結氷している諏訪湖
まだ全面結氷をしていない諏訪湖を暫く眺めた。
水面が静かに凍っている場所もあるし、漣の形の瞬間凍ったような所もあり、自然の芸術作品のようでいくら見ていても飽きなくて面白い。
諏訪大社にお参りした。まず春宮へ・・・
お正月の初詣の人並みの物凄さを、ネット上で見ていたが、今は静かな境内だった。
今年は辰年なので、何処の社寺にお参りしても手水舎に竜が見えれば、必ずカメラに頂くことにしている。
厳しい顔の龍は、手を清め口を清める時、この世の穢れも落としてくれそうだ。
こちらの龍には、まるであごひげのように厚い氷が氷柱になっている。
こちらは龍でなく獅子である。しかも獅子の口からは、温泉が流れ出ていて、手を清めるとあったかくて気持ちがいい。
手水舎で清めた後、拝殿にお参りして、今日ここにお参りできたことの感謝の気持ちで手を合わせた。
諏訪大社について、最も興味があるというか、テレビで見てインパクトが強く、記憶に残っているのは、「御柱祭」の神事に樹齢200年程の樅の巨木を山から曳き下ろす勇壮な場面である。
その巨木の「御柱」を社殿の四隅に建てる諏訪大社にとっては、最も大事な神事であると聴いた。
この神事は、毎年ではなく、寅と申の年に7年目ごとに行われるのも謂れのあることだろう。
前のニュースの画像で見た御柱が、今この目の前にある柱なのだとその大きさ高さを実感し、今度テレビでニュースとして流される時、諏訪大社に参拝したことを感慨深く思い出すだろう。
諏訪大社秋宮に参拝する前に、丁度お昼時になったので、美味しいお蕎麦を食べたいと、探し訪ねて行き着いたところが、「八州」かつて三島由紀夫もここのお蕎麦を食したのか、色紙が額に入っていた。
勿論美味しかった。残りの汁に蕎麦湯を注いで、最後までゆっくり味わった。