テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《貼るカイロ》比較ミニレポート。

2008-01-21 23:00:25 | その他
 凍えてます、トーキョー。
 冷え冷えです、トーキョー。
 雪予報の出ていた今日(1/21)ですが、
 降らなくてよかった……降っていたら、
 道路凍結とスリップで怪我人続出であったのは確実。

「ひとあんしんッ、でスね。ネーさ」

 いーえ、まだまだ気を抜いてはいられませんよ、テディちゃ。
 寒くて寒くて、
   肩が凝るぅ~
   胃が冷えるよぉ~
   腰が痛いぃ~
 怪我してなくても、辛いですよね……。

 そんな時には、はい、これでしょ!

「かいろ、でスかッ」

 ありがたい味方、貼るタイプの使い捨てカイロくん。

「あいィ~♪
 ぬくいでスゥ~」

 寒がりのネーさには必需品。
 ですから、色々な製品を試してみたのですが、
 ご報告します。

 これ、いいわ!

「これェ?」

 『ほかほか』の持続時間が、
 他メーカーの製品に比べて長いんです!
 温度もちょうどよいし、
 お値段がリーズナブルであるところも、高得点!
 (1箱に30個入りで¥500程度でした)

「ふむふむッ」

 『ダイエー』にて購入いたしました。
 パッケージにある二匹の猫ちゃんを目印にお探し下さい。
 (裏面の記載によれば、メーカーは白元さん)

 これではまだ足りん!
 もっと強力なものを!
 という御方には……アレね。

「あれッ?」

 《寒冷地用》という、よりパワフルなカイロを全身に!
 びしばしッと!

「……テディちゃ、かいろよりもォ、
 おんせん、いきたいでスゥ~」
コメント (1)
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カフェをたずねて、ちょいと京都へ♪

2008-01-21 14:05:53 | ブックス
「わおゥ!
 これはァ、きょーとのほんッ、ということはァ……」

 はい、そうなんですよ、テディちゃ。
 京都恋しや、京都ゆきたや、の京都シック発病です。

「いッつものことでスね、ネーさはァ」

 えっへん、おほん、先ずは御紹介いたしましょう!



    ―― 京都のやさしいカフェ、かわいいカフェ。――

 

 編集は成美堂出版編集部の方々、’07年8月に発行されました。
 いわゆる旅のガイドブックではありません。
 メインは、カフェ。
 京都の有名なお寺さんや、
 観光スポットへの行き方が載っている御本ではないので、
 その点はご注意下さい。

「なんだかァ、おッしゃれェ~でスねッ」

 言えてますね。
 カフェの店内、外観など、
 あんまり可愛らしいので、
 インテリアの雑誌を眺めているような気分になります。
 
「こんなおみせでェ、おちゃ、したいのでス♪」

 そう思わせる魅力はどこに、と考えてみると……
 ちょっと失礼な表現かもしれませんが、

    キンピカ、ピカピカ、ぎらぎら、に非ず

 ということ、になるでしょうか。
 
 東京のカフェに多いのですけれど、
 新しいビルの中の
 新しいフロアで、
 壁も天井も何もかも、
 とにかく新しくてピカピカ、
 照明はギラギラ――
 そういったお店はここには見当たらないんです。

 でも、だからといって、
 古い、古臭い、のではないんですね。
 新旧の、程よいミックス、
 手探りで辿り着いたベストバランス、
 それがお店として結晶した――そんな感覚です。

 建築好きな御方、建築勉強中の御方にも
 これらのカフェ=空間は、
 きっと興味を持っていただけることでしょう。

「まちや、ッて、かちょいいのでス!」

 その機運は高まっていますからね。

「やきたてぱん♪ おいしそでスゥ~」 

 なぜか京都はパンがすっごく美味しい、とも聞きますし。
 いえ、おほん。それはまた別の御話として。

 京都のカフェ事情を知りたい、
 関西のインテリアセンスに学びたい、
 カフェのレシピが気になって……
 読み手次第で顔が変わる御本です。
 
 A4変形と、やや大きめなので
 旅行時の持ち歩きには不向きかもしれませんが、
 京都LOVE!な御方は
 一度は読んでみましょう!

「がいどまッぷにィ、
 ☆つけてェ
 ちぇきッ、なのでス!」 
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《鯛》がもたらすジレンマとは。

2008-01-20 23:06:06 | 美味
 一段とバレンタイン関連品が充実してきた
 『ディズニーストア』にて、パチリ。

「ちょこッ♪でスね、ネーさ!」

 フィギュアチョコなんですよ、テディちゃ。
 ミッキーと、スティッチの、2種類を販売していました。
 でも……これは、
 ジレンマに陥るチョコレートですね。

「じれんまッ?」

 お人形型のチョコを、はたして、
 《どこから》 
 食するか――

 名付けて『タイ焼きの命題』。

 タイ焼きを、頭から食べるか尻尾から食べるか。
 ディズニーのキャラチョコを、
 頭からかじるか足からパクっとゆくか。

「え、ええッ?
 ど、どうしようッ?
 うーん、うーんッ」

 食べずに飾っておく、とい手段もありますね。

「そうだッ!
 わかッたでスよ!
 ふたつ、かうのでス!
 そしてェ、
 いっこはァ、あたまからッ!
 もォいッこはァ、あしからッ!たべるのでス!」

 ……数学の命題って、こういう解き方だったかしら?
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しゃれた探偵さんは語りの名人。

2008-01-20 13:09:36 | ブックス
 ♪テケテンテンテン……というお囃子とともに上る幕。
 落語、マジック、スタンダップコミック、
 さて本日の演し物は、と申しますと。

「らくごッ、でスか、ネーさ?」

 よく分かったわね、テディちゃ。

「ひょうしのえ、らくご!なのでスよッ♪」

 そうなんです。こちらの御本、寄席と落語を核とする物語。
 題名でお判りのように、ミステリでもあります。
 はい、御紹介いたしましょう!


        
         ―― 道具屋殺人事件 ――

 

 著者は愛川晶さん、’07年9月に発行されました。
 副題に、『神田紅梅亭寄席物帳』とあります。
 
 《落語界》という、狭いような、
 しかし、演芸関係者や縁者までも含めるとけっこうな大所帯。
 ひとが三人いれば派閥が出来る、なんていうくらいですから、
 人が増えれば事件も起きる、のでしょう。

「てえへんだッてえへんだッ、なのでスね」

 時代は、現代です。
 お江戸の昔ではないので熊さん八っつぁんは出番なし。

「うきゅ~ッ! ざんねんでスゥ」

 噺家さんの身の上に、
 或いは楽屋や勉強会の場で、
 奇々怪々な事件が降って湧けば
 すとんと解決に導くのは
 山桜亭馬春(さんおうてい・ばしゅん)師匠。
 
 馬春師匠、千葉で病気療養中ですので、動けません。
 つまり、安楽椅子探偵さん、なんですね。
 東京で起こった事件を、
 現場を見もせず、
 お弟子さんに一言二言、ヒントを告げると……

「ばんじィかいけつッ!でスかッ?」

 そこらへんが《工夫》なのです。
 古今の落語をからめつつ、
 お弟子さんたちは行きつ戻りつ迷走しつつ、
 すると事件の真相も少しずつ明らかになってゆきます。

 読むうち、
 落語の演目に詳しくなる、という特典もあります。
 演芸界独特の『短縮語』も学べます。
 落語好きさん、演芸場が好きな御方には
 たっぷり楽しめる一冊です。

 落語ビギナーさんも、臆することはありません
 (落語にうといネーさも楽しく読めましたよ!)。
 
「え~とォ、え~とォ」 (がさがさ)

 テディちゃ?
 新聞広げて、何してるの?
 それは、テレビ欄……?

「きょうはッ、にちようびィ!
 らくごのはなしィ、きいたらッ、
 『しょうてん』みたくなッたでス!」

 そうですね、『笑点』の大喜利とか見たくなっちゃうわね。
 出演者さんの小粋な切り返しに、
 御褒美として一枚、いえ五枚くらい、

「とばそうッ、ざぶとんッ♪」

 座布団飛ぶのは大相撲ですし、
 そもそもあれは飛ばしちゃダメです!
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遠からじ……?

2008-01-19 23:09:34 | 花雑記
 今日も、花屋さんの前をダダダッと通り過ぎようとして
 ……あれは!

「まァた?
 こんどはァ、なにでスかァ、ネーさ?」

 ほら見て、テディちゃ!
 これは、桜ですよ!!

「さくらッ? わぽッ!」

 画像の、右側のフラワーベースにあるのが
 『東海桜』でしたか。
 左側にあるのは、
 『啓翁桜』だったかな。

「そめいよしのォとぉ、ちがうのでス……」
 
 アレンジメント用の桜ですから、
 花も枝ぶりも、
 染井吉野とは似て異なっちゃってますね。

 桜の香りがするかな?と近寄ってみましたが、
 周りがお花だらけだったせいでしょうか、
 よく分かりませんでした。
 
 ここ数日、厳しい寒さですけれど、
 人工モノとはいえ、桜がお店に並ぶというのは、
 春遠からじ、ということなんでしょうね。
 
「はるッ♪」

 春……はやく来てほしいものです。

「でもッ!
 ネーさ、はるにはァ、もひとつゥ、くるものォ、あるのでス!」

 はい? 
 何が来るんですか?

「すぎかふんッ!」

 杉花ふ――
 うッ……! (←気絶)
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一夢、一睡、千万の花火。

2008-01-19 13:13:52 | ブックス
「ぎやッ、どらきらッ?」
 
 あのねテディちゃ、
 これはホラーなドラキュラ物語ではございません。

「んじゃ、ッ、なにでスかッ、ネーさ?」

 先日ご紹介しました金城一紀さんの『フライ、ダディ、フライ』。
 あの御話に出てきた高校生くんたちが
 ここでは主人公になっているんです。


    
        ―― レヴォリューション№3 ――


 
 著者は金城一紀さん、’01年10月に単行本が発行されました。

 『フライ、ダディ、フライ』では
 普通のオジサンである鈴木さんの導き手として、
 ある種悟ったような顔を見せていた高校生くんたち。
 ですが、『フライ……』に先立って発表されたこの御本では、
 彼らのもがき苦しむ姿が描かれています。

 東京は新宿区、
 なぜか高校が密集している某地区に、
 彼らの通う高校はあります。

 語り手である南方くんによれば
 『典型的オチコボレ男子校』。

「えッ、こぼれちゃッたのでスか」

 いいえ、こぼれているのは表面だけ。
 彼らの内側は、美しく純粋なんです。
 なぜなら、或る先生の言葉に動かされてしまったから。

      《君たち、世界を変えてみたくはないか?》

 この言葉が胸に刻まれたその日から、
 何かが変わり始めます。
 世界は、変わる? 変えられる? 僕たちの手で?

 青春=GREEN DAYSといえば聞こえは良いのですが、
 彼らの道は常にトゲ鋭いイバラで塞がれ、
 歩くごと、進むごと、
 手や足に血が滲みます。

 それでも、昂然と、
 こうべを上げ、
 歯を食いしばり、
 歩いてゆく。

 かつて男子高校生であった方々は
 共鳴と共感に涙するかも知れません。
 うんそうだ、確かにこんなことあったっけ、と。
 
 一冊に、三つの物語が収められています。
 それぞれのストーリーを述べることは、
 敢えて、控えましょう。

 どれほど辛い時にもユーモアを忘れず、
 『愛と希望』をもでっかく広い心に秘め、
 世界へ漕ぎ出す高校生くんたちに、
 どうか、幸あれ。

 こちらの御本を読んでから
 『フライ、ダディ、フライ』へ進んだ方が、
 感慨深い(深くなる)、かも……?
 いえ、もちろん、お好み次第で、どちらからでも!
 読めば、きっと、《彼ら》に惚れてしまいます。
 
「べたぼれェ、でスかッ?」

 ベタ惚れです!
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春のかおり。

2008-01-18 22:48:57 | ブックス
 花屋さんの前を通りかかったら……おや、これは?

「どォしたのでスかッ、ネーさ?」

 いつもと香りが違う!
 温室育ちのバラやチューリップとは明らかに違う香りが、
 ふわッと寄せてきました。
 何だろう?と近付いてゆくと、
 これなんですよ、テディちゃ。

「あゥ~、え~とォ、これはァ~」

 フリージア、水仙、ストック、ヒヤシンス、スイートピー
 といった香りがよいことで知られる花々です。

 百合やバラよりはおとなしい外見のお花さんたちですけれど、
 香りでは勝ってます。
 女王さま!ですね。

「ふゥん? どれがいちばんよいかおり、でスかァ?」

 好みもあるでしょうが、
 ネーさのお奨めは、フリージア、でしょうか。
 
「ふりィじあ……テディちゃ、きいろが、いいでス!」

 黄色、とは?

「げんきッ、でるいろォ、なのでスよッ♪」
 
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女子《鉄》指南の書。

2008-01-18 14:04:15 | ブックス
 先日、JRに乗った時のことです。
 車両がピカピカ! 
 では、これは――

「しんがたァ、だッたのでスねッ、ネーさ」

 そうなんです、テディちゃもニュースで聞いたでしょ?
 中央線に導入されたばかりの新型車両だったんですね。
 きれいだし、シートも座り心地が良いし、
 ドア傍には何面もモニターなどがあって、感心しちゃいました。

 はい、今日はこういった《鉄》心を熱くする御本の登場です!



          ―― 女子と鉄道 ――


 
 著者は酒井順子さん、’06年11月に発行されたものです。
 
 《鉄》……それは、鉄道をこよなく愛する人々のこと。
 しかし、《鉄》の特徴として顕著であるのは、
 圧倒的に男性が多い!女性が少ない!らしいんですね。

「うんッ、そうかもしれないのでスッ」

 そこで著者の酒井さんが名乗りを上げました。
 鉄道について語るのは、語りたいのは、
 男子だけじゃないんです、と。
 女子だって、けっこう鉄道好きだったりするのだ!

「がたたんッ、ごととんッ!」

 口先だけではありません。
 酒井さん、北海道の留萌本線へ、
 沖縄のゆいレールへと、
 東西南北を『鉄道をたしなむ』ために巡ります。

 なんという行動力!
 小さなトロッコにも、
 強風で有名な陸橋にも、
 リニアモーターカーにも挑戦します。

「りにあッ!
 テディちゃもォ、のりたいでスゥ!」

 あたしってプチ《鉄》かも……
 わたし《鉄》予備軍かもしんない……
 そう思ったらこの御本を読みましょうか。
 ググッときたら、貴女も今日から《鉄》友。
 太鼓判つきの《鉄》感染者。

 いえいえ、貴女ひとりじゃありません。
 日本人の多くが《鉄》心を持っています。
 みんな鉄腕アトムが好き。
 みんな丸い鼻の初代新幹線が好き
 (おサルの電車も好き)。
 メカ大好きの日本人は、
 汽車を、列車を、電車を、
 愛さずにはいられないのです(たぶん)。

 《鉄》初心者さんには、最適の指南書がこの御本。
 さあ、春の旅行シーズンに備え、
 酒井さんの指導のもと、
 《鉄》力を充電しておきましょう!
 旅行の予定がなくて実際に鉄道に乗れなくても
 いいじゃありませんか!
 『乗り専』の《鉄》であるという酒井さんを見習い、
 『読み専』の《鉄》になってもいいんです。
 
「テディちゃはァ、わかばまーく、でスッ♪」

 鉄道に感謝したくなる、すてきな一冊でした。
 スイカやパスモ、切符を手に、ぜひ! 
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さむッ!そんな時の対抗策。

2008-01-17 22:56:22 | その他
「おぽッ?
 これはァ、ネーさ、もしやァ?」

 雪ですよ、テディちゃ。
 東京では初雪を記録して、
 地面におちた雪片はたちまち溶けてしまいましたが、
 枝葉の上には少しばかり残っていたので、
 そこをパチリ。

「きょうはァ、さむ~いィでスッ!」

 本当ですね。
 歩いていて、ここは冷蔵庫の中なの?!と思うくらい
 空気が冷え切っています。

 東京の寒さなんて大したこと無いさ!と
 バカにする向きもあるでしょうが、
 そうでもないんですよ。

 去年でしたか、
 雪つもる草津温泉へ出かけたウチの母上が、
 帰ってきた途端、こう申しました。

 東京の方が寒いー!!

「ふァあァ~、そうきゃもッ」

 では、寒い東京の、もっと寒い多摩地方に暮らす私たちが、
 とっても身体が温まる飲み物をお教えしちゃいましょう。
 赤ちゃんからボーイズ&ガールズ、おじいさんおばあさんまで
 みんなにオッケー!の簡単ホットドリンク。

 それは、スキムミルク!

「すきむゥ!」

 牛乳は苦手、という御方も、
 スキムミルクはさらっとして癖がないので大丈夫!
 豆乳はだめなんだァという御方も(←ネーさはこのタイプ)
 胃腸に優しいスキムミルクなら大丈夫!
 低カロリーで、カルシウムもたっぷり!
 ノンカフェインなのも、よいですね。
 お料理にも使えます。
 コーヒーや紅茶、ココアに入れてもよし。
 地味だけど、万能選手!

「うんうんッ!」

 さあ、家に入って
 アツアツのスキムミルクドリンクを飲んで暖まりましょうか。
 皆さま、風邪などひかぬよう、お気をつけて!

「すきむみるくでェ、ぬくぬくゥ、してねッ♪」
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花の舞妓さん、かわいい舞妓さん。

2008-01-17 14:03:19 | ブックス
「まいこォはァーんッ!」

 どうしたの、テディちゃ、いきなり?

「まねッこ、したのでスよ、ネーさ!
 まいこォはァーんッ!!」

 クドカンさんの映画ですか。
 でも、今日ご紹介するのは書物の舞妓さんです。
 はい、こちらをどうぞ!



       ―― 舞妓はんになってみませんか ――


 
 著者は内藤悦子さん、’07年9月に発行されたものです。
 表紙上部にフォトガイド写真集とありますように、
 小型の写真集なんです。

「おきれいでスゥ♪」

 モデルは、京都宮川町で舞妓さんをしておられる
 君香さんと、君晴さん。
 おふたりは姉妹なのだそうです。

 表紙の御方が、君香さん。
 結い上げた髪が映えますね。

「かつらじゃないのが、いいのでス!
 きゃわゆいッ♪」

 舞妓さんは地毛、
 芸妓さんは鬘、なんですね。
 
 聞いた話ですが、舞妓さんを経て芸妓さんになった御方は
 やはり、ホッとするようです。
 もう髪を結わなくていいんだ、
 なんて楽になったこと!と。

 分かります。
 あの髪(おぐし)は、お手入れたいへんでしょうから。

 でも、だからこそ、
 『割れしのぶ』や『おふく』に結った舞妓さんの
 美しさ、愛らしさには特別なものがあります。
 誰もが、わあ、と感嘆するのです。

 絵でいうなら、上村松園さん。
 画面から、抜け出てきたような。

「ぽっくり、ぽっくりィ」

 おや、テディちゃ、それは?

「まいこちゃんがァ、あるくゥ、おとッ!」

 うーん、ちょっと誤解があるかも?
 これもネーさが聞いた話ですが、
 舞妓さんたち、普段は草履が多いのだそうですよ。
 『おこぼ』と謂う独特の丈高い履物では、
 忙しい時などはあまりに歩きにくいので。
 およばれした行き先(お店)がよほど近かったり、
 大切な行事、写真撮影などでは『おこぼ』を履きますが。

 ですから、観光地ド真ん中、
 『おこぼ』でうろうろしている舞妓さんがいたら、
 大体の場合は、旅行の記念に変身してみました!
 という素人さん、なのだそうです。

「ふゥゥん、へんしんしたいおんなのこ、おおいのでスね」

 それほど、舞妓さんは人を魅了する存在なのでしょう。

 この御本には、
 君香さんと、妹の君晴さんのお写真の他に、
 舞妓さんの日常についての文章も掲載されています。
 京都大好き!
 舞妓はーん大好き!
 でなくとも、
 楽しく読めちゃう御本です。
 
 ただ、ネーさはもちろん、京都行きたい!と溜息しました……。

「ふゥ~、いつものォ、びょうきィ、でスねッ!」
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