
「冬至十日経てば○○でも分かる」
日の入りが次第に遅くなっていく季節の巡りを、昔からこのような言葉で表現している。
私も言っているし、「ひぃ なごなったなぁ~~」と友達と話す時に何気ない話題の中でそんなことが口をついて出る。
お正月までは、夕暮れの忙しい時間に日の入りを、裏の田圃道に出て眺める余裕すらなかったが、
日没が遅くなった分、障子の外に夕焼けの気配がすると、カメラを持ち出して「今日の日よ さようなら ♪」
無事に過ぎた1日への感謝のような気持ちで、西の空を撮る。

夕焼け空を足元にして田舎のスカイツリーは、背景を毎日着替えるだけ。
東京スカイツリーが完成し、ネットでも沢山の画像を見ながら楽しんでいる。
その高さは、武蔵(634m)、これは覚えやすい。
この世界1高い自立式電波塔の建築技術に、「五重塔の心柱制振など古来の技を日本の最新技術で再現しております」という記事を読んで、日本古来の技がいかに優れたものであったか大きな感動である。
田舎のスカイツリーは、今日も夕焼け空の下、この辺りのどの建物よりも高く、田んぼの中で頑張っている。