金剛山への登山道標です。
現在は市役所になっているところが、青春時代の3年間を過ごした高校があります。この右側の道路を進んで、荒坂峠を越えて金剛山へと、楽しくて、しんどくて、暑くて、寒くて、と季節ごとに様々な体験をしながら登山したのは遠い昔のことでした。
秋桜の咲く田圃を訪れて、ここに立つまで山への道標が立っていたのは全く記憶にはなくて、一緒についてきてくれた近所の友人に、「アレッ・こんなとこに道しるべ、あったんやなぁ。」と話しかけていました。
この日のお連れになってくれたのは、2日ほど前に「長いこと、顔を見なかったけど、元気にしてた?」とご夫婦で声を掛けに来てくれた人でした。
その時、裏道散歩を再開したことを話したら、途中で待っていてくれて散歩のお連れになってくれたのです。
暑い日の続いたことなど話しながら、いいお連れになってくれました。
金剛山が家並の後ろに、雲の影を時々背負いながらどっしりと構えています。
もう少し金剛山と一緒の秋桜を撮りたかったのですが、雑草の方が沢山入ってしまいました。
手入れなど全くされないまま、植えられるのが精いっぱいの秋桜ですが、私にとっては秋の花の中で最も好きな花を、直に見つめることのできた喜びの日になりました。