「こんにちわッ、テディちゃでス!
かちぐりィ~!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!勝ち栗!)
こんにちは、ネーさです。
サッカー伊代表チームの勝利を招くべく、
今日は栗ごはんを炊きました。
勝て!勝ち上がるんだアズーリ(←伊A代表の愛称です)……!
必勝祈願しながらの本日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 風神雷神 ――
著者は柳広司(やなぎ・こうじ)さん、2017年8月に発行されました。
全開記事で御紹介しました『風神雷神 風の章』に続いて、
今回は――
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―― 風神雷神 雷の章 ――
はい、来ました!
最も“日本美”らしい“日本美”の画境を切り拓いたクリエイター
俵屋宗達(たわらや・そうたつ)さんの生涯を描く
『風神雷神』後編です。
「こくほうゥでス!」
「ぐるるがる!」(←訳:本当の宝物!)
ちょうどいま、京都の国立博物館では『国宝展』が開催中で、
連日ものすごーい行列ができているそうですが、
まさに、その地――京都が、
『風神雷神』の、もうひとつの主役さんです。
『風の章』前半部で登場したは、
扇を商うお店・俵屋さんの養子となったものの、
いまだ、お坊っちゃん扱いされる
ヒヨっ子の宗達さんでした。
そのお坊ちゃんを変えたのは、
人との出逢い――
たとえば、出雲阿国さんとの。
たとえば、本阿弥光悦さんとの。
奇跡のような、
或いは、これこそ運命の導きであったというべき出逢いから、
扇屋のお坊ちゃんは、
俵屋宗達という蝶へと
脱皮を遂げたのですけれど。
「もうゥいッぺんッ!」
「がるぐるるるぅ!」(←訳:変身しなくちゃ!)
『風の章』で宗達さんが出逢ったのは、
京都の、《町》を拠りどころとする人々だった、
と言えるでしょうか。
対して、こちらの『雷の章』で
宗達さんが出逢うのは。
京都の《御所》を拠りどころとする人々です。
「えッ? それはァ、つまりィ??」
「ぐるがるっ?」(←訳:貴族さまっ?)
本阿弥光悦さん、
そして幼なじみたちと組んでの仕事で名を高め、
また私生活も次第に充実してゆく宗達さんの前に
或る公卿さんが現れました。
となれば、宗達さんは覗かない訳にはゆかなくなるのです。
御所に伝わる美。
宮中の美。
そういった伝統の美と直に接した宗達さんが、
次に進むべきステージは……?
「よりィ、こんなんッ!」
「がるぐる!」(←訳:より峻嶮!)
『風の章』一冊だけでも
完成度の高い“或る画師の生涯”が、
この『雷の章』を得て、
いちだんと鋭く、輝かしい物語になりました。
ミステリ作品《ジョーカー・ゲーム》シリーズに慣れている御方は、
うん?と驚くかもしれません。
しかし、謎の多い――すなわちミステリアスな
ひとりの画師の素顔を探る意欲的な大作を、
小説好きな活字マニアさん、
そしてアート好きな皆さまも、
どうか、ぜひ一読を♪
かちぐりィ~!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!勝ち栗!)
こんにちは、ネーさです。
サッカー伊代表チームの勝利を招くべく、
今日は栗ごはんを炊きました。
勝て!勝ち上がるんだアズーリ(←伊A代表の愛称です)……!
必勝祈願しながらの本日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 風神雷神 ――
著者は柳広司(やなぎ・こうじ)さん、2017年8月に発行されました。
全開記事で御紹介しました『風神雷神 風の章』に続いて、
今回は――

―― 風神雷神 雷の章 ――
はい、来ました!
最も“日本美”らしい“日本美”の画境を切り拓いたクリエイター
俵屋宗達(たわらや・そうたつ)さんの生涯を描く
『風神雷神』後編です。
「こくほうゥでス!」
「ぐるるがる!」(←訳:本当の宝物!)
ちょうどいま、京都の国立博物館では『国宝展』が開催中で、
連日ものすごーい行列ができているそうですが、
まさに、その地――京都が、
『風神雷神』の、もうひとつの主役さんです。
『風の章』前半部で登場したは、
扇を商うお店・俵屋さんの養子となったものの、
いまだ、お坊っちゃん扱いされる
ヒヨっ子の宗達さんでした。
そのお坊ちゃんを変えたのは、
人との出逢い――
たとえば、出雲阿国さんとの。
たとえば、本阿弥光悦さんとの。
奇跡のような、
或いは、これこそ運命の導きであったというべき出逢いから、
扇屋のお坊ちゃんは、
俵屋宗達という蝶へと
脱皮を遂げたのですけれど。
「もうゥいッぺんッ!」
「がるぐるるるぅ!」(←訳:変身しなくちゃ!)
『風の章』で宗達さんが出逢ったのは、
京都の、《町》を拠りどころとする人々だった、
と言えるでしょうか。
対して、こちらの『雷の章』で
宗達さんが出逢うのは。
京都の《御所》を拠りどころとする人々です。
「えッ? それはァ、つまりィ??」
「ぐるがるっ?」(←訳:貴族さまっ?)
本阿弥光悦さん、
そして幼なじみたちと組んでの仕事で名を高め、
また私生活も次第に充実してゆく宗達さんの前に
或る公卿さんが現れました。
となれば、宗達さんは覗かない訳にはゆかなくなるのです。
御所に伝わる美。
宮中の美。
そういった伝統の美と直に接した宗達さんが、
次に進むべきステージは……?
「よりィ、こんなんッ!」
「がるぐる!」(←訳:より峻嶮!)
『風の章』一冊だけでも
完成度の高い“或る画師の生涯”が、
この『雷の章』を得て、
いちだんと鋭く、輝かしい物語になりました。
ミステリ作品《ジョーカー・ゲーム》シリーズに慣れている御方は、
うん?と驚くかもしれません。
しかし、謎の多い――すなわちミステリアスな
ひとりの画師の素顔を探る意欲的な大作を、
小説好きな活字マニアさん、
そしてアート好きな皆さまも、
どうか、ぜひ一読を♪