テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 声援と涙が彩る《青》の歴史 ~

2023-02-17 22:03:01 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 みとまァさァ~んッ!」

「がるる!ぐるがるるる~!」(←訳:虎です!応援してるよ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 もうすぐWBCが開催されるせいでしょうか、

 スポーツ系メディアは盛り上がっていますね。

 いやでもサッカーだって負けていないぞ!ということで、

 本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

 ―― サッカー日本代表ユニフォーム100年史 1921ー2022 ――

 

 

 編者はサッカーマガジン編集部の皆さん、

 2023年1月に発行されました。

 『JAPAN NATIONAL TEAM 100 Years of Uniforms 1921-2022』

 と英語題名が付されています。

 

「わおッ! ひゃくねんッ!!」

「ぐるるるるがるる!」(←訳:積み重ねた1世紀!)

 

 それは1917年のこと。

 日本東京芝浦埋立地にて

 日本・中華民国・フィリピンの三ヵ国による

 総合スポーツ大会『極東選手権』第3回大会が開幕、

 蹴球競技の日本代表チームとして参加したのは、

 東京師範学校の学生チームさんでした。

 

 この時のユニフォームは、海老茶色だったそうですが、

 大会後、本格的な《日本代表チーム》結成に向けて、

 《代表ユニ》も始動してゆきます。

 

「もッとォ、つよくゥ!」

「がっるぐるぅるる!」(←訳:もっとオシャレに!)

 

 1921年の極東選手権では、白地に海老茶。

 1925年の第7回極東選手権では、白と黒のボーダー。

 

 そして、1930年……

 第9回大会のユニフォームはようやくライトブルーに。

 八咫烏(やたがらす)のエンブレムも誕生して、

 現在の《青ユニ》の原型が整いました。

 

 このMOOK本には、

 1936年のベルリンオリンピック以降の

 ”青い日本代表ユニフォーム”が紹介されていて、

 サッカーファンさんの涙を誘います。

 

 当時は最先端の生地やデザインだったと思われる、

 シンプルなブルーのユニ……

 欧州へ遠征した選手さんたちは、

 このユニを汗に染めながら

 実力の差を痛感したことでしょう。

 

「いつかァ、かならずゥ!」

「ぐっるがるるぅ!」(←訳:勝ってみせるぅ!)

 

 私たちが、

 がんばれJAPAN!と声を上げ始めたのは、

 おそらく1990年代あたり……?

 

 W杯への出場が、

 夢ではなく現実のものになり、

 サッカーの試合を観戦することが

 ぐっと身近になった時代、ですね。

 

「とッぱしようゥ!」

「がるるぐるる!」(←訳:予選の難関も!)

 

 Jリーグの創設、

 ワルドカップ、オリンピック。

 日本のサッカーに多大な影響を与えた

 海外の監督さんたち。

 素材も、デザインも、

 選手さんの底力も変容していった果ての、

 現在の日本代表ユニ。

 

 カタールW杯の印象もまだ鮮烈で、

 英国やドイツから選手さんたちの躍動が

 ニュースとなっている今、

 日本サッカーの歴史を

 あらためて振り返ることが出来る一冊は、

 フットボール愛好家さんにおすすめですよ。

 

 また、ユニの写真はもちろん、

 選手さんへのインタビュー、

 日本男子代表・女子代表の歴代全招集選手リストも

 巻末に掲載されていますので、

 日本代表について知りたい!とお考えのファン初心者の方々も、

 ぜひ、覗いてみてくださいね~♪

 

 

コメント
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