「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふァむむゥ! これはァ、もうゥ~!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!事件なのです!)
こんにちは、ネーさです。
祝日と週末の狭間の、
ちょこっと気がゆるんでしまうよう今日のような日は、
ふっふっ♪ ちょこっとどころじゃなくメリハリのきいた御本での
読書タイムはいかがでしょうか。
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 〆切本 2 ――
編者は左右社編集部の皆さん、2017年10月に発行されました。
《〆切》をテーマとした大ヒット異色アンソロジー『〆切本』に続く、
シリーズ第2弾の『〆切本2』は、
いやー、凄いです。凄まじいです。
泣いたり笑ったりの、
《〆切》をめぐる攻防、最高潮です!
「このよォにィ、なぜかァ、あるゥものォ……!」
「がるるぐる!」(←訳:それは〆切!)
どんなお仕事にも、まず有りますよね、
〆切とまでは言わなくても、
期日はこのくらい、とか、
納品はここらが目安で、といった“約束”が。
出版の世界では、
目安、なんてヌルい呼び方はせず、はっきり
〆切日というものが存在することは
活字マニアの皆さまも御存知の通り。
けれど。
この〆切日を守らない、
いえ、守らない者もまた、
確かにこの世に存在する、んです。
「かけませんッ!」
「ぐーるるるぅる!」(←訳:ノーアイディア!)
まだ拙ブログでは御紹介できていないのですが(申し訳ありません)、
『〆切本』では
明治から現代にかけての
〆切にまつわるエッセイ・手紙・日記・対談など
90人の作家さんたちの
《〆切との闘い》が収録されていました。
そして、こちらの『〆切本2』では、
《〆切との闘い・ふたたび》!な
80篇が収録されています。
「わらッちゃだめェでスゥ!」
「がるぐるるるるぅ~!」(←訳:ダメなんだけどぉ~!)
ええ、作家の皆さん、真面目なんです。
ごく真面目に、《〆切》をのばそう、
知らんぷりしよう、忘れたことにしよう、と
全力を注いでおられるのです。
明日やる。もう呑まぬ。明日からやる。本当にやる。
――山本周五郎さん。
〆切日の書いてない原稿の催促なんか、およそナンセンスです。
――萩原朔太郎さん。
私はこの締切りという言葉が嫌いだ。
――野間宏さん。
などなど、この御本は〆切を呪う名文に満ち満ちておりますが、
たぶん最も笑っちゃう、あ、失礼、
腹筋が引きつりそうになるのは、
校條剛さんによる
『野坂昭如《失踪》事件始末』。
「しッそうゥ、だもんねェ~」
「ぐるがる~」(←訳:怖いよね~)
昭和の人気作家・野坂昭如さん、
編集者さん泣かせの“〆切やぶり”大魔王でした。
家を訪れてみても、
いない、なんてことは当たり前で。
ホテルにカンヅメにすれば、
履物を捨て、裸足で逃亡してしまう。
それがエスカレートして、
或る時、ついに行方不明に?
連絡途絶、
家族も行く先を知らず、
まったく音沙汰なし……!
「せんせェ~いィ!」
「がるぐるるっ!」(←訳:どこですかっ!)
野坂さんVS.編集者さんのガチの一戦、
ネタばれ厳禁なので、
決着の詳細は、さあ、御本の本文で!
「おなかァ、よじれるゥ~!」
「ぐるぐるっ♪」(←訳:くすくすっ♪)
漫画家の赤塚不二夫さん、江口寿史さん、
高橋留美子さん、水木しげるさん、
それにタモリさんまでも!
《締切りとは何なのか》
を、御自身の方法で熱く語っておられます、けれど。
「しんみりィ~」
「がるる~…」(←訳:じわり~…)
そう、読むうちに涙させられる作品も、あるんです。
澁澤龍子さん著『執筆の日々』は、
ありし日の澁澤龍彦さんを想う、
どうしようもなく美しい文章です。
現在、世田谷文学館で展覧会も開催中の
澁澤龍彦さんのファンの方々必読ですよ~!
「しりーずゥ、だいさんさくゥ!」
「ぐるがるっ?」(←訳:あるかなっ?)
守ればいいのに、守れない。
破ればいいのに、無視できない。
〆切の魔力。
次作がありますようにと祈りたくなる、
《〆切》シリーズ、
皆さま、ぜひ、一読を♪
ふァむむゥ! これはァ、もうゥ~!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!事件なのです!)
こんにちは、ネーさです。
祝日と週末の狭間の、
ちょこっと気がゆるんでしまうよう今日のような日は、
ふっふっ♪ ちょこっとどころじゃなくメリハリのきいた御本での
読書タイムはいかがでしょうか。
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 〆切本 2 ――
編者は左右社編集部の皆さん、2017年10月に発行されました。
《〆切》をテーマとした大ヒット異色アンソロジー『〆切本』に続く、
シリーズ第2弾の『〆切本2』は、
いやー、凄いです。凄まじいです。
泣いたり笑ったりの、
《〆切》をめぐる攻防、最高潮です!
「このよォにィ、なぜかァ、あるゥものォ……!」
「がるるぐる!」(←訳:それは〆切!)
どんなお仕事にも、まず有りますよね、
〆切とまでは言わなくても、
期日はこのくらい、とか、
納品はここらが目安で、といった“約束”が。
出版の世界では、
目安、なんてヌルい呼び方はせず、はっきり
〆切日というものが存在することは
活字マニアの皆さまも御存知の通り。
けれど。
この〆切日を守らない、
いえ、守らない者もまた、
確かにこの世に存在する、んです。
「かけませんッ!」
「ぐーるるるぅる!」(←訳:ノーアイディア!)
まだ拙ブログでは御紹介できていないのですが(申し訳ありません)、
『〆切本』では
明治から現代にかけての
〆切にまつわるエッセイ・手紙・日記・対談など
90人の作家さんたちの
《〆切との闘い》が収録されていました。
そして、こちらの『〆切本2』では、
《〆切との闘い・ふたたび》!な
80篇が収録されています。
「わらッちゃだめェでスゥ!」
「がるぐるるるるぅ~!」(←訳:ダメなんだけどぉ~!)
ええ、作家の皆さん、真面目なんです。
ごく真面目に、《〆切》をのばそう、
知らんぷりしよう、忘れたことにしよう、と
全力を注いでおられるのです。
明日やる。もう呑まぬ。明日からやる。本当にやる。
――山本周五郎さん。
〆切日の書いてない原稿の催促なんか、およそナンセンスです。
――萩原朔太郎さん。
私はこの締切りという言葉が嫌いだ。
――野間宏さん。
などなど、この御本は〆切を呪う名文に満ち満ちておりますが、
たぶん最も笑っちゃう、あ、失礼、
腹筋が引きつりそうになるのは、
校條剛さんによる
『野坂昭如《失踪》事件始末』。
「しッそうゥ、だもんねェ~」
「ぐるがる~」(←訳:怖いよね~)
昭和の人気作家・野坂昭如さん、
編集者さん泣かせの“〆切やぶり”大魔王でした。
家を訪れてみても、
いない、なんてことは当たり前で。
ホテルにカンヅメにすれば、
履物を捨て、裸足で逃亡してしまう。
それがエスカレートして、
或る時、ついに行方不明に?
連絡途絶、
家族も行く先を知らず、
まったく音沙汰なし……!
「せんせェ~いィ!」
「がるぐるるっ!」(←訳:どこですかっ!)
野坂さんVS.編集者さんのガチの一戦、
ネタばれ厳禁なので、
決着の詳細は、さあ、御本の本文で!
「おなかァ、よじれるゥ~!」
「ぐるぐるっ♪」(←訳:くすくすっ♪)
漫画家の赤塚不二夫さん、江口寿史さん、
高橋留美子さん、水木しげるさん、
それにタモリさんまでも!
《締切りとは何なのか》
を、御自身の方法で熱く語っておられます、けれど。
「しんみりィ~」
「がるる~…」(←訳:じわり~…)
そう、読むうちに涙させられる作品も、あるんです。
澁澤龍子さん著『執筆の日々』は、
ありし日の澁澤龍彦さんを想う、
どうしようもなく美しい文章です。
現在、世田谷文学館で展覧会も開催中の
澁澤龍彦さんのファンの方々必読ですよ~!
「しりーずゥ、だいさんさくゥ!」
「ぐるがるっ?」(←訳:あるかなっ?)
守ればいいのに、守れない。
破ればいいのに、無視できない。
〆切の魔力。
次作がありますようにと祈りたくなる、
《〆切》シリーズ、
皆さま、ぜひ、一読を♪