カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

なばなの里 その2 フクシア

2012年07月09日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

フクシア (ホクシャ)日本名では、釣浮草(つりうきそう)と形そのままの名がついています。
天井から釣り下がっている大きな吊花も見事ですが、その中から顔を出している、かわいい花の姿が、どれも花の精のようで、動きを想像して見つめると、尚かわいいものです。

お部屋の窓から飛び出して、そっと外に遊びに出る双子ちゃん。

赤いスカートのお洒落な姉妹の空中散歩。

夕陽が山に落ちたので早く帰りましょう。



フクシアの花の一つ一つを見ていますと、まるで小人の集団から抜け出したように、面白くつい、子供のように喜んだ想像に浸ってしまいます。
花を見て心が癒されるのは、そんな世界を自分で創れるからかも知れません。


びっしりと育った花の柱のようなフクシアが、大温室を埋めています。

昔、義父が知り合いの方から小さな一鉢を頂いてきたことがありました。
まだその頃はこの花が珍しくて、義父はとても大事に育てて、幾鉢も、幾鉢も陽の当たる縁側に並べて大きくしては、人にあげていたことがあります。
花の色は赤紫で、跳ね返った花びらは紅でした。
私がフクシアを見たのはそれが最初でした。
義父も、貰ってくれた人が喜んでくれたと、嬉しそうに話していたのを、この花を見るたび嫁いだ頃の、義父と山のお寺を思い出すのです。


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする