大王わさび農場では、巨大なわさびのモニュメントが迎えてくれる。
北アルプスからの湧き水を利用した安曇野わさび田湧水群の一角にある、日本最大規模のわさび園であり、年間約120万人が訪れる安曇野随一の観光スポットであると書かれている。
真冬の夕暮れ近い時刻だったが、広い農場のあちこちで観光客とであった。
春になるとどれだけ多くの人たちがここを訪ねるのだろうかと、かえって今の時期のほうが、ゆっくり見学できそうである。
わさび田に引かれる湧水は一日12万トンで、水温は年間通して12℃。収穫は年間通して行われるとのことで、わさび田をよく見ていると、数字の書いた木札が立ててある。
植えつけた日の記録ではないだろうかと話しながら、清らかな水に光る夕日を眺めながら散策した。
水の中に砂地か小砂利の畝が何処までも続いている。わさび作りにはこのような、透水性がよい土壌が大切なのだと縞模様のわさび田から、顔を出したばかりの芽の並びに小さな命を見たような気がする。
道祖神の後ろのわさび田には、ビニルシートと白い寒冷紗が被せられている。
わさびは直射日光に弱い為、4月から9月末まで黒い寒冷紗でわさび田を覆うと聴いていたが、1月という今の時期の寒冷紗の目的は、生育の時期的に寒さ対策をするのか、葉の部分を護るためなのか・・・
「大王わさび園」の「大王」は敷地内にある大王神社に由来し、この神社は民話に登場する八面大王の胴体が埋葬されているとされる。(左の祠)
真ん中の三画像は、すぐにでも収穫できそうな育ったわさびである。
右の建物は、コーヒータイムを取るつもりだったレストランだが、4時にはクローズになっていた。残念
お土産の店がクローズになっては大変である。
安曇野のわさび園に行くのだと、息子に言った時 「わさび!わさび!すりおろしのできるあの地下茎を、絶対忘れないように買ってきて!!。」と頼まれていたので、お店に入るとすぐその売り場に直行して購入した。
宅配できるので、生蕎麦と一緒に送り先ずほっとした。