「こんにちわッ、テディちゃでス!
さァ~むゥ~いィ~!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!重ね着しないと!)
こんにちは、ネーさです。
東京圏は肌寒いお天気だというのに、
冬物衣料を先週すべて収納してしまったので、
ブルブル震えております……
春物のカーディガンを重ね着したら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― MORRIS 上&下 ――
漫画はカメントツさん、原案は ひなたかほり さん、
上巻は2022年3月に、下巻は2023年3月に発行されました。
『~つのがはえた猫の冒険~』と副題が付されています。
きゃわゆいクマさんが主役のコミック
《こぐまのケーキ屋さん》シリーズで人気のカメントツさんが、
アーティストひなたかほりさんによるフィギュア
『つのがはえた猫MORRIS(モリス)』を原案にして描いた物語は、
先ごろ下巻が刊行されて、
めでたくも全2巻完結~!
「ぱちぱちぱちィ~!」
「ぐっるがっるるるるる~!」(←訳:ずっと待ってたんです~!)
つのがはえた猫MORRIS――モリスくん。
カメントツさん作のコミックを未読の方々も、
ちょいっと『モリス』『つのねこ』『MORRISフィギュア』などで
画像検索していただければ、
きゃ~っ♪と笑顔になってしまうはず。
「とにかくゥ、かわいィ~!」
「がるぐるがるるぐるがる!」(←訳:ネコ好きさんは悶絶必至!)
可愛らしいモリスくんのフィギュアには、
或る特徴があります。
『つのねこ』の略称や
画像からも一目で判ることですが、
そう、それは……
ツノがある。
「となかいィ、みたいィなァ?」
「ぐるるるる?」(←訳:鹿みたいな?)
サンタさんを助けるトナカイたちとよく似た、
立派なツノ。
個性的じゃん!カッコいいツノじゃん!
なんて言えるのは、私たちが他人であるからで……
モリスくん本人にしてみれば、
ツノは重荷でしかありません。
このツノがあるから、いじめられる。
このツノがあるから、馬鹿にされ、殴られ、と
イヤなことばかりが降りかかる。
……じゃあ、いっそ。
取ってしまおう、このツノを。
「とッ、とッちゃうゥのッ?」
「がるるる?」(←訳:取れるの?)
モリスくんは、魔法使いの家を訪ね、
思いの丈を打ち明けました。
―― ふつうのねこになりたいです ――
そのために、ツノを切ってほしいと。
「それではァ~いざッ!」
「ぐる!」(←訳:旅へ!)
ツノを切るには、
世界の果ての果てにそびえる大樹ユグドラシル、
その幹に突き刺さっている鋸(のこぎり)が必要です。
モリスくんは魔法使いと、
魔法使いの家で出会った仲間のねこたちとともに
世界の果てへの旅に出発しますが……?
「あぶないィ!」
「がるぅ!」(←訳:追手だぁ!)
モリスくんたち一行に迫る怪しい影。
影たちの素性は? 狙いは?
「ぜんりょくゥしッそうゥ!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:逃げて逃げて~!)
旅は、願いは、成就するのか――
モリスくんの冒険を物語るカメントツさんの画は、
木版画のようなタッチで、
もう超絶的な美しさ!
そして、
名久井直子さんによる装幀・デザインにも
惚れ惚れさせられますよ。
電子書籍版も刊行されていますけれど、
表紙の箔、字体、紙の手触りなどを楽しむには、
紙の書籍がおすすめです。
コミック&アート好きな方々も、
ミステリやファンタジー好きな活字マニアさんも、
ぜひ、本屋さんで、探してみてくださいね~♪