奈良の猿沢池では、中秋の名月の日、午後6時から、采女神社で春日大社の神職による厳かな「花扇奉納神事」が行われます。
今年は09月29日でした。
2023年は特別公演として、午後6時45分頃から約15分間、うた語り「采女ものがたり」が猿沢池周辺で行われ、美しい笛の調べとともに、采女の伝説について語られたそうです。
午後7時からは、いよいよこの行事のクライマックス。
午後7時からは、いよいよこの行事のクライマックス。
南都楽所(なんとがくそ)による雅楽が響き渡る中、2隻の管絃船が猿沢池を巡ります。
私は、ずっと長い間、2隻の管絃船は全く同じものだと思っていましたが、違うのですね。
28日に撮った写真をよく見て、なるほどと思いました。
左が竜頭、右が鷁首。明らかに違います!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/95/d91f61765ed001777de8717327e81eb1.jpg)
29日のリハーサル操船風景
竜頭 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/cf/9f59fe695b97156e4342a555a64f5cba.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/cf/9f59fe695b97156e4342a555a64f5cba.jpg)
鷁首 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/18/9871bc10d7e558f0d388350822c9e031.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/18/9871bc10d7e558f0d388350822c9e031.jpg)
竜頭鷁首りゅうとうげきしゅ(りゅうとうげきす)です。
※「鷁」は水鳥の名で、風波に耐えてよく飛ぶところから水難よけとされるそうな。
中秋の明月の夜、竜頭と鷁首の2隻の管弦船が猿沢池をゆっくりと巡ります。
なんと雅な世界でしょう。
【参考】
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ちなみに今年9月29日の夜、私は猿沢池ではなく、大神神社の観月祭を見に行きました。