テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― 銀板の面影 ―

2016-01-14 21:49:04 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 つまさきがァ、こおッちゃうゥよゥ~!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!指がしもやけ!)

 こんにちは、ネーさです。
 スキー場関係者の皆さま&天然氷製造中の業者さんには
 まことに申し訳ないんですけど、
 やっぱり暖冬がいいなァ~…とイジケながら、
 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



            ―― 美女の日本史 ――



 別冊宝島の第2399号、2015年11月に発行されました。
 『貴重写真でよみがえる日本女性の真実の姿』
 『幕末・明治・大正・昭和……激動の時代を生き抜いた女たちの波乱の生涯』
 と副題が付されています。

「評者ァ、れとろなァ、おしゃしんッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:美人さんだね!)

 いわゆるMOOK本タイプの、
 この御本は“略伝”集とでも形容すればよいでしょうか。

 取り上げられているのは、
 副題からもお分かりのように、
 幕末期以降の日本女性さんたち。

 現代でもよく知られている有名な御方や、
 いまはもう歴史の狭間に埋もれてしまった御方もいて、
 政治家の妻もいれば、
 女優さん、音楽家さん、
 日本初の美人コンクール優勝者さん、と
 共通点などないように見えます、が。

 写真が残っている!

 という一点に於いて、
 彼女たちはつながっているんです。

「はッきりィ、くッきりィ!」
「がっるるぐるるるがるるるる!」(←訳:けっこうクリアなお写真です!)

 龍馬さんの恋人、お龍さん。
 ドラマの主役にもなった新島八重(にいじま・やえ)さん。
 実業家・渋沢栄一さんの妻・兼子(かねこ)さん。

 大正三美人と謳われた、
 柳原白蓮(やなぎわら・びゃくれん)さん、
 九条武子(くじょう・たけこ)さん、
 林きむ子さん。

 明治・大正期のセレブ(リアリティスター?)である
 売れっ子の芸妓さんたち。

「ふァ~、めはなだちがァ~!」
「ぐるる!」(←訳:きりり!)

 数多の美女さんの中でも、
 国内外に名を馳せた超級の《美女》さんは、
 陸奥亮子(むつ・りょうこ)さん、ですかしら。

 明治の外務大臣、
 陸奥宗光(むつ・むねみつ)さんの夫人・亮子さん。
 歴史小説好きな活字マニアさんでしたら、
 既にその評判をお聞き及びのことでしょう。

 この御本では、41ページに
 お写真が大きく載っておりますが……

「わほほゥ! ほんッとォにィ~!」
「がるるぐる!」(←訳:絶世の美女!)

 前回記事では、懐中時計の展覧会情報を御紹介いたしました。
 昔は当たり前のように使っていて、
 けれど今では目にするのさえ珍しくなった
 懐中時計。

 この御本で懐中時計にあたるのが、
 銀板やフィルムを用いての
 “肖像写真”です。

「でじたるしゃしんとはァ、ちがうゥのでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:黒色の深さが!)

 写真好きさんにおすすめ、
 そして、19~20世紀のキモノが好きー!という御方にもおすすめの、
 《いま》と《むかし》について
 さまざまに考えさせてくれる歴史MOOK、
 ぜひ、一読してみてくださいね♪
 
 

コメント
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