「今年の案山子のテーマは」作業をしていた人に尋ねますと、「案山子そのものです。
いわゆる『原点回帰』なのですよ。」と話してくれました。
文字を見たわけでないのですが、多分このような熟語になるのじゃないでしょうか。
案山子そのものという観点で、1体ずつ見て行きました。
まだ作品を創ってない番号だけの場所もあります。
「やまだのなあかの・・・」案山子の唱歌を独り、口ずさみながら、このような素朴な案山子のある棚田も
いいものだと思います。
昔子供の頃イナゴ採りをした稲田には、こんな案山子があったものです。
流石明日香です。
飛鳥美人を見かけて、「ご苦労様。古代から、ここに来てくれたのね。」
思わず立ち止まりました。
彼岸花の咲く頃には、案山子路も賑わうことでしょう。
葛の花が何かの木にしっかりと巻き付いて花を咲かせています。
今年のジャンボ案山子は、忍者です。
忍者と明日香の説明板があります。
「案山子の原点ここにあり」
といったようなこの顔は棚田をずっと守っていた、厳しい表情とちょっぴりユーモラスなのが、気に入りました。