カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

葛城古道 彼岸花待ちつつ

2010年09月20日 | ☆ ふるさと・大和
<葛城古道 彼岸花待ちつつ>
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涼しくなったので、じっと家に引き篭もっているのに区切りをつけて、近くまでドライブする。
葛城古道のごく一部だが、彼岸花を求めて歩いた。
しかし、今年は彼岸花の開花が遅い。
夏の異常な暑さのせいなのだろうか。
数本の花が咲いていたが、蕾が足元に沢山あり、もう2~3日もすれば彼岸花の敷物が見られそうだと期待する。

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古墳石室復元・キトラ 高松塚

2010年09月19日 | ☆ ふるさと・大和
高取町の手作りイベントは、「今度は町家のかかし巡り」だなぁと思っていたら、町内で発見され話題を呼んだ、貴重な古墳の石室を原寸大で、町民の手によって町なかのイベント会場に作り上げるという、最もこの町らしいアイデァが実現された。


デジブック 『古墳復元の石室』



天の川実行委員会理事長さんがキトラ古墳、高松塚古墳についての説明を、詳しくしてくださった。



古墳から出てきたら現在にタイムスリップ・目玉オヤジが待ち受けてくれる。



町家の案山子祭のテーマは「祭り」・楽しそう

宇都宮~白沢
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ラッピング列車 万葉の四季

2010年09月18日 | ☆ ふるさと・大和
< ラッピング列車 万葉の四季>
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五条駅へ友人を迎えに行った日のことである。
列車の到着まで20分ほどあったので、車を置いて待合室に入っていった。
そこから一番線を見ると、ラッピング列車が停車しているのが目に入った。
昨年お披露目の日に見た「旅万葉」のとまた違っている。

駅の人に言って中に入れてもらった。
傍に行って見ると、「万葉の四季」をデザインした列車で、四季の移ろいをを電車の長さを生かして春→夏→秋→冬と表現している。
季節の花と、季節の万葉歌が描いてある。

 春 梅 「春されば まづ咲く宿の梅の花 独り見つつや 春日暮さむ」 山上憶良
 春になったら先ず咲く我が家の梅の花を、どうして独り見て過ごすことなどできましょうか。さあ、一緒に見ましょう。

 夏 百合 「春過ぎて夏来たるらし白栲の衣乾したり天の香具山」 持統天皇 
 春も おわり夏がやって来たらしい。真っ白な衣が干されている、あの天の香具山に

 秋 もみじ 「秋山の黄葉を茂み迷いぬる 妹を求めむ山道知らずも」 柿本人麻呂 
 秋の山の黄葉があまりに茂っているので、迷い入ってしまわれた恋しい妻を探し求めるに、山道がわからない。(亡くなった妻を思って詠った)

 冬 雪 「降る雪はあはにな降りそ吉隠の猪養の岡の寒からまくに」 穂積皇子
 降る雪よ、そんなに多く降らないでくれ、吉隠の猪養の岡に眠っているあの人が凍えるほど寒いだろうから(亡くなった恋人を思って詠った)

「旅万葉」のラッピング列車と違って、淡い色調なのが傍で見ている分には落ち着いた感じがする。
私が見たのは、これで2種類目だがまだほかに「万葉ラッピング列車」のデザインがあるようだ。
詳しくはこちらへ。いずれにしても、これらのラッピング列車は公募による作品を、何らかの観点で決定し採用されたものであることを知った。
作品に取り組んだ人たちは、古代をイメージし、万葉歌の雰囲気を電車という動体に描くためのいろんな努力をしているものなのだろう。
 
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空に秋が見えますか

2010年09月17日 | ☆季節
『空に秋が見えますか』

先日の大雨の後、空気がすっかり入れ替わって過ごしよくなった。
日中はまだ30度を越す予報が出ているが、猛暑の頃の感触とは全く違う。

日没後その辺りをぶらぶらと涼風を受けながら歩くのも気持ちがよい。

今までだったら残照の道路から、熱気が立ち上るのではないかと思うほどで、早々にして家の中に入り込んでいた夏の間だった。
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宮本光夫さんの「遍路歩記」展を観て

2010年09月16日 | ★ 日々の呟き


9月13日から22日まで、朝日新聞大阪本社1階の、アサコムホールで、開催されている遍路歩記展に行ってきた。


画像は帰りに頂いてきたパンフレットをスキャンした。


この遍路歩記展の開催の記事が、冬青(そよご)風で紹介された時、卓上カレンダーに開催日を線で記入した。
行事予定の入っていない日を選べるようにしていたのだ。

ブログでは何度か書いているが、私の四国遍路は、お寺さんのマイクロバスによる、点から点への八十八所と二十の番外のお寺へのお参りだった。
夫がまだ元気だった頃、退職したら四国参りをしようと、二人のお遍路を将来に描いていて果たすことなく旅立ってしまった夫の願いを、託してのお遍路だった。

点から点へのお参りではあったが、その間得ることのできた同行の人たちの、優しい思いやりや、先達さんの心遣いは深く心に残っている。

それだからこそ点と点を結ぶ線の上での、修行の歩きの中で描かれた、「遍路歩記展」を是非観たかった。


< へんろ展>
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会場では遍路道の順路案内に沿って、写真とそこに添えられた日記を、なにひとつ見逃すまいと丹念にゆっくり読み進めた。
四国の海や山の自然の美しい画像、厳しい山道、暗いトンネル、人里のほっとする風景、激しく降る雪の道。
発心の道場から涅槃の道場までの、足と目で捉えられた画像を貫いている、作者・宮本さんの「なぜ ここに この写真が・・・」を解き明かす感動的な温かさと優しさ、四国の人のお接待の心が、画像に添えられた文から読み取るたび、幾度となく素直になっていく自分を発見し、感動の涙が頬を伝う。

「四国で迷子になろう。」の写真に書かれた宮本さんの言葉。
四国八十八所遍路道を歩く。ただひたすら歩くだけで信じられないことが、不思議なことが起きる。願い事が叶うとか、病気が治る、そんなんじゃない。歩くことで沸き起こる物語に、自分が映るのです。



ほとんど午前中の時間を、心温まる時空に自分を置いて過ごした会場から出ると、やっと秋らしくなった大阪の空が、とてつもなく大きな感動と繋がっているような気がした。



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