「こんにちわッ、テディちゃでス!
うゥ~…ぶるぶるゥ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!怖いよう!)
こんにちは、ネーさです。
迫りくる台風の恐怖に怯える日曜日となりました。
どうか被害がありませんように、
皆さま御無事で、と祈りながらの読書タイムは、
元気いっぱいのベストセラー作品から
パワーをいただいちゃいましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― 続 わけあって絶滅しました。 ――
監修は今泉忠明さん、著者は丸山貴史さん、
絵はサトウマサノリさん、ウエタケヨーコさん、北澤平祐さん、
2019年7月に発行されました。
大人気を博した『わけあって絶滅しました』の続巻には
『世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』と
副題が付されています。
「ぜつめつゥ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:縁起悪いよ~!)
はいはい、落ち着いて。
確かにね、
《絶滅》してしまった生物さんたちがこの御本の主役ですが、
それだけではないんですよ。
まずは、目次に記された6つの章題を眺めてみましょうか。
1.《古生代で絶滅》
2.《中生代で絶滅》
3.《新生代で絶滅》
4.《現代で絶滅》
5.《絶滅しそうでしていない》
6.《わけあって繁栄しました》
「んッ? していないィ??」
「がる~??」(←訳:繁栄~??)
ええ、そうなんです。
御本の前半部分は《絶滅》した生きもの、
そして後半部分では、
《絶滅》しなかった生きものに
主役が交代してゆきます。
「そのォちがいィはァ?」
「ぐるるるがるるる?」(←訳:どこから生じたの?)
絶滅か、生存か。
中生代(ジュラ紀)を代表する
肉食恐竜アロサウルスが絶滅したのは、
彼らがエサとする巨大な恐竜たち(例えばアパトサウルス)が
激減してしまったから。
そう、どれほど強くても
それだけじゃ生き延びられない。
一方、
新生代の哺乳類オオツギホコウモリの場合は、
敵が少ない環境で暮らすうちに
だんだん身体が大きくなって、
飛ぶのをサボっていたら、
侵入してきたドブネズミたちに
食べられてしまったから。
そう、油断してると、
やっぱり生き延びられない。
「うゥ~むゥ……!」
「がるっるぐるるる……」(←訳:世界ってフクザツ……)
生き延びた生物の例として
挙げられているもののひとつは、
サメ。
なぜ生き延びたのかというと、
“最強”を目指さなかったから。
時代のナンバーワンにならなくてもいい、
魚竜やモササウルスより弱くていい、
彼らの陰でこっそりひっそり生きてゆけたら
それで充分♫
「そッ、そうなのッ?」
「ぐるるがる??」(←訳:それが勝因??)
滅びたもの、
生き残ったもの。
《自然絶滅》の悲喜劇と、
人間が絶滅させた《人為絶滅》。
進化の不思議と
地球の未来について深く考えさせられる科学ノンフィクションは、
大人にも、チビっ子ちゃんたちにもおすすめです。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~!
うゥ~…ぶるぶるゥ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!怖いよう!)
こんにちは、ネーさです。
迫りくる台風の恐怖に怯える日曜日となりました。
どうか被害がありませんように、
皆さま御無事で、と祈りながらの読書タイムは、
元気いっぱいのベストセラー作品から
パワーをいただいちゃいましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― 続 わけあって絶滅しました。 ――
監修は今泉忠明さん、著者は丸山貴史さん、
絵はサトウマサノリさん、ウエタケヨーコさん、北澤平祐さん、
2019年7月に発行されました。
大人気を博した『わけあって絶滅しました』の続巻には
『世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』と
副題が付されています。
「ぜつめつゥ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:縁起悪いよ~!)
はいはい、落ち着いて。
確かにね、
《絶滅》してしまった生物さんたちがこの御本の主役ですが、
それだけではないんですよ。
まずは、目次に記された6つの章題を眺めてみましょうか。
1.《古生代で絶滅》
2.《中生代で絶滅》
3.《新生代で絶滅》
4.《現代で絶滅》
5.《絶滅しそうでしていない》
6.《わけあって繁栄しました》
「んッ? していないィ??」
「がる~??」(←訳:繁栄~??)
ええ、そうなんです。
御本の前半部分は《絶滅》した生きもの、
そして後半部分では、
《絶滅》しなかった生きものに
主役が交代してゆきます。
「そのォちがいィはァ?」
「ぐるるるがるるる?」(←訳:どこから生じたの?)
絶滅か、生存か。
中生代(ジュラ紀)を代表する
肉食恐竜アロサウルスが絶滅したのは、
彼らがエサとする巨大な恐竜たち(例えばアパトサウルス)が
激減してしまったから。
そう、どれほど強くても
それだけじゃ生き延びられない。
一方、
新生代の哺乳類オオツギホコウモリの場合は、
敵が少ない環境で暮らすうちに
だんだん身体が大きくなって、
飛ぶのをサボっていたら、
侵入してきたドブネズミたちに
食べられてしまったから。
そう、油断してると、
やっぱり生き延びられない。
「うゥ~むゥ……!」
「がるっるぐるるる……」(←訳:世界ってフクザツ……)
生き延びた生物の例として
挙げられているもののひとつは、
サメ。
なぜ生き延びたのかというと、
“最強”を目指さなかったから。
時代のナンバーワンにならなくてもいい、
魚竜やモササウルスより弱くていい、
彼らの陰でこっそりひっそり生きてゆけたら
それで充分♫
「そッ、そうなのッ?」
「ぐるるがる??」(←訳:それが勝因??)
滅びたもの、
生き残ったもの。
《自然絶滅》の悲喜劇と、
人間が絶滅させた《人為絶滅》。
進化の不思議と
地球の未来について深く考えさせられる科学ノンフィクションは、
大人にも、チビっ子ちゃんたちにもおすすめです。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~!