「こんにちわッ、テディちゃでス!
たいへんなァ、にぎわいィ~でスゥ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:佳き日でした!)
こんにちは、ネーさです。
天皇皇后両陛下が御陵へいらっしゃった今日は、
御姿を一目!と遠方から八王子を訪れた方々も多く、
私たちも特別な感慨をおぼえました……
平成が平和のうちに過ぎ、
新たな時代も穏やかなものでありますようにと祈りながら、
本日の読書タイムは、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

―― タコの心身問題 ――
著者はピーター・ゴドフリー=スミスさん、
原著は2016年に、日本語版は2018年11月に発行されました。
英語原題は
『OTHER MINDS The Octopus,the Sea,and the Deep Origins of Consciousness』
『頭足類から考える意識の起源』と日本語副題が付されています。
「いまァ、わだいィ~なのでス!」
「ぐるるがるぐるるる?」(←訳:タコに心はあるのか?)
前回記事では
映画『2001年宇宙の旅』製作の過程をつぶさに明かす
ノンフィクション作品をご紹介いたしました。
思えば、『2001年宇宙の旅』のテーマも
《生命とは?》でありましたけれど、
海洋学者……ではなく、
生物哲学を専門とする著者ゴドフリー=スミスさんが
この御本で掲げるテーマも、
《生命のふしぎ》
であると申せましょうか。
「たことォ、にんげんッ?」
「がるぐるるるるるがるるる~…」(←訳:同じ生きものではあるけど~…」
「いろいろォ、ちがうゥのでス!」
タコやイカ、それにオウムガイなどは、
《頭足類(とうそくるい)》に分類されます。
《頭足類》って、とても歴史が古くて、
例えば、アンモナイトも《頭足類》だったのね。
つまり、ヒトよりもよほど昔から
地球に住み暮らしていた生物が《頭足類》なんです。
彼らとヒトは何千万年かの時を
“地球で同居”してきた仲な訳であって、でも……
「とおいィそんざいィ、なのでスゥ~…」
「ぐるるがるるるぐるる……」(←訳:いまだ意思疎通ならず……)
タコになったら、
どんな気分なのだろう?
著者ゴドフリー=スミスさんは問います。
タコになったらどんな気分……
うん? そもそもタコに“気分”はあるのか?
心を、彼らは持っているのか?
「ううゥ~むゥ?
もッてるゥ~…かなッ?」
「がるるるぐるる?」(←訳:ありそうだよね?)
ありそうだよね~あってもいいじゃん、
と単純に考えてしまうのは、
私たちが非西洋圏に生まれついた日本人だから、
かもしれませんが、
シドニー生まれ、米国の一流大学で教授職を務めた著者さんは、
タコたちを観察し、
彼らのこころの有無を、
言葉や社会生活の有無を探ります。
「ふむふむッ! たこのせかいィもォ~!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:いろいろあるぞ!)
ゴドフリー=スミスさんが
オクトポリスと名付けたタコたちの居住地があったり、
タコたちが仲間を一匹一匹識別しているらしい、
と研究結果が出ていたり、
といった事々を知るにつれ、
読み手としては
タコにはこころがある!
と断言したくなってきますが、
はたして、真相は……?
「まだまだァ、みえこないィ??」
「がるぐる~!」(←訳:謎は深い~!)
生命と、こころ。
生物の起源と歴史。
科学好きな活字マニアさんに、
動物好きな方々にも
おすすめのノンフィクション作品です。
連休の読書リストに、
ぜひ、加えてみてくださいね♪
たいへんなァ、にぎわいィ~でスゥ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:佳き日でした!)
こんにちは、ネーさです。
天皇皇后両陛下が御陵へいらっしゃった今日は、
御姿を一目!と遠方から八王子を訪れた方々も多く、
私たちも特別な感慨をおぼえました……
平成が平和のうちに過ぎ、
新たな時代も穏やかなものでありますようにと祈りながら、
本日の読書タイムは、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

―― タコの心身問題 ――
著者はピーター・ゴドフリー=スミスさん、
原著は2016年に、日本語版は2018年11月に発行されました。
英語原題は
『OTHER MINDS The Octopus,the Sea,and the Deep Origins of Consciousness』
『頭足類から考える意識の起源』と日本語副題が付されています。
「いまァ、わだいィ~なのでス!」
「ぐるるがるぐるるる?」(←訳:タコに心はあるのか?)
前回記事では
映画『2001年宇宙の旅』製作の過程をつぶさに明かす
ノンフィクション作品をご紹介いたしました。
思えば、『2001年宇宙の旅』のテーマも
《生命とは?》でありましたけれど、
海洋学者……ではなく、
生物哲学を専門とする著者ゴドフリー=スミスさんが
この御本で掲げるテーマも、
《生命のふしぎ》
であると申せましょうか。
「たことォ、にんげんッ?」
「がるぐるるるるるがるるる~…」(←訳:同じ生きものではあるけど~…」
「いろいろォ、ちがうゥのでス!」
タコやイカ、それにオウムガイなどは、
《頭足類(とうそくるい)》に分類されます。
《頭足類》って、とても歴史が古くて、
例えば、アンモナイトも《頭足類》だったのね。
つまり、ヒトよりもよほど昔から
地球に住み暮らしていた生物が《頭足類》なんです。
彼らとヒトは何千万年かの時を
“地球で同居”してきた仲な訳であって、でも……
「とおいィそんざいィ、なのでスゥ~…」
「ぐるるがるるるぐるる……」(←訳:いまだ意思疎通ならず……)
タコになったら、
どんな気分なのだろう?
著者ゴドフリー=スミスさんは問います。
タコになったらどんな気分……
うん? そもそもタコに“気分”はあるのか?
心を、彼らは持っているのか?
「ううゥ~むゥ?
もッてるゥ~…かなッ?」
「がるるるぐるる?」(←訳:ありそうだよね?)
ありそうだよね~あってもいいじゃん、
と単純に考えてしまうのは、
私たちが非西洋圏に生まれついた日本人だから、
かもしれませんが、
シドニー生まれ、米国の一流大学で教授職を務めた著者さんは、
タコたちを観察し、
彼らのこころの有無を、
言葉や社会生活の有無を探ります。
「ふむふむッ! たこのせかいィもォ~!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:いろいろあるぞ!)
ゴドフリー=スミスさんが
オクトポリスと名付けたタコたちの居住地があったり、
タコたちが仲間を一匹一匹識別しているらしい、
と研究結果が出ていたり、
といった事々を知るにつれ、
読み手としては
タコにはこころがある!
と断言したくなってきますが、
はたして、真相は……?
「まだまだァ、みえこないィ??」
「がるぐる~!」(←訳:謎は深い~!)
生命と、こころ。
生物の起源と歴史。
科学好きな活字マニアさんに、
動物好きな方々にも
おすすめのノンフィクション作品です。
連休の読書リストに、
ぜひ、加えてみてくださいね♪