< 観月の夕べ 南朝縁の賀名生の里> | |||||||||||
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各地で観月の夕べが催されたことだろう。
友人ご夫婦のお誘いで、市内賀名生の里 歴史民俗資料館で催された観月の夕べ、
「ワンコイン・トーク&ライブ&中秋の名月鑑賞会 イン賀名生の里」と嬉しいことがずらりと並んだようなテーマの催しに連れて行ってもらうという雅な夜を過ごすことができた。
気になっていたお天気は、夕方の東の空の積乱雲が真っ赤に燃えたところに、
「今夜は私に出番を頂戴」といったような月が姿を現したとき、もうお月見ができるに違いないといったような気持ちで華やいでいた。
福岡由美子さんの指導による子供たちの素晴らしい朗読と歌。
万葉人の月を愛でる詠や、源氏物語のお月見を描いた帖の朗読につれて、華やかでいて儚げな子供たちの動きにうっとりした時間を持つ。
月見草の歌・青い目の人形(青い目の人形 日米平和の架け橋)をこんな風に表現力を引き出す素晴らしさに感激する。
アマデウス大西さんのキーボードによる演奏と軽妙なトークに、もっと時間が欲しいと思いながら引き込まれていった。
演奏曲・ジュピター カヴァレリア・ルスティカーナ 冬のソナタよりの「はじめから今まで」「マイ メモリー」
千の風になって と・・・
中秋の名月と音楽、詩の世界とのコラボは、大和の里山での観月会に最もふさわしいように思えた。
おまけに、そのあと南朝三帝の皇居跡の堀家のお庭からの、名月は、戦いの世にあってこのような月に和まれた天皇の思いを馳せる機会をいただけた。
誘ってくださった友人ご夫婦と、賀名生の里歴史民俗資料館のコゲ館長さんの素晴らしい企画に感謝 の昨夜だった。
丸い月を撮ったつもりが、ちょっと減量した月になってしまった。本人の願望・・・