孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

異郷で戦う人々 松坂そして朝青龍

2007-05-26 20:31:00 | 身辺雑記・その他


今日レッドソックスの松坂が登板するということで、仕事の合間にgooのアニメ仕立て「ライブ速報」をチラチラ眺めていました。
結果は“体調不良”とのことで、ホームラン2本を浴びて一時逆転を許すなど、あまりいい出来ではありませんでしたが、一応勝投手にはなりました。

メジャーで活動している日本人選手は大分増えてきました。
彼らの活躍が妙に気になります。
より正確に言うと、不調や挫折がとても気になります。
松坂にしても、松井にしても、日本にいるときは彼らが調子がよかろうが悪かろうが気にもならないし、全く関心がありませんでした。
他の選手にしても同様です。
大体、日本の野球自体、ここ十数年殆ど興味を失いどこが優勝したのかも定かでないぐらいです。(松岡、安田、若松、大杉の頃のかなり熱心なヤクルトファンでしたが。もう大昔の話ですね。)

今メジャーで日本を代表して頑張っている・・・という面からの応援もあるでしょうが、それだけではないみたい。
「頑張って」という周囲の期待、「本当にやれるの?」という懐疑、そういった重圧の中で奮戦していることを思うと、不調のとき、うまく結果を残せなかったときの選手本人が感じるであろうせつなさ、挫折感などが妙に私自身の心のうちと共鳴して、正視できないくらいの気持ちになってしまいます。

一方、今日大相撲では白鵬が優勝を決め、横綱昇進を確実にしました。
もちろん彼も日本という異郷で戦う戦士です。
白鵬については、その落ち着き払った物腰がいかにも日本人がイメージする横綱像そのもので、大横綱になってくれるのではと期待させます。

相撲は野球以上に縁遠い存在で、小学生の頃は柏戸のファンでいつも大鵬に勝てない柏戸に熱い声援を送っていたのですが、それ以来殆どTV中継を観ることもなくなりました。

ここ数年は異郷で戦うもうひとりの戦士、朝青龍がめちゃめちゃ強く、たまに見るいかにもヒールっぽいその姿が鼻につく感じもしていました。
そして昨日・今日とたまたま時間つぶしにTVを観ていると朝青龍が信じられないような負けっぷり。

肩から背中にベットリと砂をつけて花道を去る様子を見ていると、「ヒールは強くなきゃ・・・どうした?」と、なんだか応援したくなるような感じがしました。
みんなが褒める白鵬、嫌われ者の朝青龍、そんな図式のなかで彼の不調、寂しげな後姿が妙に気にかかりました。

写真は2005年のGWに訪れた南インド、トリヴァンドラムの夕暮れの海岸コヴァーラムビーチでクリケットに興じる人たち。
http://4travel.jp/traveler/azianokaze/album/10024376/

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