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   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

法隆寺(奈良)

2015年10月02日 | 
先日、奈良の法隆寺へ行きました。

法隆寺は何十年ぶりでしょう。

法隆寺は、世界最古の木造建築として広く知られています。そして日本で最初の世界文化遺産です。

五重塔や金堂を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とする東院伽藍に分けられています。




松林に青空。空気がさわやかです。



南大門  

南大門の柱と軒をフレームにした中門と塔  

南大門から入ります    

中門  

中門は西院伽藍の本来の入口です。
勾欄、エンタシスの柱、これぞ飛鳥建築!!といった感じです。

左右の金剛力士像(奈良時代)は、日本に残っている最古のものだそうです。

  




●西円堂に詣でました  



八角造りの円堂です。奈良時代に橘夫人の発願によって行基菩薩が建立したと伝えられています。
現在の建物は鎌倉時代に再建されたものだそうです。




●五重塔  

               


正面が中門、左が金堂、右が五重塔です  

中門の勾欄  



●金堂  

聖徳太子のために造られた金銅釈迦三尊像(飛鳥時代)、太子の父用明天皇のために造られた金銅薬師如来座像(飛鳥時代)、母穴穂部間人皇后のために造られた金銅阿弥陀如来座像(鎌倉時代)が安置されています。

わが国最古の四天王像(白鳳時代)が、邪鬼の背に立っていますが、興福寺等のものとは違い、とても静かにそっと乗っているという感じです。

天人と鳳凰が飛び交う天蓋が吊されていますが、今回は、その一部を間近に見ることができて、よくわかりました。


●大講堂  


●大宝蔵院  

夢違観音像(白鳳時代)、推古天皇御所持の仏殿と伝える玉虫厨子(飛鳥時代)、蓮池の上に座す金銅阿弥陀三尊像を本尊とする橘夫人厨子(白鳳時代)などが安置されていますが、今回、私は、夢違観音像を奈良国立博物館で見ることができました。

玉虫厨子のレプリカもあり、かつては金色の飾り金具に玉虫の緑色がこんなに鮮やかだったのだなぁとわかりました。


●百済観音堂

百済観音のすらりとした姿と慈悲深い表情が印象に残りました。私の好きな仏様の一人です。

以前お参りした時は大勢の仏様たちと並んで立っておられましたが、平成10年秋に百済観音堂に安置されたそうです。



●「特別公開 法隆寺秘宝展」(500円)を見ました。







●夢殿  

修学旅行生で賑わっていました。



金堂に掛かっていました  

いかるがのマンホール  

柿が色づいていました  





中宮寺へも参拝するつもりだったのですが、じっくりと見たため、法隆寺だけでとても時間がかかってしまって、今回はお参りできず…。次回のお楽しみです。

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