メロンを食べる度に、条件反射的にジュール・ルナール 作の『にんじん』を思い出す私。
数十年ぶりに『にんじん』を読んでみようと思いました。
以前『にんじん』の話をしたとき、私は「メロンの場面」が一番記憶に残っていると言うと、友人は「ペンを耳に挟んでいる場面」が一番印象に残っていると言いました。
私が昔読んだ本の表紙の絵はこんな感じだったような気がします。
でも、今回図書館で借りた本の表紙はこれでした。
友人の言っていた「ペンを耳に挟んでいる」にんじんは確かに登場していました(それがお父さんにキスをしてもらえない理由でした)。
表紙の挿絵のにんじんがまさにそれ。
最後の方の、母親にたてつく場面が『にんじん』においては重要な部分なのでしょう。
この場面は、私の心の奥底に潜み続けていたように思います。
良好な人間関係がないところでは、力関係がこんな形で現れるのですよね。
とても暗示的な童話です。
数十年ぶりに『にんじん』を読んでみようと思いました。
以前『にんじん』の話をしたとき、私は「メロンの場面」が一番記憶に残っていると言うと、友人は「ペンを耳に挟んでいる場面」が一番印象に残っていると言いました。
私が昔読んだ本の表紙の絵はこんな感じだったような気がします。
でも、今回図書館で借りた本の表紙はこれでした。
友人の言っていた「ペンを耳に挟んでいる」にんじんは確かに登場していました(それがお父さんにキスをしてもらえない理由でした)。
表紙の挿絵のにんじんがまさにそれ。
最後の方の、母親にたてつく場面が『にんじん』においては重要な部分なのでしょう。
この場面は、私の心の奥底に潜み続けていたように思います。
良好な人間関係がないところでは、力関係がこんな形で現れるのですよね。
とても暗示的な童話です。