どこかで買い物をした時にレジで貰った花の種を、庭の空きスペースに蒔いたのはいつだったのかさえ忘れていました。ゴマ粒のような種の入っていた袋を、名前が書いてあったので、割りばしに挟んで傍に差しておきました。
いつの間にかその袋が飛ばされたのかなくなってしまった頃、小さい芽が沢山頭を出しました。
その辺が雑草と同居しているようだったのですが、確かに新しい芽だったので、それが伸び始めてからは、周りの雑草は引き抜いておきました。
黄梅が終わる頃茎の葉っぱとは違った、針のようなもじゃもじゃした葉が先に付き、
よく見ますと色の変わったのが付いています。
花の蕾だと分かった時、どんな花なのか毎日ワクワクしながら待ちました。
雨上りの夕方、白い花の開花を見つけました。
赤い花の蕾も沢山つけているのがあります。
「いらっしゃ~い」
花を見るまでは分からなかったのですが、セキチクです。
ナデシコに似ています。別名は「唐撫子」で、中国原産で、万葉時代に渡来してきたのだそうです。
ルーツは古いのですね。
蕾がいっぱいついていますので、これから楽しめそうだし、仏壇のお花にもなりそうです。
もう少しさいたらお供えすることにしましょう。