「こんにちわッ、テディちゃでス!
えええェ~ッ? じゅうゥにがつうゥ~??」
「がるる!ぐるるるる~る!」(←訳:虎です!信じらんな~い!)
こんにちは、ネーさです。
いやー本当にもう、信じられないわよね~?
明日から12月ですってぇ?嘘でしょお?
と言いたくなる11月最後の読書タイムは、
さあ、こちらの新書を、どうぞ~♪

―― ストラディヴァリとグァルネリ ――
著者は中野雄(なかの・たけし)さん、2017年7月に発行されました。
『ヴァイオリン千年の夢』と副題が付されています。
「ふァいッ! ねんまつはァ、あのきょくゥでスねッ!」
「ぐるる!」(←訳:第九だ!)
そう、年の瀬になると聴こえてくるのは、
ベートーヴェンさんの交響曲第九番、
或いはチャイコフスキーさんのバレエ曲《くるみ割り人形》でしょうか。
どちらもクラシック音楽ですが、
そこで主役のごとく輝いているのは、
およそ300年前に造られた、あの楽器――
「むせびィなくゥ~」
「がぅるるるる!」(←訳:ヴァイオリン!)
楽器の世界の、
ことに弦楽器の世界の巨匠とされているのは、
アンドレア・アマティさん(1505?~1579)。
アントニオ・ストラディヴァリさん(1644?~1737)。
バルトロメオ・ジュゼッペ・グァルネリさん(1698~1744)。
この御本では、アマティさんも登場しますけれど、
おもに、アントニオ・ストラディヴァリさんと
グァルネリさんこと通称グアルネリ・デル・ジュスさんの
エピソードを中心に
古今のヴァイオリン事情が綴られています。
「きちょうゥだしィ!」
「ぐるるる!」(←訳:お高いし!)
楽器に於いて、
値段の高さは“良い音”に直結します。
先日、レオナルド・ダ・ヴィンチさんの絵画が
500億円で落札されたように、
ストラディヴァリさん、そして
グァルネリ・デル・ジュスさんが製作したヴァイオリンとなれば、
もう10億円くらいの価格は
オークションでは珍しくもなくなりました。
それは、何故なのか……?
「とくべつゥだからッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:唯一無二だから!)
著者・中野さんは記します。
《音楽家は、
自分の持っている楽器の性能を超える演奏をすることが出来ない》。
二流三流の楽器では
一流の演奏は出来ない。
一流の演奏には一流の、
超一流の演奏には超一流の楽器が必要なのだ、と。
「そうかァ、それでッ!」
「ぐるがるるぐるるがるるる!」(←訳:みな最高の楽器を欲しがる!)
誠実で温厚、
93歳という長寿を全うしたアントニオ・ストラディヴァリさん。
対照的に、
わがままで怒りん坊、
46歳の若さで没したグァルネリ・デル・ジュスさん。
判明している限りの、ふたりの生涯。
ふたりが製作した楽器の、数奇な運命。
ストラディヴァリさんの、
グァルネリさんのヴァイオリンを愛し、演奏した音楽家さん。
そして、狂気さえ漂わせるコレクターさんたち。
中野さんの筆は
読み手を啞然とさせるエピソードを幾つも明かしてゆきます。
「ふゥ~…! ためいきィしちゃうのでス!」
「がるるぐるがる!」(←訳:楽器は魔物かも!)
おそらく、
このさき何百年も解けることはないと思われる
ストラディヴァリさんとグァルネリさんの魔法。
舞台を支配する、永遠の魔術――
音楽好きさんも歴史好きさんも
ぜひ、手に取ってみてくださいね。
おすすめですよ♪
えええェ~ッ? じゅうゥにがつうゥ~??」
「がるる!ぐるるるる~る!」(←訳:虎です!信じらんな~い!)
こんにちは、ネーさです。
いやー本当にもう、信じられないわよね~?
明日から12月ですってぇ?嘘でしょお?
と言いたくなる11月最後の読書タイムは、
さあ、こちらの新書を、どうぞ~♪

―― ストラディヴァリとグァルネリ ――
著者は中野雄(なかの・たけし)さん、2017年7月に発行されました。
『ヴァイオリン千年の夢』と副題が付されています。
「ふァいッ! ねんまつはァ、あのきょくゥでスねッ!」
「ぐるる!」(←訳:第九だ!)
そう、年の瀬になると聴こえてくるのは、
ベートーヴェンさんの交響曲第九番、
或いはチャイコフスキーさんのバレエ曲《くるみ割り人形》でしょうか。
どちらもクラシック音楽ですが、
そこで主役のごとく輝いているのは、
およそ300年前に造られた、あの楽器――
「むせびィなくゥ~」
「がぅるるるる!」(←訳:ヴァイオリン!)
楽器の世界の、
ことに弦楽器の世界の巨匠とされているのは、
アンドレア・アマティさん(1505?~1579)。
アントニオ・ストラディヴァリさん(1644?~1737)。
バルトロメオ・ジュゼッペ・グァルネリさん(1698~1744)。
この御本では、アマティさんも登場しますけれど、
おもに、アントニオ・ストラディヴァリさんと
グァルネリさんこと通称グアルネリ・デル・ジュスさんの
エピソードを中心に
古今のヴァイオリン事情が綴られています。
「きちょうゥだしィ!」
「ぐるるる!」(←訳:お高いし!)
楽器に於いて、
値段の高さは“良い音”に直結します。
先日、レオナルド・ダ・ヴィンチさんの絵画が
500億円で落札されたように、
ストラディヴァリさん、そして
グァルネリ・デル・ジュスさんが製作したヴァイオリンとなれば、
もう10億円くらいの価格は
オークションでは珍しくもなくなりました。
それは、何故なのか……?
「とくべつゥだからッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:唯一無二だから!)
著者・中野さんは記します。
《音楽家は、
自分の持っている楽器の性能を超える演奏をすることが出来ない》。
二流三流の楽器では
一流の演奏は出来ない。
一流の演奏には一流の、
超一流の演奏には超一流の楽器が必要なのだ、と。
「そうかァ、それでッ!」
「ぐるがるるぐるるがるるる!」(←訳:みな最高の楽器を欲しがる!)
誠実で温厚、
93歳という長寿を全うしたアントニオ・ストラディヴァリさん。
対照的に、
わがままで怒りん坊、
46歳の若さで没したグァルネリ・デル・ジュスさん。
判明している限りの、ふたりの生涯。
ふたりが製作した楽器の、数奇な運命。
ストラディヴァリさんの、
グァルネリさんのヴァイオリンを愛し、演奏した音楽家さん。
そして、狂気さえ漂わせるコレクターさんたち。
中野さんの筆は
読み手を啞然とさせるエピソードを幾つも明かしてゆきます。
「ふゥ~…! ためいきィしちゃうのでス!」
「がるるぐるがる!」(←訳:楽器は魔物かも!)
おそらく、
このさき何百年も解けることはないと思われる
ストラディヴァリさんとグァルネリさんの魔法。
舞台を支配する、永遠の魔術――
音楽好きさんも歴史好きさんも
ぜひ、手に取ってみてくださいね。
おすすめですよ♪