市の美協会展に行ったのは六月の終わりごろでした。
鑑賞を終えてエレベーターを使わずに駐車場まで石段を降りようとしていました。
その時狭い場所でしたが、背丈が50cmくらいに育ったヒマワリの苗を見つけました。
美術展示室の外壁に沿うようにして植えてある苗は、とても元気そうでしたので、この花の咲くときにまたここに来ようと思っていました。
家の近くの浮田神社の参道横の空き地に、一塊のヒマワリを見た日に「文化博物館のヒマワリ」をすぐ思い出して車を走らせました。
3階の植え込み部分に咲いているヒマワリは、梅雨半ばの曇天の下でしたが、その部分だけが元気のパワースポットのようにみえます。
草丈がそんなに大きくならない種類なのか、大きな花をしっかりとつけて、みんな東のほうに向かって咲いています。
後方の山並みは西吉野の山で、奥吉野の山並みはきっと雨なのでしょう姿を現していません。
もう1箇所にも植えてありましたが、花はみんな東の方を向いているので、後姿しか見えません。
下へ降りて5万人の森からなら見えるかもしれないと、ズームで引いて見ましたが、無理のようでした。
あんな高いところに植えないで、駐車場の上の土手辺りに植えたらいいのにと思いながら、戻ってきました。
そこで、何本かの記念植樹がありましたので、植えた人の名前と、何の記念に植えたのかしらと興味を持ちながら、見て歩きました。
かなり大きな桜の木に目が留まりました。
今まですぐ石段を登って3階まで行っていたり、エレベーターを使ったりしていたので、この辺りの植樹には気がつかなかったのです。
それとも最近なのかしらと思ったりもしました。
今度は春になって尾野真千子さんの植えた桜の咲く頃が楽しみです。