金剛寺さんの帰りに、カズコさんが、「昨日菖蒲谷へ藤の花を見に行っていたんやけど、誘っていいかな?」と私の足を
気遣いながら言ってくれました。
元気だったころには藤の季節になると、車を走らせていた子安のお地蔵さんの藤の様子が目に浮かび
「行きたい、行きたい。連れて行って。」と即座に嬉しくて返事をしました。
駐車場から1番先に目に入る藤棚です。
境内藤マップを見ると「九尺藤」と記されていました。房丈が長く優雅な佇まいです。
本堂に向かいながら左の池の周りに咲くピンクの長藤の群れです。
優しい色を池に映していました。
自然石の石段を、カズコさんのサポートで、ゆっくりゆっくり、ヨイショヨイショと言いながら
本堂前に辿り着きました。
本堂横の九尺藤は、房が長く地面に着いています。
「花は小さな仏さま」とパンフレットに書かれていましたが、花の中に居て確かにそうだと
穏やかな優しさに包まれているような気持ちで境内を歩きました。
本堂の左側の白カピタンの甘い香りに、蜂が沢山よって来ていました。
ここまではゆっくり歩けるのですが、本堂下の藤の園への道は下り坂の手摺りの無い細い道なので
今迄に来たその様子が分かるだけに、ここで下へと石段を下りて引き返すことにしました。
鐘楼から見える所だけ撮って置きました。