「こんにちわッ、テディちゃでス!
ももいろォ、きれいィ~でスゥ!」
「がるる!ぐるるるがるぐる?」(←訳:虎です!今週末が見頃かも?)
こんにちは、ネーさです。
関東のあちこちで
河津桜がピンクの花を咲かせていますね。
そろそろサクラの開花予想も……?などと想像しながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの新書作品を、どうぞ~♪
―― 日本史を暴く ――
著者は磯田道史(いそだ・みちふみ)さん、
2022年11月に発行されました。
『戦国の怪物から幕末の闇まで』と副題が付されているこの御本、
現在、歴史関連書籍のジャンルで
ベストセラー第一位を激走中だそうです。
「わくわくわくッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:期待がMAXに!)
著者・磯田さんは、
『読売新聞』連載の
《古今をちこち》(2017年9月~2022年9月分)を、
第1章『戦国の怪物たち』
第2章『江戸の殿さま・庶民・猫』
第3章『幕末維新の光と闇』
第4章『疫病と災害の歴史に学ぶ』
と、4つの章に構成し、
歴史の裏にも表にも光を当ててゆかんと試みています。
「ちゅうもくゥすべきィはァ~…」
「がる!」(←訳:ここ!)
映画やドラマでは殆どレギュラー?な、
信長さんや、秀吉さん、家康さん。
日本の戦国史の“顔“といえる彼らは
もちろん登場しますが、
興味深いのは、
本文78ページから84ページにかけての、
『漫画で考える災害史、女性史』と
『女性の力で出来た藩』
という2編です。
ここで論じられているのは、
ええ、勘の良い御方は既にお分かりでしょう、
五代将軍・徳川綱吉(つなよし)の時代と、
よしながふみさん作の長編漫画『大奥』。
「どらまはァ、だいひょうばんッ!」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:反響すごいよね!)
漫画『大奥』を賞賛する磯田さんが掘り起こすのは、
綱吉さんの治世下、
わずかな期間だけ実現した
ジェンダーレスな社会――
女性が藩(家)の政治をリードしたっていい、
鎧を着けて儀式に出たっていい、
学問だって、
うん、大いにやっていい。
「だよねッ!」
「がるるぐるる~!」(←訳:自由に行こう~!)
ドラマ『大奥』は私ネーさも拝見していて、
フィクションと史実は別のものだと解ってはいますが、
“女性を見下さない“大奥が
現実に存在したのかと思うと、
綱吉さんという人物がますます好きになっちゃいました。
女性を擁護するなんて、
幕府内部からの風当たりは強く、
苦労したに違いありませんけれど、
どんな御方だったんだろうなあ、綱吉さんて……。
「ますますゥ~けんきゅうゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:進むといいね!)
古文書をひもとき、
資料にあたり、
読み解いてゆく《歴史》の表と裏。
災害史に興味をお持ちの方々にも
おすすめの新書です。
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪