検索でも、本書についての感想がいくつか見つかる。

新聞の書評としては、↓こちらをご覧ください。

江戸期の奄美諸島―「琉球」から「薩摩」へ』 歴史の「谷間」埋める分析 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース 2011年11月20日
 

これまで、奄美の歴史については資料が少ないこともあってか、薩摩支配を否定的にとらえたり、侵略者・薩摩としての側面ばかりが強調されすぎたきらいがある。

この点に関しても本書は研究者のシンポジウムでの発言が主になっていることもあり、刺激的な話が多かった。これまでの歴史の捉え方や史実の書替えをせまる話がつまっている。

奄美で話題になったかと思える件は原口泉(志學館大学教授 日本近世史・近代史学者)の以下の部分だろう。ただし出典などは示されていない。お金の話なので捉え方と話し方の問題とも思えるがあり得ない話ではないと思った。前後の文脈の中で理解したい。

P89つまり中央での政治資金というのは、黒砂糖の収益からでてきたわけではありません。薩摩藩という大きな収入は上海貿易からの収益です。薩摩藩が奄美の黒砂糖の収益で明治維新をやったという話は、資金の出所の問題でいうとまちがっています。P89

参考:yahoo 知恵袋 江戸時代、薩摩藩の島津家は琉球を通じて密貿易をしていましたが、何故幕府はそれ...

翌日追記 ↓

図書館の2月の新着図書→『奄美諸島の砂糖政策と倒幕資金』 先田 光演 (著発売 2012/11/12 南方新社

一冊は帯出禁で図書館で読める。他は現在貸し出し中 なので未読。 まえがきで、上↑ の発言を受けての体系的反論が含まれるものと読んだ。

「倒幕資金源は上海貿易」の新説を前に―。維新の中核を担った薩摩藩の財源のなかで、黒糖の重要性を初めて体系的に諸史料を分析し解き明かす。日本近代史研究に不朽の一冊 

この本(『奄美諸島の砂糖政策と倒幕資金』)をチェックした人はこんな本もチェックしています。↓

『明治維新のカギは奄美の砂糖にあり』 薩摩藩 隠された金脈 (アスキー新書)
大江 修造 著

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他、重点的に読んだのは、「大島・オランダ貿易構想」 「大島スキーム」

【大島・オランダ貿易構想】 幕末、薩摩藩とオランダが幕府に内密に、最初は大島を中心に貿易をし、次第に琉球でも貿易をしようとした構想。p280

 

【大島スキーム】 1865(慶応元)年半ばごろまでに、グラバーと薩摩藩との会談で、薩摩側から持ちかけられた。大島で生糸、米などの産物を購入し、グラバー商会が上海などで販売し、損益は藩とグラバー商会で折半という計画。

参考:『明治維新とイギリス商人』―トマス・グラバーの生涯 (岩波新書)
発売日:1993-07-20

明治政府による奄美の糖業のための「大島県」設置構想」の話も詳しく読みたい。

参考:『近代日本の地方統治と「島嶼」 』

第六章 大島郡(奄美諸島)における地方統治政策の展開
 一 甘蔗栽培と奄美諸島の租税問題
 二 大島県構想と大島大支庁の設置

それに、第5章「沖永良部島の歴史と記憶」高橋孝代 

 

奄美は鹿児島と沖縄の間にあるが、奄美の中でも沖永良部島は、奄美と沖縄の境界でもあるように思われる。その沖永良部島のアイデンティティについ
考える。沖永良部島は鹿児島県下でも比較的裕福な島として知られているが、その理由として外部勢力に対する柔軟な姿勢が今日の発展に貢献していると分析している。これもまた新しい歴史の見方だと感じた。

第4章 薩琉400年講演会「朝鮮半島に漂着した薩摩藩士と沖永良部島民」

参考: 『薩摩藩士朝鮮漂流日記』 「鎖国」の向こうの日朝交渉 (講談社選書メチエ) [単行本]  池内 敏 (著)

 ↑ この本は図書館で見た。

==================amazonで見る

江戸期の奄美諸島―「琉球」から「薩摩」へ―

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価格:¥ 2,625(税込)
発売日:2011-09-21


新・奄美たちがみ百景その28 沖防波堤やや波高し

2013年02月06日 | 田中一村

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名瀬湾沖の防波堤 画面右上は鳩浜と大熊 きょう6日、12時ごろ写す。

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関連 フォトムービー 新・奄美たちがみ百景その27 名瀬臨港大橋下 小浜町三角浜から


長浜町トンネル前の桜 立春(4日)

2013年02月05日 | 桜の観察

 

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長浜町トンネル前の桜 立春(4日)

2013年02月05日 | 桜の観察

 

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フォトムービー 龍郷町本茶峠のヒカンザクラ メジロの鳴き声

2013年02月03日 | 桜の観察

今朝の撮影。メジロの鳴き声は今日の録音ではありません。

龍郷町本茶(たつごうちょう・ほんちゃorフンチャ)峠のヒカンザクラ並木は、開花が例年より2週間あまり早く、咲き具合が不ぞろいで大分葉桜が目立つ。

毎年、人気のスポットにあるこの木は、ほぼ例年どうりの咲き具合。朝日に照らされてたくさんのメジロがケンカをしながら密を吸いに来ている。ルリカケスなどの野鳥も多く、車を停め撮影をしていく人も多い。
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ヒカゲゲゴとヒカンザクラと赤い車

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↑ 毎年この時期に隣のヒカンザクラとともに開花する白い花は

スモモの花に似ている。

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クワズイモと桜

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