「こんにちわッ、テディちゃでス!
はではでェ~ぴんくゥ!」
「がるる!ぐるるるるる!」(←訳:虎です!目立ちまくり!)
こんにちは、ネーさです。
500m先からでもビビビっと視界に入ってくるアイツは……
去年でしたか、TVCMでも話題になったピンク色のクラウン!
いやー、初めて間近で拝見しましたけれど、
本当の本当にピンクで……
あ、御安心下さいな、
本日の読書タイムのメインカラーは
美しい琥珀色ですよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― 今宵もウイスキー ――
編者は太田和彦(おおた・かずひこ)さん、2015年3月に発行されました。
ウイスキーにまつわる随筆と短編小説17作品で構成されているこの御本の
著者さんは、収録順に、せーのっ!
田村隆一さん、景山民夫さん、山田風太郎さん、安岡章太郎さん、
山本周五郎さん、黒澤和子さん、山口瞳さん、沢木耕太郎さん、
椎名誠さん、伊集院静さん、宮本輝さん、太田和彦さん、小沼丹さん、
開高健さん、吉村昭さん、小松左京さん、竹鶴政孝さん。
……ふぅー、
なんかノルマ達成って感じがするわ。
じゃ、今日はここらでネーさは帰――
「だめでスッだめでスゥ!」
「ぐっるぅがる!」(←訳:帰っちゃだめ!)
え~?ダメなの?
美味しいお酒についての随筆に
ネーさの下手っぴぃな説明なんて不要だと思うんですけれど、
じゃあ、ちょっとだけお喋りを。
お酒――ことに、ウイスキー。
収録されている作品は、
田村隆一さんの詩、
小松左京さんのSFに近い幻想的な小説を除けば、
おおむね随筆作品です。
いわば、著者さんたちそれぞれが体験し、
心に抱いた思いを綴った作品、ですね。
竹鶴政孝さんの『《ウイスキーと私》より』は、
ニッカ創業に到るまでの半生記、
とも申せましょうか。
「あはァ! まッさんおじさんッ!」
「がるるるぐっるる!」(←訳:ドラマになったよ!)
好きが高じてウイスキーを造ってしまった御方、
仕事仲間と浴びるようにホワイトホースを飲む映画監督さん、
醸造所を訪ねて地の果て=スコットランドまで行っちゃう作家さん。
収録作品のうち、
名作として既に有名なものは
沢木耕太郎さんの『トウモロコシ畑からの贈り物』ですね。
時代小説の巨匠・山本周五郎さんの随筆『酒みずく』の
出だしの文章はやや衝撃的です。
なんといっても
――私はいま二週間以上も酒びたりになっている――
だそうですから。
「のみすぎはァ、いけませんでスゥ!」
「ぐるる!」(←訳:程々に!)
他方、椎名誠さんの『シングルモルト怪快編』は
……怪奇実話?
スコットランド旅行中の
椎名さんと仲間たちの身に起こった超常現象!
「ひええええッ! これはッ」
「がるるるるぐるるがる!」(←訳:さりげなく本気で怖い!)
しかしながら、
読み手に最も“異郷の風景”を見せてくれるのは。
景山民夫さんの
『ネス湖の生一本、グレン・モーランジー』。
ハイランドのひんやり冷たい風と、
丘陵を走る車のタイヤの振動までが手に伝わってくるような、
活き活きとした、それでいて儚くもある佳作です。
「さむゥ~いけれどォ」
「ぐっるるるがる!」(←訳:あったかいお話!)
晴れてお酒が解禁になった新成人さん、
ウイスキー大好きな御方、
私ネーさのごとくお酒は飲めない~(涙)な方々にも、
おすすめの一冊です。
巻末の太田和彦さんによる
『解説にかえて ウイスキー、六つの断章』も、
ぜひ、じっくりと味わってくださいね~♪
はではでェ~ぴんくゥ!」
「がるる!ぐるるるるる!」(←訳:虎です!目立ちまくり!)
こんにちは、ネーさです。
500m先からでもビビビっと視界に入ってくるアイツは……
去年でしたか、TVCMでも話題になったピンク色のクラウン!
いやー、初めて間近で拝見しましたけれど、
本当の本当にピンクで……
あ、御安心下さいな、
本日の読書タイムのメインカラーは
美しい琥珀色ですよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 今宵もウイスキー ――
編者は太田和彦(おおた・かずひこ)さん、2015年3月に発行されました。
ウイスキーにまつわる随筆と短編小説17作品で構成されているこの御本の
著者さんは、収録順に、せーのっ!
田村隆一さん、景山民夫さん、山田風太郎さん、安岡章太郎さん、
山本周五郎さん、黒澤和子さん、山口瞳さん、沢木耕太郎さん、
椎名誠さん、伊集院静さん、宮本輝さん、太田和彦さん、小沼丹さん、
開高健さん、吉村昭さん、小松左京さん、竹鶴政孝さん。
……ふぅー、
なんかノルマ達成って感じがするわ。
じゃ、今日はここらでネーさは帰――
「だめでスッだめでスゥ!」
「ぐっるぅがる!」(←訳:帰っちゃだめ!)
え~?ダメなの?
美味しいお酒についての随筆に
ネーさの下手っぴぃな説明なんて不要だと思うんですけれど、
じゃあ、ちょっとだけお喋りを。
お酒――ことに、ウイスキー。
収録されている作品は、
田村隆一さんの詩、
小松左京さんのSFに近い幻想的な小説を除けば、
おおむね随筆作品です。
いわば、著者さんたちそれぞれが体験し、
心に抱いた思いを綴った作品、ですね。
竹鶴政孝さんの『《ウイスキーと私》より』は、
ニッカ創業に到るまでの半生記、
とも申せましょうか。
「あはァ! まッさんおじさんッ!」
「がるるるぐっるる!」(←訳:ドラマになったよ!)
好きが高じてウイスキーを造ってしまった御方、
仕事仲間と浴びるようにホワイトホースを飲む映画監督さん、
醸造所を訪ねて地の果て=スコットランドまで行っちゃう作家さん。
収録作品のうち、
名作として既に有名なものは
沢木耕太郎さんの『トウモロコシ畑からの贈り物』ですね。
時代小説の巨匠・山本周五郎さんの随筆『酒みずく』の
出だしの文章はやや衝撃的です。
なんといっても
――私はいま二週間以上も酒びたりになっている――
だそうですから。
「のみすぎはァ、いけませんでスゥ!」
「ぐるる!」(←訳:程々に!)
他方、椎名誠さんの『シングルモルト怪快編』は
……怪奇実話?
スコットランド旅行中の
椎名さんと仲間たちの身に起こった超常現象!
「ひええええッ! これはッ」
「がるるるるぐるるがる!」(←訳:さりげなく本気で怖い!)
しかしながら、
読み手に最も“異郷の風景”を見せてくれるのは。
景山民夫さんの
『ネス湖の生一本、グレン・モーランジー』。
ハイランドのひんやり冷たい風と、
丘陵を走る車のタイヤの振動までが手に伝わってくるような、
活き活きとした、それでいて儚くもある佳作です。
「さむゥ~いけれどォ」
「ぐっるるるがる!」(←訳:あったかいお話!)
晴れてお酒が解禁になった新成人さん、
ウイスキー大好きな御方、
私ネーさのごとくお酒は飲めない~(涙)な方々にも、
おすすめの一冊です。
巻末の太田和彦さんによる
『解説にかえて ウイスキー、六つの断章』も、
ぜひ、じっくりと味わってくださいね~♪