テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

クマと一緒に、森へ。

2019-04-08 21:52:32 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうはァ~めでたきィ~はなまつりィ~♫」
「がるる!ぐるるるるがるる!」(←訳:虎です!お釈迦様の誕生日!)

 こんにちは、ネーさです。
 昔むかし、そのむかし、
 花咲くルンビニの地でお釈迦さまが誕生したしましたそうな。
 そんな記念すべき4月8日――本日の読書タイムは、
 全世界のチビっ子たち&大人に愛されている
 あのクマさんの誕生秘話BOOKを、
 さあ、どうぞ~♪

  



   ―― Winnie - the - Pooh Exploring a Classic ――



 著者はアンマリー・ビルクロウさんとエマ・ロウズさん、
 2019年2月に発行されました。
 『クマのプーさん 原作と原画の世界 A.A.ミルンのお話とE.H.シェパードの絵』
 と日本語題名が付されています。

 現在(2019年2月9日~4月14日)は
 渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムにて開催中、
 ゴールデンウィーク期(4月27日~6月30日)には
 大阪あべのハルカス美術館に巡回する
 《クマのプーさん展》の公式図録です。

「わァおッ! ぷーさんッ♪♫」
「ぐるがるるるるるぐるる!」(←訳:くまアイドル界の王さま!)

 世界中の(ほぼ)誰もが知っている、
 ハチミツ大好きなクマ――ウィニー・ザ・プーこと、
 クマのプーさん。

 この御本では、《クマのプーさん展》に出展される
 《プーさん》シリーズの原著やオリジナル原稿、
 挿絵原画作品、写真資料などが収録・解説されていますが……

 ディズニー映画の《プーさん》しか知らない、という御方は、
 けっこうビックリしちゃうかもしれませんね。

「ものくろォ、でスからァ!」
「がるーぐぅるるるる!」(←訳:カラーじゃないんだ!)

 活字マニアの皆さまは、よく御存知のことでしょう。

 書籍の、本文に付される挿絵は
 基本的にモノクローム――黒一色である、と。

 書物が広く一般に流通するようになった19世紀の頃から、
 21世紀の現在までその原則は変わっていませんけれども、
 ディズニーアニメのカラフルなプーさん、
 イーヨーくんやティガーくんを見慣れている方々には?

「たぶんッ、しょッくゥ?」
「ぐるがるるるる!」(←訳:でもメゲないで!)

 鉛筆による、ラフスケッチ。
 ペンと黒インクの、挿絵原画(モノクロ)。

 のちに、出版社より依頼されて、
 モノクロ画に水彩絵の具で彩色した作品。

 一方で、
 書籍の表紙用に描かれた作品は、
 色鉛筆で彩色が施されていたりもして、
 独特な色彩感と描線がステキなのよね♪

「ぷーさんのォせかいィはァ~」
「がるるるる!」(←訳:奥深いのだ!)

 《プーさん》シリーズの著者・ミルンさんは、
 御子息をモデルにした映画などが製作されているせいか、
 たびたび話題になるものの、
 《プーさん》の画家アーネスト・ハワード・シェパードさんは
 もっともっと、広く知られるべき画家さんです。

 どうか、この展覧会を機に、
 この御本の刊行を機に、
 シェパードさんの作品の素晴らしさに
 耳目が集まりますように……!

「さがしてェみてくださいィ~!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:本屋さんにあるよ!)

 ええ、この御本は展覧会場だけではなく、
 街の書店さんでも取り扱われていますし、
 ネット書店さんにオーダーすることもできます。
 ぜひ、一読してみてくださいね~♫


コメント
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