4月24日 撮影
自然石の石段を上るより下りる方が難しのですが、カズコさんの親切なサポートで、息をつめながら下りることが出来ました。休憩所の前は白野田藤の天井です。
見上げれば藤・藤・藤。「小さな仏様」に見守られながら、白藤の下を歩む至福の時です。
白藤の棚の中に蔓を伸ばした濃い紫のボリュームのある花は、八重黒龍です。
白と紫のコントラストが美しく、いい香りの中で暫く足を止めていました。
八重黒龍は、以前来た時よりも勢いを伸ばしているように思いました。
お世話もいいのでしょうし、藤自身の力も強いのでしょう。
とにかく見ごたえのある花です。
紫カピタンは、さながら紫の簾のようです。
可愛いピンクの口紅藤は、周りを明るくしています、
白野田藤は花を長く伸ばして、下に咲くミヤコワスレと話しているように見えます。
休憩室前の口紅藤を、最後にゆっくりと眺めました。
パンフレットによりますと、樹齢100年超える古木を含めた八種類二十数本の藤の木が境内にあるとのことです。
不自由な足と相談をしながらの、藤棚を愉しむ時間でしたが、花と向き合っている時には、全く膝の痛さを
忘れて、カメラを向けていました。
パンフレットに書かれた「花は小さな仏様」に見守られて、友人の親切なお誘いに深く感謝していた地蔵寺の
お花見でした。
山門から東の方を見ています。
昔 母と一緒に 嫁いだ私の安産の御祈祷をしてもらうために、電車の駅からここまで歩いた細い道が
見えます。思い出の小道です。