「こんにちわッ、テディちゃでス!
さッそくゥ、つーるろすゥ、なのでスゥ!」
「がるる!ぐるるるるる~…」(←訳:虎です!寂しいなあ~…)
こんにちは、ネーさです。
ジロ・ディ・イタリアもツール・ド・フランスも
ブエルタ・ア・エスパーニャも終わってしまって、
すっかり《グランツール・ロス》状態ですが……
そんな日の読書タイムは、
ガッツ&ファイトあふれるこちらのコミック作品を、
さあ、どうぞ~♪
―― ダンジョン飯 8 ――
著者は九井諒子(くい・りょうこ)さん、
2019年9月に発行されました。
はい、食欲の秋にはこの一冊!
地下迷宮をウロつく魔物どもを
軽快に捌いて、炙って、塩と胡椒をひと振りして――
「いただきまスッ!」
「ぐるる!」(←訳:パクリ!)
妹を救い出すべく、
“狂乱の魔術師”が支配する迷宮の深層世界へ、
一歩また一歩と踏み込んでゆく
ライオスさんと仲間たち。
この第8巻では……
いやあ、私ネーさ、感嘆いたしましたよ。
よもや、
《チェンジリング》に
このような解釈が有り得るとは!
「むッ? ちぇんじりんぐゥ??」
「がるるるるるぐる?」(←訳:取り替え子のこと?)
妖精や魔物のいたずらによって、
子どもが取り換えられてしまう、
というような出来事を
《チェンジリング》と呼んだりしますね。
古くは、吟遊詩人さんがバラッドに歌い、
童話や小説、映画でも
描かれてきた《チェンジリング》。
日本では、泉鏡花さんの『龍澤譚』が
一種の《チェンジリング》ストーリーであろうと
私には思われるのですが。
この『ダンジョン飯』第8巻を“支配”するのも
まさにその、
《チェンジリング》現象です。
「いつのォまにかッ?」
「ぐるるがるる!」(←訳:自分が他人に!)
第7巻の終盤で登場した
魔性のキノコ“チェンジリング”のチカラで、
ライオスさんたち一行は
《チェンジリング》を実体験する羽目になりました。
困ったライオスさんたちは、
いろいろ足掻いた挙句、
どうにか元の姿へと戻って、
めでたしめでたし、じゃあ冒険を再開しよう――
と、普通ならそんなオチになるのでしょうけれど。
普通じゃないのが、
この『ダンジョン飯』です。
《チェンジリング》とは何なのか。
どういう仕組みで
こんな現象が起きるのか。
そういった究明と考察に留まらず、
ライオスさんたちは
さらに“その先”を見据えます。
《チェンジリング》現象を制御し、
利用することはできないだろうか……?
「わほッ、なァるほどッ!」
「がるるぐる!」(←訳:新機軸だね!)
小さな子どもたちが
《チェンジリング》な目に遭って
ただ泣いているだけの時代はもう終わった、
と誇らしくに宣言するかのような
迷宮の探検と冒険は、
しかし……まだまだ前途多難な雲行きです。
迷宮の魔力に取り込まれつつある妹さんは、どうなる?
エルフたちの介入と、
“狂乱の魔術師”の反撃は?
ミスタリアスな物語や
ファンタジー好きな御方におすすめの
異色コミックを、
皆さま、ぜひ~♪
さッそくゥ、つーるろすゥ、なのでスゥ!」
「がるる!ぐるるるるる~…」(←訳:虎です!寂しいなあ~…)
こんにちは、ネーさです。
ジロ・ディ・イタリアもツール・ド・フランスも
ブエルタ・ア・エスパーニャも終わってしまって、
すっかり《グランツール・ロス》状態ですが……
そんな日の読書タイムは、
ガッツ&ファイトあふれるこちらのコミック作品を、
さあ、どうぞ~♪
―― ダンジョン飯 8 ――
著者は九井諒子(くい・りょうこ)さん、
2019年9月に発行されました。
はい、食欲の秋にはこの一冊!
地下迷宮をウロつく魔物どもを
軽快に捌いて、炙って、塩と胡椒をひと振りして――
「いただきまスッ!」
「ぐるる!」(←訳:パクリ!)
妹を救い出すべく、
“狂乱の魔術師”が支配する迷宮の深層世界へ、
一歩また一歩と踏み込んでゆく
ライオスさんと仲間たち。
この第8巻では……
いやあ、私ネーさ、感嘆いたしましたよ。
よもや、
《チェンジリング》に
このような解釈が有り得るとは!
「むッ? ちぇんじりんぐゥ??」
「がるるるるるぐる?」(←訳:取り替え子のこと?)
妖精や魔物のいたずらによって、
子どもが取り換えられてしまう、
というような出来事を
《チェンジリング》と呼んだりしますね。
古くは、吟遊詩人さんがバラッドに歌い、
童話や小説、映画でも
描かれてきた《チェンジリング》。
日本では、泉鏡花さんの『龍澤譚』が
一種の《チェンジリング》ストーリーであろうと
私には思われるのですが。
この『ダンジョン飯』第8巻を“支配”するのも
まさにその、
《チェンジリング》現象です。
「いつのォまにかッ?」
「ぐるるがるる!」(←訳:自分が他人に!)
第7巻の終盤で登場した
魔性のキノコ“チェンジリング”のチカラで、
ライオスさんたち一行は
《チェンジリング》を実体験する羽目になりました。
困ったライオスさんたちは、
いろいろ足掻いた挙句、
どうにか元の姿へと戻って、
めでたしめでたし、じゃあ冒険を再開しよう――
と、普通ならそんなオチになるのでしょうけれど。
普通じゃないのが、
この『ダンジョン飯』です。
《チェンジリング》とは何なのか。
どういう仕組みで
こんな現象が起きるのか。
そういった究明と考察に留まらず、
ライオスさんたちは
さらに“その先”を見据えます。
《チェンジリング》現象を制御し、
利用することはできないだろうか……?
「わほッ、なァるほどッ!」
「がるるぐる!」(←訳:新機軸だね!)
小さな子どもたちが
《チェンジリング》な目に遭って
ただ泣いているだけの時代はもう終わった、
と誇らしくに宣言するかのような
迷宮の探検と冒険は、
しかし……まだまだ前途多難な雲行きです。
迷宮の魔力に取り込まれつつある妹さんは、どうなる?
エルフたちの介入と、
“狂乱の魔術師”の反撃は?
ミスタリアスな物語や
ファンタジー好きな御方におすすめの
異色コミックを、
皆さま、ぜひ~♪