「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
あとォ、いちにちィ~なのでス!」
「がるる!ぐるるるるぅ~…!」(←訳:虎です!いよいよかぁ~…!)
こんにちは、ネーさです。
5月1日はまだまだ先……と思っていたのに、
もう24時間とちょっとしかない?!?
明日まで平成の時代を振り返りながら、
さあ、本日の読書タイムは、
こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/43/be0f737a7f91f341981b71f07da7d25c.jpg)
―― 鳥肉以上、鳥学未満。 ――
著者は川上和人(かわかみ・かずと)さん、2019年2月に発行されました。
ベストセラー『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』によって
すっかり“平成の人気学者”となった著者・川上さん、
最新の著作も、もっちろんテーマは《鳥》!
いえ、正確には……《鶏》!!
「あはァ! にわとりィ、でスかッ♪」
「ぐるがるるるる!」(←訳:鶏も鳥だもんね!)
《人類の歴史は鳥学の歴史である》
と断言する一方で、
川上さんは嘆きます。
鳥のクチバシの色を、
多くのチビっ子たち、大人たちもが
黄色に塗っている……
違うでしょ、それ!
黄色やら金色から銀色でいいのは
森永チョコボールのキョロちゃんだけ。
たいがいの鳥のクチバシは、
そう、ツバメを、スズメを、ハトを見てごらんなさい、
黒、もしくは茶色が主流なのだ。
「あァ~、ほんとォでスねッ!」
「がっる~る!」(←訳:黒っぽ~い!)
《鳥類に関わる誤解は、あまねく解消しなくてはならない。
何故ならば、私は鳥類学者だからだ。》
と、プロローグで述べた川上さんが、
鳥を知るための
格好のお手本としたのが
鶏――ニワトリ、なのでした。
人間は、
ツバメやスズメやハトやニワトリの外見を知っている。
だが、ことニワトリについては、
その内側も知っている。
ムネ、モモ、ササミ。
骨つき手羽に、スネ肉、ガラ。
なんならアタマも、モミジ(足)も。
「ふァ~、たしかにィ~…」
「ぐるるるるがるるる~…」(←訳:知らなくはないけど~…)
スーパーマーケットで、お肉屋さんで、
観察して、考えてみよう。
大きなささみと大きな胸肉が、
素早く翼をストロークして、
瞬発的に飛翔する行為を可能にする。
砂肝は鳥に特有の消化器官であるが、
これは、鳥に歯がないことと
密接に関係している。
恐竜から鳥へと進化する過程で、
鳥たちは幾つかの機能を捨てた。
歯で噛むこと――咀嚼機能を捨て、
代わりに備えたのが、砂肝なのだ。
もうひとつ、
捨て去ったのが、手。
手を捨てた代わりに
鳥たちが得たものとは――
「ほわわッ! そうなのでスかッ??」
「が~る!」(←訳:ふ~む!)
本文120ページ、
『胃は口ほどにモノを噛む』の章は
ちょっとした衝撃でした。
恐竜→鳥の長大な歴史が
見事に集約されてゆく快説です!
「よんでてェ、たのしいィ~!」
「ぐるる~!」(←訳:面白い~!)
鶏に見い出す、鳥たちの真実。
科学ノンフィクション好きな方々に
激おすすめの《鳥》ガイドブック、
ぜひ、一読してみてくださいね♪
あとォ、いちにちィ~なのでス!」
「がるる!ぐるるるるぅ~…!」(←訳:虎です!いよいよかぁ~…!)
こんにちは、ネーさです。
5月1日はまだまだ先……と思っていたのに、
もう24時間とちょっとしかない?!?
明日まで平成の時代を振り返りながら、
さあ、本日の読書タイムは、
こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/43/be0f737a7f91f341981b71f07da7d25c.jpg)
―― 鳥肉以上、鳥学未満。 ――
著者は川上和人(かわかみ・かずと)さん、2019年2月に発行されました。
ベストセラー『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』によって
すっかり“平成の人気学者”となった著者・川上さん、
最新の著作も、もっちろんテーマは《鳥》!
いえ、正確には……《鶏》!!
「あはァ! にわとりィ、でスかッ♪」
「ぐるがるるるる!」(←訳:鶏も鳥だもんね!)
《人類の歴史は鳥学の歴史である》
と断言する一方で、
川上さんは嘆きます。
鳥のクチバシの色を、
多くのチビっ子たち、大人たちもが
黄色に塗っている……
違うでしょ、それ!
黄色やら金色から銀色でいいのは
森永チョコボールのキョロちゃんだけ。
たいがいの鳥のクチバシは、
そう、ツバメを、スズメを、ハトを見てごらんなさい、
黒、もしくは茶色が主流なのだ。
「あァ~、ほんとォでスねッ!」
「がっる~る!」(←訳:黒っぽ~い!)
《鳥類に関わる誤解は、あまねく解消しなくてはならない。
何故ならば、私は鳥類学者だからだ。》
と、プロローグで述べた川上さんが、
鳥を知るための
格好のお手本としたのが
鶏――ニワトリ、なのでした。
人間は、
ツバメやスズメやハトやニワトリの外見を知っている。
だが、ことニワトリについては、
その内側も知っている。
ムネ、モモ、ササミ。
骨つき手羽に、スネ肉、ガラ。
なんならアタマも、モミジ(足)も。
「ふァ~、たしかにィ~…」
「ぐるるるるがるるる~…」(←訳:知らなくはないけど~…)
スーパーマーケットで、お肉屋さんで、
観察して、考えてみよう。
大きなささみと大きな胸肉が、
素早く翼をストロークして、
瞬発的に飛翔する行為を可能にする。
砂肝は鳥に特有の消化器官であるが、
これは、鳥に歯がないことと
密接に関係している。
恐竜から鳥へと進化する過程で、
鳥たちは幾つかの機能を捨てた。
歯で噛むこと――咀嚼機能を捨て、
代わりに備えたのが、砂肝なのだ。
もうひとつ、
捨て去ったのが、手。
手を捨てた代わりに
鳥たちが得たものとは――
「ほわわッ! そうなのでスかッ??」
「が~る!」(←訳:ふ~む!)
本文120ページ、
『胃は口ほどにモノを噛む』の章は
ちょっとした衝撃でした。
恐竜→鳥の長大な歴史が
見事に集約されてゆく快説です!
「よんでてェ、たのしいィ~!」
「ぐるる~!」(←訳:面白い~!)
鶏に見い出す、鳥たちの真実。
科学ノンフィクション好きな方々に
激おすすめの《鳥》ガイドブック、
ぜひ、一読してみてくださいね♪