「こんにちわッ、テディちゃでス!
うゥ? うすいィ~??」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!雨水だよ~!)
こんにちは、ネーさです。
今日2月19日からは、二十四節気の《雨水(うすい)》。
降る雪が雨に変わり雪解けが始まる時節、
そして……銭湯通いが楽しくなる季節?
ということで、
本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 町田忍の 銭湯パラダイス ――
著者は町田忍(まちだ・しのぶ)さん、
2021年11月に発行されました。
銭湯研究の第一人者にして
日本銭湯文化協会理事の町田さんによる
《銭湯ガイド》ですよ。
「もうすぐゥ~こうかいィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:銭湯の映画が!)
映画『おくりびと』脚本、
『料理の鉄人』他TV番組の放送作家として知られる
小山薫堂(こやま・くんどう)さん企画&脚本の映画
『湯道』がもうすぐ公開!
とあって、
SNSやTVCMで銭湯の映像がた~くさん流れていますね。
CMの映像は、
もちろん映画のために作られたセットなのですが、
では、現代の日本に実在する
本物の銭湯の姿は……?
「えんとつゥ~…?」
「がる……?」(←訳:番台……?)
「ふじさんッ!」
銭湯には高い煙突があって、というのは、
いまや超少数派、でしょうか。
近年は都市部を中心にガス化が進み、
かつては町のランドマークにもなっていた煙突も
多くが消えつつあります。
けれど、健在なのは、
銭湯の名が染め抜かれた暖簾!
タイル敷きの洗い場!
大きなペンキ絵!
ケロリンの湯桶!
「けろりんッ!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:黄色が可愛い~!)
魅惑のケロリン桶はともかくも、
これは銭湯ならではだなぁ~と思うのは、
天井の高さ。
その広い空間に差し込む光に、
しゃっきりと、
或いはぼんやりと浮かび上がるペンキ絵は、
定番の富士山か、
地域の名勝か……
「むむッ、これはァ~めずらしィ??」
「がるるぐるる???」(←訳:お城や浮世絵??)
本文126~129ページには、
『銭湯の代名詞的存在“ペンキ絵“誕生物語』と
『ペンキ絵ギャラリー』
『タイル絵ギャラリー』
があって、
ペンキ絵好きさんを唸らせてくれます。
完全に手描き!っていうのは、良いですねえ。
「おゆにィ、つかッてェ~」
「ぐるるるがっるる~」(←訳:見上げてゆったり~)
『威風堂々たる“宮造り銭湯“』
『今、訪れるべき 東京銭湯12』
『地方のゲキシブ銭湯10』
『今も現役!江戸時代創業銭湯』など、
レトロから最新まで
佳き銭湯の良さを追い求める
楽しい銭湯ガイドを、
お風呂好きさんは、ぜひ、覗いてみてくださいね、
映画『湯道』が大ヒットして、
全国の銭湯に大勢のお客さんが詰めかけますように、
と祈りつつ……。