孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

イスラエル  人道支援を止め、過激派排除のために住民犠牲を厭わない論理

2024-12-14 22:26:50 | パレスチナ

(パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで、食料配給を待つ市民ら=11月29日【11月30日 産経】)

【ネタニヤフ首相とトランプ氏の「力によるハマス屈服」が奏功 ハマスも停戦に向けた動き】
パレスチナ・ガザ地区からは連日のように痛ましいニュースが伝えられていますが。人質と民間人を盾にしてここまで抵抗を続けてきたハマスも、ヒスボラも大きく損傷を受け、イランも支援を期待できない、シリア・アサド政権も崩壊と孤立を深めるなかで、また、アメリカ・次期トランプ政権が更にイスラエル支援をつよめることも予想される状況で、これ以上の事態好転は見込めず(一時的な)停戦に向けた動きも出てきているようです。

****ガザ停戦、年内の合意に意欲 ハマスも譲歩か 交渉仲介の米高官****
パレスチナ自治区ガザ地区の停戦交渉を仲介する米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は12日、訪問先のイスラエルでネタニヤフ首相と会談した。

会談後の記者会見で、イスラエルとイスラム主義組織ハマスとの停戦交渉について、「ネタニヤフ氏は合意する準備ができていると感じた」と述べ、年内の合意成立に意欲を示した。

また米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは12日、ハマスが交渉で、ガザ地区でのイスラエル軍の一時的な駐留を初めて認めたと報道。これまでは撤退を主張しており、譲歩した格好だ。

停戦に向けて動いているトランプ次期米大統領も停戦の成立に楽観的な見方を示しており、ここに来て動きが加速している。

報道によると、イスラエルとハマスの間では、60日間の停戦のほか、ハマスが拘束する人質のうち最大30人を解放することなどが検討されている。米メディアによると、ハマスは人質100人ほどを拘束しているとみられ、イスラエルの情報機関はこのうち約半分が生存していると考えているという。

米ニュースサイト「アクシオス」によると、ネタニヤフ氏は会談でサリバン氏に、「ハマスが青信号を出せば、すぐに取引を実行する用意がある」と強調したという。

サリバン氏は記者会見で、これまで強硬だったハマスの交渉姿勢に変化がみられるとし、「合意は実現しないかもしれないが、両者に政治的な意思があれば合意は可能だと信じている」と説明。一方、ネタニヤフ氏が合意の成立の時期をトランプ政権が発足する来年1月20日まで遅らせるとの見方は否定した。

またトランプ氏は12日に公表されたタイム誌のインタビューで、「中東の問題はロシアとウクライナで起きていることよりも対処しやすい。非常に建設的なことが起きていて、解決に向かっていると思う」と語った。

一方、ロイター通信は西側諸国の外交官の話として、「合意は具体化しているが、一握りの人質の解放と一時的な敵対行為の停止にとどまるだろう」との見方を伝えた。【12月13日 毎日】
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****米高官「ハマスは孤立」 ガザ停戦に期待、アサド政権崩壊が後押しか****
カービー米大統領補佐官は10日、シリアのアサド政権が崩壊したことで、同じくイランから支援を受けてきたパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスが孤立を深めているとの認識を示した。

ハマスについて「誰も支援には来ない。取引に応じるべきだ」と述べ、ハマスに対する停戦の圧力につながるとの期待を示した。
 
ハマスは、イスラエルと対立するイランや、レバノンの親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラの支援を受けてきた。だが、ヒズボラはイスラエルとの一連の交戦で大きな打撃を受けた。

アサド政権はイランやヒズボラのほか、ウクライナとの戦闘に注力するロシアから十分な支援を受けられず、崩壊につながったと指摘される。さらにアサド政権が崩壊したことで、イランからヒズボラへの「補給路」も断たれることになった。

カービー氏は記者団に「ハマスがどう動くかはまだ分からないが、絶対に取引すべきだ。なぜなら、イランやヒズボラはもうあてにできないのだから」と述べた。

バイデン大統領は5月末に停戦案を発表するなど、イスラエルとハマスの仲介に動いてきたが、停戦は実現していない。強硬な姿勢を崩さないイスラエルと、ハマスの隔たりが埋まらないためだ。(後略)【12月11日 毎日】
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****トランプ氏がハマスに警告 就任までに人質解放しなければ「最も激しい打撃を与える」****
アメリカのトランプ次期大統領は2日、イスラム組織ハマスに対し、自らの大統領就任までに人質を解放しなければ「最も激しい打撃を与える」と警告しました。

トランプ次期大統領は2日、パレスチナ自治区ガザ地区で人質を拘束しているハマスに対し、「直ちに人質を解放しろ」と迫りました。また、来月20日の大統領就任までに人質を解放しなければ、「アメリカの歴史上、最も激しい打撃を与える」と警告しました。

ハマスは先月、イスラエル系アメリカ人男性の人質の映像を公開。この中で男性はトランプ氏に助けを求めていて、これに応じたかたちです。(後略)【12月3日 日テレNEWS】
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一時的とは言え、かりに“60日間の停戦”となれば、2か月後に戦闘を再開する余力はないでしょう。
ネタニヤフ首相とトランプ氏の「力によるハマス屈服」が奏功した形です。

【パンを求めて殺到する群衆で子供・女性3人が圧死】
ただ、ここに至るまでにガザ地区住民が払った犠牲はあまりにも大きなものでした。

イスラエル軍が人道支援すらも厳しく制限し、略奪行為で国際支援も滞る状況で、「このままでは爆弾を受けなくても多くの住民が飢えで死ぬだろう。特に子供やお年寄りの飢えは深刻だ」(食料配給所運営者)という住民は飢えに直面しています。

****肉を見たのは3か月前、主食も2週間食べずガザ住民「冬越せない」…支援物資滞り深刻な飢餓止まらず****
パレスチナ自治区ガザへの支援物資の搬入が滞り、飢餓の深刻化が止まらない。イスラエル当局が円滑な物資の搬入を阻止しているのに加え、ガザ住民の略奪で国連などが搬入を停止したためだ。昨年10月にガザで戦闘が始まってから2度目の冬季を迎え、住民からは「このままでは冬を越せない」との悲痛な声が漏れる。

ガザ南部ハンユニスで、外国や国連機関の支援を受けて民間団体が運営する無料の食料配給所には4日、鍋を持った人々が殺到していた。子供の姿が目立つ群衆は「先に入れてくれ」と殺気立って叫んでいた。

ガザ最南端ラファからハンユニスに避難し、妻や子供3人とテントで暮らすファディ・モフセンさん(47)も配給を待つ列に並んだ。モフセンさんには手持ちの現金がない。現金があったとしても近くのパン店はイスラエル軍の空爆で破壊された。市場でも食料が高騰し、手を出せない。

モフセンさんは午前8時から列に並び、昼頃にようやく薄い豆スープを鍋に入れてもらった。モフセンさんは「妻子に食べさせる唯一の方法は、ここに数時間並んで食べ物を恵んでもらうことだけだ」と本紙通信員に悲壮な表情で語った。

イスラエル当局はガザを封鎖し、必要とされる物資の搬入を認めていないことから、ガザは深刻な食料不足に陥った。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、11月は578回の搬入申請のうち35%の204回分は拒否された。16%にあたる93回分は手続きが遅れた。
 
搬入が許可されたトラックからの略奪も相次ぎ、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は12月1日、物資搬入の中止を発表した。

米民間団体「ワールド・セントラル・キッチン」は11月30日、スタッフ3人がイスラエル軍の空爆で殺害されたことを受け、活動を停止した。

中部ディール・アルバラハでは11月29日、女性3人がパン店の前で殺気立った群衆に押しつぶされて死亡した。

ラファからハンユニスに避難中のオマル・バルハムさん(32)には、身ごもった妻と2人の子供がいるが、主食のパンを2週間食べておらず、肉を最後に見たのは3か月前だ。「お金がないので、食料配給だけが頼みの綱だ」。バルハムさんは力なく語った。

外国などの支援を受け昨年10月から食料配給所を運営するハニ・カーシムさん(39)によると、UNRWAの物資搬入中止などで1週間前から群衆が殺到するようになった。カーシムさんは「このままでは爆弾を受けなくても多くの住民が飢えで死ぬだろう。特に子供やお年寄りの飢えは深刻だ」と訴えた。国連は「戦闘が終結せず、支援物資が届かなければ、この冬ガザ全体で飢餓の恐れが続く」と警告している。【12月12日 読売】
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痛ましかったのは、上記記事にもある11月29日のパンを求めて集まった群衆に押しつぶされ、子どもを含む3人が死亡した事故。

****パンを求めて集まった群衆に押しつぶされ…子ども含む3人死亡 ガザ地区****
食料危機が深刻化するパレスチナ自治区ガザ地区で29日、パンを求めて集まった群衆に押しつぶされ、子どもを含む3人が死亡しました。

ガザ地区では、イスラエル軍とイスラム組織ハマスによる戦闘の影響で深刻な食料危機に陥っていて、AP通信によりますと、29日、大勢の人がパンを求めて店に殺到し、押しつぶされた3人が死亡したということです。

死亡したのは、13歳と17歳の少女2人と50歳の女性で、死因はいずれも窒息死でした。

過去2か月間でガザ地区に搬入された食料は、去年10月に戦闘が始まって以来、ほぼ最低水準まで落ち込み、1日1食しか食事を確保できない家族も多いということです。

こうした中、ロイター通信はハマス幹部の話として、ハマス代表団が停戦交渉に向け、30日にも仲介国のエジプトを訪問すると伝えました。ただ、イスラエル軍は29日も攻撃を続けていて、先行きは不透明です。【11月30日 日テレNEWS】
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みんな生き残るために必死です。

【「イスラム聖戦」の幹部1人を排除するため30人が死亡、50人が負傷】
イスラエルの空爆も熾烈を極めています。

****ガザの郵便局攻撃で30人死亡、イスラエル軍「人間の盾」と非難****
イスラエル軍が12日夜、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラートの難民キャンプにある郵便局を攻撃し、少なくとも30人が死亡、50人が負傷した。医療関係者が明らかにした。

郵便局にはガザの避難民が身を寄せていた。

イスラエル軍は13日、パレスチナ過激派組織「イスラム聖戦」の幹部1人が標的だったと表明。イスラム聖戦が民間人を「人間の盾」として利用していると非難した。

医療関係者によると、この攻撃でガザ地区の12日の死者は66人に上った。【12月13日 ロイター】
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いつも言うように、住民を人間の盾とするイスラム過激派も卑劣ですが、その「人間の盾」をものともせず住民ごと吹き飛ばすイスラエル軍の攻撃も非情です。

「イスラム聖戦」の幹部1人を排除するためには、“30人が死亡、50人が負傷”という住民犠牲もやむを得ないという考えでしょうか。賛同できません。

【シオニズム 先住民をその土地から排除する論理で必然的に暴力を伴う】
イスラエルにすれば、テロ攻撃をしかけたのも、人質をとっているのはハマスやイスラム聖戦の側であり、また「やられたらやり返す」のが世の常とは言え、イスラエル側の力の行使があまりにも過大であり、バランスを書いているとの指摘は以前からのものですが、ここにきて「対テロ作戦」「人質救出」という名目のもとで、その暴力に歯止めがかからなくなっているように思えます。

****なぜイスラエルは苛烈な暴力をいとわない国家になったのか? 長く迫害されたユダヤ人の矛盾、イスラエル人歴史家に聞いた****
2023年10月7日のイスラム組織ハマスの奇襲後、イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザへの攻撃を始め、これまでに4万人以上が死亡した。イスラエルが占領するヨルダン川西岸でも、軍は「対テロ作戦」と称してパレスチナ武装勢力を攻撃し市民が巻き添えに。ユダヤ人入植者によるパレスチナ人への暴力も急増している。

約2000年前に世界に離散したユダヤ人は欧州で長い間迫害され、ナチス・ドイツのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)で約600万人が殺害された。

差別に苦しんできたユダヤ人が建国したイスラエルがなぜ暴力をいとわない国家になったのか。イスラエルが建国された1948年の政府や軍の公文書を分析したイスラエル人歴史家で、英エクセター大のイラン・パペ教授に話を聞いた。

 ▽パレスチナ人が排除される論理。シオニズム運動とはなんですか
―イスラエルは、ユダヤ人の国家建設を目指すシオニズム運動が主導して建国された。その思想的背景は。
「シオニズム運動は一種の植民地主義に基づいています。ただ大英帝国によるインド支配のような、先住民搾取が目的の植民地主義とは異なり、(米国のように)先住民をその土地から排除することが目的で、歴史家の間では「入植者植民地主義」と呼ばれています。

シオニズム運動の担い手は欧州の反ユダヤ主義の暴力から逃れたユダヤ人たちで、パレスチナという土地にユダヤ人国家をつくるためには先住民のパレスチナ人を排除する必要がありました。それには必然的に暴力が伴います。

シオニズム運動の目的は可能な限り多くの土地を入手し、可能な限り多くのパレスチナ人を追い出すことでした。当然、パレスチナ人は抵抗します。その抵抗はシオニズム運動を展開するユダヤ人(シオニスト)にとっては、さらなる暴力行使の正当化の根拠になりました。

建国運動の過程で村落を焼き払い、家屋を破壊し、住民追放や民間人虐殺もしました。まさに「民族浄化」です。それは今日にまで至っています。

先住民のパレスチナ人が自らの土地を簡単に明け渡すはずはなく、パレスチナの土地にユダヤ人だけの民族国家を建設したいと考えても、不可能なのです」

 ▽ユダヤ教の役割とは
 ―ユダヤ教はシオニズムとどう関係しているのか。
「あらゆる宗教は暴力の正当化に利用されます。当初のシオニストたちは世俗的なユダヤ人でした。彼らは宗教書であるユダヤ教の聖書を起きた事実に基づく歴史書とみなし、さらに法律書のように振りかざして、そこにある記述を基にパレスチナでの居住権を主張しました。最初から政治目的で宗教を利用したと言えます。
シオニズムに反対するユダヤ人もいますが、問題はそうした反シオニストがイスラエルでは少数派ということです。イスラエル国内でシオニズムに反対するのは非常に難しいですが、世界を見渡すと、シオニストではないユダヤ人のほうが多数派だと思います」(中略)

 ―米国に求めることは何か。
「一部のイスラエル国民は『欧米は、イスラエルが人種差別しようとしまいが支持してくれる』と考えているようです。

加えて『パレスチナ人が暴力的だ』という政府のプロパガンダを信じていると、パレスチナ人を理解しようとする余地がなくなります。若者は多感な18〜21歳ごろに徴兵され、軍での教育を通してパレスチナ人への暴力は許容されるとの考え方に簡単に感化されてしまいます。イスラエルの右傾化は、国の内側から変えることはできないと言えるでしょう。

中東地域全体がイスラエルを疎外し、世界でも支持しない人が増えていくと思います。イスラエルロビーが活動を続けても各国政府はイスラエル支持が国益にかなうのか考え直さざるを得なくなるでしょう。
資金面の問題もあります。現在、ガザやレバノンでの戦闘で、戦費の多くは米国からの支援に頼っており、米国の納税者が負担しています。戦争が続けば親イスラエルの米国人でも限度を感じる瞬間が来ると思います。(中略)

 ▽イスラエル社会の分断とは
パペ氏によると、イスラエル社会は現在、ユダヤ教に国家基盤を求めるグループと民主主義や人権を重視するグループに分断されている。前者はイスラエル軍、治安機関の上層部に影響を与えているほか、ネタニヤフ首相の支持基盤で、国内で支持は高まっている。
前者はイスラム組織ハマスとの戦闘継続を求める一方、後者のリベラルなグループは人質解放を求めてハマスと交渉すべきだ主張することが多く、さまざまな論点で対立する。【12月14日 47NEWS】
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【「勝てば勝つほど」に世界的に共感を失う】
たしかに今はハマスを壊滅寸前まで追い詰め、ヒズボラには数年は立ち直れないほどの打撃を与え、イラン本土を攻撃し、シリアでは緩衝地帯に進軍・・・とネタニヤフ首相の進める、またその支持基盤が求める「力の行使」でパレスチナ人を排除し、ユダヤ人国家「イスラエルの安全保障上必要なものは何でも行う、ある意味「やりたい放題」の状況はイスラエルにとって大きな軍事的成果をもたらしています。

しかし、そうした形で「勝てば勝つほど」に(利害損得を考えてのイスラエル・サウジの関係改善みたなものはあったにしても)世界的に共感を失い、安全保障の最も根幹部分で危うさをましていくようにも見えます。

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ガザでの戦闘を巡りネタニヤフ首相らに戦争犯罪の疑いがあるとして逮捕状を発行した国際刑事裁判所(ICC)や、イスラエルのパレスチナ占領政策が国際法違反だとした国際司法裁判所(ICJ)の判断に見るように、イスラエルは国際社会から孤立しつつあります。世界では、イスラエルの製品や企業をボイコットする運動が広がり、若いユダヤ人もイスラエルから距離を置きつつあります。

国家としてのイスラエルの将来像を描けず、安全に不安を抱く国民が増えています。イスラエル国民としての自信の喪失は前例のないレベルになったと言っていいでしょう。社会の結束が大きく揺らいでいるのです。
 
パレスチナという土地にユダヤ人国家を押し付けるという入植者植民地主義のシオニズム計画に基づくイスラエル国家は崩壊に向かっています。私の考えでは10〜15年で没落するでしょう」【同上】
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