「こんにちわッ、テディちゃでッス!
しーずんッはつのォ、だうんじゃけッとォ!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!解禁です!)
こんにちは、ネーさです。
今日は寒~い!ってことで、
ダウンジャケットと手袋を着用しましたよ。
明日以降のさらなる寒波を警戒しながらの
本日の読書タイムは、
前回記事に続いて、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― ファインダーズ・キーパーズ ――
著者はスティーヴン・キングさん、
原著は2015年に、日本語版は2017年9月に発行されました。
英語原題『FINDERS KEEPERS』の、
さあ、下巻が、↓こちらです!
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「どッ、どうなりィましたでスかッ?」
「ぐるるるるがるる?」(←訳:文豪さんと強盗は?)
著作数冊を発表したのち、
断筆して田舎に引き籠ってしまった
作家・ロススティーンさん。
金庫から多額の現金、
そして、未発表の文章を記したノートをも、
抵抗空しく、奪われてしまいました……。
「あうゥ~…」
「がる~…」
奪われたノートには、
20世紀アメリカ文学の傑作と謳われた小説の、
続編が記されている――
強盗たちは、まんまとノートを盗み、
ホクホク顔で金に換え……たかったことでしょうが。
そうは行きませんでした。
「ほえッ?」
「ぐるるる?」(←訳:そうなの?)
だってね、テディちゃ、虎くん、
盗み出されたノートは、
いわば研磨前の原石ですよ?
原石を磨いて、ダイアモンドの輝きを放たせる、
そんなことが可能なのは
ロススティーンさん本人だけ、であったのに。
ロススティーンさんとノートを引き離してしまったのは、
強盗たちにとって痛恨のミスだったのかもしれず、
彼らはその報いを受ける羽目になります。
「あッ? なくなッてるゥのでス??」
「がるるぐるがる!」(←訳:埋めた場所から!)
川べりの土の下に
埋められていたトランク。
ノートと現金が隠されていたそのトランクを発見したのは、
ひとりの少年――ピートくん。
ピートくんが、もしも悪ガキであったら。
現金だけ拾ってノートをポイ捨てしちゃうような
“なってない”子だったなら。
この物語はそこで終わってしまうのでしょうけれど。
ピートくんには、こころがありました。
願いがありました。
妹を、私立学校へ通わせてあげたい。
問題だらけ、両親は喧嘩だらけな我が家から、
救い出してあげられたら。
……そのためには、お金が要る……。
「きけんッでスよゥ!」
「ぐるるるるぅ!」(←訳:止めようよぅ!)
高級そうなノートと、
びっしり書き込まれた文章。
これは、きっと、大金になる、と。
ノートに、手を伸ばしてしまうピートくん。
獲物を横取りされ、
激昂する強盗たちに立ち向かい、
ピートくんの窮地に
白馬の騎士のごとく駈けつけるのは、
ビル・ホッジズさん率いる
《ファインダーズ・キーパーズ探偵社》の面々です。
シリーズ前作『ミスター・メルセデス』では
体調最悪だったホッジズさん、
今回はどうなんでしょう?
「おッ? やせたかもッ?」
「がるるるぐる?」(←訳:キレキレかも?)
著者・キングさんのキレ具合、
いえ、チカラの入れ具合は、
もしかしたら『ミスター・メルセデス』以上かもしれません。
“失われた原稿”をめぐるミステリと、
キングさんが“文学”にかける情熱が伝わりくる長編作品、
巻末の訳者・白石朗さんの『訳者あとがき』も含め、
休日の読書タイムに堪能してくださいね。
ぜひのおすすめですよ~♪
しーずんッはつのォ、だうんじゃけッとォ!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!解禁です!)
こんにちは、ネーさです。
今日は寒~い!ってことで、
ダウンジャケットと手袋を着用しましたよ。
明日以降のさらなる寒波を警戒しながらの
本日の読書タイムは、
前回記事に続いて、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― ファインダーズ・キーパーズ ――
著者はスティーヴン・キングさん、
原著は2015年に、日本語版は2017年9月に発行されました。
英語原題『FINDERS KEEPERS』の、
さあ、下巻が、↓こちらです!
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「どッ、どうなりィましたでスかッ?」
「ぐるるるるがるる?」(←訳:文豪さんと強盗は?)
著作数冊を発表したのち、
断筆して田舎に引き籠ってしまった
作家・ロススティーンさん。
金庫から多額の現金、
そして、未発表の文章を記したノートをも、
抵抗空しく、奪われてしまいました……。
「あうゥ~…」
「がる~…」
奪われたノートには、
20世紀アメリカ文学の傑作と謳われた小説の、
続編が記されている――
強盗たちは、まんまとノートを盗み、
ホクホク顔で金に換え……たかったことでしょうが。
そうは行きませんでした。
「ほえッ?」
「ぐるるる?」(←訳:そうなの?)
だってね、テディちゃ、虎くん、
盗み出されたノートは、
いわば研磨前の原石ですよ?
原石を磨いて、ダイアモンドの輝きを放たせる、
そんなことが可能なのは
ロススティーンさん本人だけ、であったのに。
ロススティーンさんとノートを引き離してしまったのは、
強盗たちにとって痛恨のミスだったのかもしれず、
彼らはその報いを受ける羽目になります。
「あッ? なくなッてるゥのでス??」
「がるるぐるがる!」(←訳:埋めた場所から!)
川べりの土の下に
埋められていたトランク。
ノートと現金が隠されていたそのトランクを発見したのは、
ひとりの少年――ピートくん。
ピートくんが、もしも悪ガキであったら。
現金だけ拾ってノートをポイ捨てしちゃうような
“なってない”子だったなら。
この物語はそこで終わってしまうのでしょうけれど。
ピートくんには、こころがありました。
願いがありました。
妹を、私立学校へ通わせてあげたい。
問題だらけ、両親は喧嘩だらけな我が家から、
救い出してあげられたら。
……そのためには、お金が要る……。
「きけんッでスよゥ!」
「ぐるるるるぅ!」(←訳:止めようよぅ!)
高級そうなノートと、
びっしり書き込まれた文章。
これは、きっと、大金になる、と。
ノートに、手を伸ばしてしまうピートくん。
獲物を横取りされ、
激昂する強盗たちに立ち向かい、
ピートくんの窮地に
白馬の騎士のごとく駈けつけるのは、
ビル・ホッジズさん率いる
《ファインダーズ・キーパーズ探偵社》の面々です。
シリーズ前作『ミスター・メルセデス』では
体調最悪だったホッジズさん、
今回はどうなんでしょう?
「おッ? やせたかもッ?」
「がるるるぐる?」(←訳:キレキレかも?)
著者・キングさんのキレ具合、
いえ、チカラの入れ具合は、
もしかしたら『ミスター・メルセデス』以上かもしれません。
“失われた原稿”をめぐるミステリと、
キングさんが“文学”にかける情熱が伝わりくる長編作品、
巻末の訳者・白石朗さんの『訳者あとがき』も含め、
休日の読書タイムに堪能してくださいね。
ぜひのおすすめですよ~♪