「こんにちわッ、テディちゃでス!
もふふッ♪ かッちゃッたのでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるるるー!」(←訳:虎です!来年のカレンダー!)
こんにちは、ネーさです。
すでに雑貨屋さんにはハロウイングッズと、
2020年のカレンダーが出揃っていて、
可愛い小さめのカレンダーを買ってしまいました。
次は手帳だ!どれにしよう?と楽しく悩みながらも、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 世界文学アンソロジー ――
編者は秋草俊一郎さん、戸塚学さん、奥彩子さん、
福田美雪さん、山辺弦さん、2019年7月に発行されました。
『いまからはじめる』と日本語副題が付されています。
「せかいじゅうゥ、あッちこッちィからァ~」
「ぐるるがるるる!」(←訳:集めてみました!)
収録されているのは、
27人の著者さんによる、27の作品。
27作品の原著は、
フランス語あり、イタリア語あり、中国語あり、
スペイン語も英語もあって、日本語も、と
とてもワールドワイドなわけですが、
御本の『まえがき』で
編者のひとり、秋草俊一郎さんは
次のように述べています。
『世界文学』というと、
あまりに大仰で、力が入り過ぎてしまう。
《世界のいろいろな場所で、
いろいろなことばで書かれた話》
ぐらいに思ってもらったほうがよさそうです。
「なァ~るほどッ!」
「がぅるぐるるがるる~!」(←訳:じゃあ気楽に行こう~!)
そうですね。
お言葉に甘えさせてもらって、
どーんと気楽に読んでみましょう!
ということで。
第1章《言葉――すべてのはじまり》のエミリ・ディキンソンさん、
第2章《自己――まるで檻のような》のアンデルセンさんも、
第3章《孤独――記憶はさいなむ》のジェイムズ・ジョイスさん、
第4章《家族――かけがえのない重荷》の石垣りんさん、
第5章《戦争――崩れゆく日常》のフリオ・コルタサルさん、
第6章《環境――わたしたちを取り巻く世界》の石牟礼道子さん、
第7章《愛――いつだってつなわたり》のコレットさん、
第8章《悪――絶対やってはいけません》のカフカさんも、
きれいにスッ飛ばして、
私ネーさが目指したのは、
第9章《生死――この世のむこう側》の、
ジュール・シュペルヴィエルさん著
『沖合の少女』。
「すッとばしィすぎィでス!」
「ぐるがるぐぅる!」(←訳:ほぼ巻末じゃん!)
御本の本文中、最終章となる第9章には、
3つの作品が収められています。
ディラン・トマスさんの詩
『あのおだやかな夜におとなしく入ってはいけない』
ジュール・シュペルヴィエルさんの
『沖合の少女』
ガブリエル・ガルシア=マルケスさんの
『世界でいちばん美しい溺れびと』
いずれも、章題の通り、
《この世のむこう》にふと踏み込んでしまったような、
黄泉の国からの風に頬を撫でられたかのような、
幻想的な空気を湛える美しい作品ですが。
私ネーさのイチ推しは、
なんといっても『沖合の少女』!
「ふらんすゥのォ、さッかさんッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:でも南米育ち!)
『沖合の少女』、
或いは『波の上の少女』の題名で知られるこの短編小説は、
地上に住む私たちが
“決して出会えない”
ひとりの少女のものがたりです。
どこか遠く、
大西洋の沖合の水面に、
赤レンガの家々が立ち並び、
鐘楼がそびえる村がある……
そこにはひとりの少女が暮らしているけれど、
彼女の声は、姿は、
誰の耳にも届かず、
誰の眼にも映らない……
自動人形師ムットーニさんこと武藤政彦さんの上演会で、
この『沖合の少女』をテーマにした作品を拝見して以来、
ずっと原作の小説を探していたのですが、
やっと、ああやっと、巡り会えましたよ!
なので、大満足です!
「なんどもォ、よみかえしてェまス!」
「ぐるるるがる!」(←訳:その度に感激!)
27人の作家さんの、
魂がこめられた27の作品たち。
私ネーさにとってのベストは
『沖合の少女』でしたけれども、
読み手さんそれぞれにとっての
ここころ震わせる作品は、
やはり、それぞれ異なることでしょう。
自分だけのベストを探しに、
皆さまも、はるかな《世界》へ、ぜひ♪
もふふッ♪ かッちゃッたのでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるるるー!」(←訳:虎です!来年のカレンダー!)
こんにちは、ネーさです。
すでに雑貨屋さんにはハロウイングッズと、
2020年のカレンダーが出揃っていて、
可愛い小さめのカレンダーを買ってしまいました。
次は手帳だ!どれにしよう?と楽しく悩みながらも、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 世界文学アンソロジー ――
編者は秋草俊一郎さん、戸塚学さん、奥彩子さん、
福田美雪さん、山辺弦さん、2019年7月に発行されました。
『いまからはじめる』と日本語副題が付されています。
「せかいじゅうゥ、あッちこッちィからァ~」
「ぐるるがるるる!」(←訳:集めてみました!)
収録されているのは、
27人の著者さんによる、27の作品。
27作品の原著は、
フランス語あり、イタリア語あり、中国語あり、
スペイン語も英語もあって、日本語も、と
とてもワールドワイドなわけですが、
御本の『まえがき』で
編者のひとり、秋草俊一郎さんは
次のように述べています。
『世界文学』というと、
あまりに大仰で、力が入り過ぎてしまう。
《世界のいろいろな場所で、
いろいろなことばで書かれた話》
ぐらいに思ってもらったほうがよさそうです。
「なァ~るほどッ!」
「がぅるぐるるがるる~!」(←訳:じゃあ気楽に行こう~!)
そうですね。
お言葉に甘えさせてもらって、
どーんと気楽に読んでみましょう!
ということで。
第1章《言葉――すべてのはじまり》のエミリ・ディキンソンさん、
第2章《自己――まるで檻のような》のアンデルセンさんも、
第3章《孤独――記憶はさいなむ》のジェイムズ・ジョイスさん、
第4章《家族――かけがえのない重荷》の石垣りんさん、
第5章《戦争――崩れゆく日常》のフリオ・コルタサルさん、
第6章《環境――わたしたちを取り巻く世界》の石牟礼道子さん、
第7章《愛――いつだってつなわたり》のコレットさん、
第8章《悪――絶対やってはいけません》のカフカさんも、
きれいにスッ飛ばして、
私ネーさが目指したのは、
第9章《生死――この世のむこう側》の、
ジュール・シュペルヴィエルさん著
『沖合の少女』。
「すッとばしィすぎィでス!」
「ぐるがるぐぅる!」(←訳:ほぼ巻末じゃん!)
御本の本文中、最終章となる第9章には、
3つの作品が収められています。
ディラン・トマスさんの詩
『あのおだやかな夜におとなしく入ってはいけない』
ジュール・シュペルヴィエルさんの
『沖合の少女』
ガブリエル・ガルシア=マルケスさんの
『世界でいちばん美しい溺れびと』
いずれも、章題の通り、
《この世のむこう》にふと踏み込んでしまったような、
黄泉の国からの風に頬を撫でられたかのような、
幻想的な空気を湛える美しい作品ですが。
私ネーさのイチ推しは、
なんといっても『沖合の少女』!
「ふらんすゥのォ、さッかさんッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:でも南米育ち!)
『沖合の少女』、
或いは『波の上の少女』の題名で知られるこの短編小説は、
地上に住む私たちが
“決して出会えない”
ひとりの少女のものがたりです。
どこか遠く、
大西洋の沖合の水面に、
赤レンガの家々が立ち並び、
鐘楼がそびえる村がある……
そこにはひとりの少女が暮らしているけれど、
彼女の声は、姿は、
誰の耳にも届かず、
誰の眼にも映らない……
自動人形師ムットーニさんこと武藤政彦さんの上演会で、
この『沖合の少女』をテーマにした作品を拝見して以来、
ずっと原作の小説を探していたのですが、
やっと、ああやっと、巡り会えましたよ!
なので、大満足です!
「なんどもォ、よみかえしてェまス!」
「ぐるるるがる!」(←訳:その度に感激!)
27人の作家さんの、
魂がこめられた27の作品たち。
私ネーさにとってのベストは
『沖合の少女』でしたけれども、
読み手さんそれぞれにとっての
ここころ震わせる作品は、
やはり、それぞれ異なることでしょう。
自分だけのベストを探しに、
皆さまも、はるかな《世界》へ、ぜひ♪