友人の案内で、堺市の「利晶の杜」へ行ってきました。
もう20年余り前、与謝野晶子の 生まれ育ったこの町へ、晶子の語り草のいろんなところを求めて、1日中街歩きをしたことがありました。
その時に千利休に関わりのある、数多くの名所も訪れています。
それらの歴史を凝縮させたような「利晶の杜」は、中学生の頃、与謝野晶子の著書を、父の本棚からむさぼるように読んで、
与謝野晶子に傾倒した私にとっては、嬉しいお誘いでした。
初冬の晶子の短歌で最も好きなのは、
「金色のちひさき鳥のかたちして銀杏散るなり夕日の岡に 」です。
銀杏の散る様を見ていると、晶子の見た風景が目の辺りに浮かんできます。
与謝野鉄幹・晶子夫妻の熱い思いを残した、立派な黒御影の芸術的な石碑に足止めをされました。
利晶の杜の外観です。
「与謝野晶子と3つの舞台」と今回の企画展を大きく表示しt理ます。堺・京都・東京がその舞台で、展示内容も、
これに沿って学ぶことができました。
堺では多感な文学少女時代を過ごし、京都では夫鉄幹との恋が成就し、東京では文学仲間や文学を通しての多くの人間関係に寄って、晶子の人間関係は深まり豊かになって、文学の才能が認められていったようです。
12月18日までの企画展では、晶子の歩んだ道筋を多くの展示物や、場面の再現資料いよって、楽しく分かりやすく親しみやすい展示室でした。
沢山の展示物の中から、撮影可能の映像や画像、そして私の好きな場面をカメラに頂いてきました。
28年12月9日 撮影