そうは思ったものの、先日から手伝ってくれるように頼んでいた友人が、朝から来てくれたので、この機会を逃したら、年末でお互い忙しくなるから、思い立ったら吉日と障子の張替えをした。
網戸を取り外し、ガラス窓を取り除ける。
これがまた実に重い。
二人で力いっぱいよいしょっと動かす。
こういう仕事は年々しんどくなってくる。
「歳やなぁ・・・」
以前張り替えてから10年経っている。
障子は外さないで、濡れ縁からの張替えにする。
便利なもので、「障子はがし剤・ワンタッチではがせる・水性浸透剤」を桟に塗りつけて暫く置き、上から紙を持って引くとするすると綺麗に剥がせて、あとはタオルでふき取ると、残った紙もすっかり取れてしまう。
それからが一人ではできない。
上をテープで留めて、「せーの はい」で巻いた長い紙を歪めないように慎重に下に下ろしていく。
桟の上をそっと両側に撫ぜるように押していく。
はみ出た分は、カッターで切り取って、霧吹きをしたら完了。
たった2枚の障子だが、お昼過ぎまで掛ったのは、それぞれ文句を言いながらのゆっくり作業だから。
これも10年前だと私が一人でできたのだけどなぁ・・・
友人に感謝である。
次の張替えは、もう私の手に負えないだろうなぁ。
気持ちよく明るくなった部屋で、寒くなる前に張り替えられたことにほっとしている。