テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

千両役者にゃ、ヒゲがある♪(シッポもね)

2011-07-11 23:17:57 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ここ多摩、いえ、東京、いえいえ、関東全体が依然『あ(以下略)』な状態ですが、
 ローマはもっとすごいことになってるみたいです!
 最高気温38℃!ですってー!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ろーまッ、おそろしやッ!」
「ぐるる!がるがるるるぐるるるー!」(←訳:虎です!イタリアも『あ』なんだね!)

 前回の記事ではギリシャの神々についてお喋りいたしましたが、
 では、本日はちょこっと避暑気分で!
 この時代のこの都市は現在よりも涼しかったに違いないと確信しつつ、
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  


 
                ―― 江戸猫 ――


 
 著者は稲垣進一さん&悳俊彦(いさお・としひこ)さん、2010年5月に発行されました。
 『浮世絵猫づくし』と副題が付されています。
 巨匠さんたちによるオリュンポスの神さま画のお次は、
 ええ、そうです!
 ニャンコが描かれた浮世絵を集めたアートブックに宙返り、いえ、キャッと空中三回転~♪

「にゃんこォ??」
「ぐるるるっがるがるがるっ♪」(←訳:わあいっボクの親戚だようっ♪)

 ……まあ、そうねえ、虎はネコ目ネコ科ヒョウ属、
 猫はネコ目ネコ科ネコ属でヤマネコの亜種、ということですので、
 親戚と言えなくもありません。

「がるるるっ!」(←訳:親戚ですっ!)
「うんうんッ、しんせきしんせきィ~♪」

 えー、その親戚さんたちが、
 浮世絵の中で大ブレイクしちゃったのは、
 お江戸も後期の、幕末に近い頃でした。
 それまでにも、画にニャンコが描き込まれることはあったものの、
 ひとりの浮世絵師さんの登場が、
 ニャンコの地位向上に大きく貢献することになります。

 歌川国芳(うたがわ・くによし)さんと、
 国芳さんのお弟子さんたち。

 彼らはネコたちを、しがない添えもの、脇役から、
 主役の座へ引き上げたのでした!

「がるる~!」(←訳:いいぞ~!)
「ゆけゆけェ、にゃんこォ!」

 国芳さんの用いた手法は、とっても現代的で、
 なおかつ古典的でもあります。
 つまり、
 ニャンコを擬人化しちゃお♪
 って方針なのですね。
 浮世絵の画面の中で、
 国芳さんのネコたちは
 エミー賞ものの演技をしてみせ、
 人気の歌舞伎役者さんに化け、
 判じ絵のモデルになり、
 美女さんたちと一緒にハリウッドスマイル~!

「ぐるるるがるるっ」(←訳:ニコっと笑えばっ)
「かんきゃくはァ、いちころッ!」

 昔むかし、
 ネコたちは或る崇高な任務を背負い、
 大陸から日本へと渡ってきました。
 
  寺院に保管される仏教の経典を
  ネズミの害から守るのだ!
  紙をカジる悪いネズミを退治せよ!

「ぐるがるぐるるがる!」(←訳:偉いんだねネコって!)
「にゃんこッ、ぐッじょぶゥ!」

 私たち活字マニアにとっても
 頼もしく、恩ある存在であると言えるニャンコたち。
 この御本では、
 お江戸の人々に愛されたネコたちが
 当時の文化や風俗も教えてくれています。
 浮世絵好き!な御方も
 ニャンコLOVE!な御方も、
 国芳さんプロデュースの楽しいコスプレニャンズを
 ぜひ、ごひいきに~♪

「がるるるがるぐるるっ!」(←訳:ボクの親戚をよろしくっ!)
「よッ! せんりょうやくしゃッ!」
 
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雲の上では、非常識も常識に?

2011-07-10 23:25:48 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ついさっき、夜空を見上げたら……大きなお月さまが!
 7月10日の月齢は8.8、
 双眼鏡などで観察するのにちょうど良いかたち、なんですよ。
 クレーターがはっきり見えるんです♪

「こんにちわァ、テディちゃでス!
 おつきさまッ、きいろいでスねッ」
「がるる!がるがるるるぐるぐるー!」(←訳:虎です!マイヨジョーヌみたいだー!)

 ええ、そうですね!
 栄光のマイヨジョーヌをめぐる闘い――自転車競技の最高峰ツール・ド・フランスが、
 いままさに開催中です!
 今年はどのチームが、そしてどの選手さんが総合優勝を遂げるのでしょう?
 はるかヨーロッパで行われている熱戦に敬意を表して、
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
           ―― 中野京子と読み解く 名画の謎 ――


 
 著者は中野京子さん、2011年3月に発行されました。
 『ギリシア神話篇』と副題が付されています。
 そう、『ヨーロッパ』の語源は神話の『エウロパ』から、とされていますね。

「ふむふむッ、あぽろんさまとかァ~」
「ぐるるるがるるる~」(←訳:ポセイドンさまとか~)

 ギリシャ北部にあるオリュンポス山にお住まいの、
 オリュンポス神族――
 主な神さま方を、《オリュンポス十二神》と呼びならわしています。
 えー、敬称を略させていただいて、
 筆頭たるゼウス、ヘラ、ポセイドン、デメテル、ヴィーナス、
 ウルカヌス、マルス、ミネルヴァ、アポロン、ディアナ、
 ヘルメス、バッカス。
 
 この神さまたち、
 何世紀にも渡って、
 あまたの画家さんたちの画題となってまいりました。
 だって、
 『これは神話を絵画化したものなんです~』
 と言い訳すれば、
 ヌード、オッケー!
 激烈な戦争画、オッケー!
 残虐すぎるケンカのシーンも、やっぱりオッケー!
 
 王宮の壁、大富豪のお屋敷、
 展覧会への出品も、
 神話に題材をとったものだってことになれば、
 とりあえずオッケー!

「なんだかァ、ずるいィ~!」
「ぐるがるる!」(←訳:戦略的だね!)

 もちろん、神話世界に新解釈を求めた作品、
 画家さんが技術のすべてを注ぎ込んだ実験的作品、
 暗喩と比喩を散りばめた意欲作、などもあります。
 いえ、むしろ、
 真面目に神話を描いた作品が大半、なのですが……

 この御本の著者・中野さんは、
 巨匠さんたちの名作から
 うう~む!と感心させられる解釈を抽出してみせます。
 
 たとえば、《ヴィーナスをめぐる物語》の章では、
 『ヴィーナスのあっけらかん』(ティントレット画)、
 『女性アスリート』(グイド・レーニ画)、
 《アポロンをめぐる物語》の章では、
 『親の心、子知らず』(ルーベンス&伝ブリューゲル画)、
 《神々をめぐる物語》の章では、
 『母の執念』(レイトン画)、
 『紡いで、測って、ちょんぎる』(ゴヤ画)、
 『電撃的!』(ティツィアーノ画)と、
 すっぱり、画の本質を見抜いちゃうのですから、
 なんとも痛快~!

「たのしィのでス!」
「ぐるーるるがるがる!」(←訳:ユーモアたっぷり!)

 画面の背後にあるメッセージ、
 隠された記号、
 神々の常識/非常識と
 かきまわされる人間たちの悲劇あるいは喜劇、
 美を希求する画家さんたちの想いと、
 画を注文した王族さんたちの欲望と、
 欲得を超越したドラマと――

 『怖い絵』シリーズですっかり中野さんのファンになっちゃったわ!という
 アート好きさんに、
 天使マニアさん、神話画マニアさんに、
 激おすすめの一冊です。
 歴史文学好きさんも、
 ぜひ西洋文化の礎となったオリュンポス山の小道を、
 優雅にお散歩いたしましょう♪

「……むッ?
 なにかァ、きみょうなァ、おとがしてるでスよッ?」
「ぐるるーがるがるがるる~…」(←訳:遠くの方でーゴロゴロって~…)
「かッ、かみなりさまだッ!」
「がるぐるる!」(←訳:ゼウス神だ!)
「きゃわァーッ!」

 雷神さまの御機嫌を損ねない程度に、
 くすすっと笑いながら、お読みくださ~い♪
 
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ガリっ!と氷温~♪

2011-07-09 22:57:00 | 美味
「しゅわッ!
 『あ』のつくひはァ、これでスゥ!」
「がるっぐるるるー!」(←訳:うんっこれだねー!)

  

 こんにちは、ネーさです。
 関東地方が梅雨明けした今日もまた、『あ(以下略)』のつく一日でしたね。
 皆さま、夏バテしていませんか?
 私ネーさ、筋金入りのへなちょこですので、なんかもぉ、バテております~…。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ばてたらァ、たべなくちゃッ!」
「がるる!ぐるぐるがる!」(←訳:虎です!うん食べよう!)

 はいはい、では御紹介いたしましょうね。
 本日のおやつタイムは、

 『赤城乳業』さんの
 《ガリガリ君 ソーダ》と
 《ガリガリ君 梨》!

 夏季には大人気の《ガリガリ君》、
 夏バテにはウナギだろー!焼き鳥だ!いや、鱧だ!
 という声も聞こえるような気がいたしますが、
 おやつタイムにはやっぱり氷菓、でしょ♪
 
「ふァいッ! テディちゃ、いただきまスゥ!」

  

「がぶりィ!
 わふッ、ちべたッ!」

「がるるるーぐるがるぐるるがる!」(←訳:ボクはこちらをいただきまーす!)

  

「がるるぐるぐるぐるる!」(←訳:ひゃあ!冷たあいい!)

「ちべたいィけどォ、んままッ♪」
「がるぐるるぐる!」(←訳:うん、美味しいね!)
「しゃりしゃりッ」
「ぐるぐるっ」(←訳:冷え冷えっ)
「ふゥ~、まんぞくゥ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:御馳走様でした!)
「ごちそうッさまァ~!」

 ……あ~、あのぅ~、ネーさの分は?

「あッ、たべちゃッたァ!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:食べちゃったね!)

 ……ううう、(←ぐっと堪えて)
 《ガリガリ君》には他にも、
 《ガリガリ君リッチ チョコチョコチョコチップ》や、
 マルチタイプの《ガリガリ君 巨峰》などのお味の品も
 販売されているようです。

「むむッ!」
「がるるっ!」

 ん? ど、どうしたの?

「はずれェ、でしたッ!」
「ぐるぐるがるるる!」(←訳:ボクのもハズレだ!)

 えー、と。
 アイスを食べ終わり、スティックを調べてみましたら、
 見事にハズレ、だったってことね。
 アタリへの道は険しいわ。
 どうか、皆さまの《ガリガリ君》にはアタリが隠れていますように!

「ではァ、みなさッ♪」
「ぐるるぐるがるがるる!」(←訳:夏バテ知らずの平和な週末を!)
 
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― 水流の行くさき ―

2011-07-08 23:19:16 | ブックス
「おあつゥございまスゥ! テディちゃでス!」
「がるるー!がるがるっ」(←訳:虎ですー!はふはふっ)

 ふー、こんにちは、ネーさです。
 ここ東京都下の八王子市は盆地状の地形で、
 今日の気温と湿度ときたら、も~、ふは~、
 ……いえ、言わないことにいたしましょう。
 『あ』で始まるあの言葉は、言いませ~ん!

「ふァいッ! りょうかいィッ!」
「がるるぐるっ♪」(←訳:努力しますっ!)

 では、『あ(以下略)』を忘れるべく、
 本日の読書タ~イム!は、こちらを、どうぞ~!

  



               ―― 感染遊戯 ――


 
 著者は誉田哲也さん、2011年3月に発行されました。
 『Infection Game』と英題名が付されています。
 ミステリファンさんたちに人気の、
 『姫川玲子』シリーズのスピンオフ作品、と申し上げれば分かりやすいでしょうか。

「ばんがいへんッ?」
「がるぐる?」(←訳:外伝かな?)

 そうですね、番外編であり外伝であり、双子の兄弟であるような物語です。

 この御本で“主役を張る”人物は
 警視庁捜査一課の勝俣(かつまた)警部補。
 美人の姫川さんとは違って、
 オジサン刑事さん、のようです。
 陰では『ガンテツ』などと仇名され、
 捜査の手法も荒く、
 警察内部での評判はあまり芳しくない捜査官さんなのですが、
 やはり、ただ者ではないのですね。

「うむむッ! 
 ほんちょうのォ、けいじさんッならばァ」
「ぐるぐるるがる!」(←訳:鼻が利くんだ!)

 現在、世間を騒がせている或る事件――
 そこに出てくるひとつの名前に、
 勝俣さんの記憶が反応しました。

 この名を、俺は知っている。
 どっかで聞いただけ、っていうんじゃない、
 この名のヤツを、知っている、
 会ったことがある、
 そう、報告書の中で。
 調書の中で。
 15年前に起こった或る事件の関係者として。

 それは解決済みの、
 犯人は逮捕され、
 目撃証言や自供もあり、
 裁判でも有罪の判決がくだされた事件でした。
 冤罪の疑いは、ありません。

 それでも、こうして、
 過去からの亡霊のように、
 《犯罪》は立ち戻ってきた……

「うぐぐゥ~、なんだかァ、こわいィッ」
「ぐるるるがるぐるる~」(←訳:背筋が冷え冷えするよ~)

 現在と、過去と。
 本流と、支流と。

 流れをひとつにまとめるべく、
 勝俣さん、違法スレスレ、いえ、違法でしょそれは!という手段で
 背景や動機を割り出してゆきます。
 彼は、犯人に勝てるのか?
 いえ、これが犯人だ!悪人はこいつだ!と
 指弾すべき容疑者は、はたして存在するのでしょうか……?

 ネット犯罪をテーマにした作品で最も先鋭的なミステリとしては
 《リンカーン・ライム》シリーズで知られる
 米国の作家さJ・ディーヴァーさんの著作が挙げられるのですが、
 誉田さんのこの御本は、
 ディーヴァーさんとは似て異なる角度から
 電脳世界の闇をあぶりだしています。
 悪意というものの、変化と、変容、変転……その行き着く先までも。

 ミステリ好きさんは、ぜひ!
 キーパーソンとして姫川さんも登場しますので、
 姫川ファンの方々にも、おすすめ!ですよ~♪

「いッきにィ、よんじゃえッ!」
「がるぐるるがるぐるー!」(←訳:ミステリは勢いだー!)

 
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『明治』の空ゆく流れ星。

2011-07-07 23:27:01 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 2011年の七夕も曇り空でがっかりだったわ……と落胆するなかれ!
 まだ旧暦の七夕がありますよ~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス! こんどはァ、はれるとォ、いいなッ♪」
「ぐるる!がるがるがるるるーぐる!」(←訳:虎です!旧暦の七夕は8月6日だよー!)

 8月の夜空にかかる星座はどんなかなぁ?と想像しながら、
 本日の読書タイムは、
 どすん!と厚く重たい、こちらの御本を、さあ、どうぞ~!

  


 
           ―― 子規、最後の八年 ――


 
 著者は関川夏央さん、2011年3月に発行されました。
 『子規』とは、言わずと知れた正岡子規さんのこと。
 初めて『子規』と御自身で号したのは明治22年(1989年)、
 もとの名は常規(つねのり)さんといい、のちに升(のぼる)と改め、
 御家族やお友達からは、ノボさん、と呼ばれていたそうです。

「ぶんごうさんッ、でスねッ!」
「ぐるがる!」(←訳:偉人さんだ!)

 日本の近代文学史にまぎれもない、
 大文学者――正岡子規さん。

 この御本では題名の通り、
 子規さん晩年の8年間が細密に描かれています。
 
 晩年……とは申しましたが、
 子規さんの生涯は、わずか34年と11ヶ月。
 短い、あまりに短過ぎる生でした。

「むむゥ~、さんじゅうごねんにもォ、みたないィ……!」
「がるるる~…」(←訳:つらいよぅ~…)

 『最後の八年』の一年目は、
 子規さん28歳の、明治28年(1895)。
 この年、子規さんはひどく体調を崩してしまいます。
 いえ、本当は、病は、だいぶん以前から進行していたのでした。
 病名は、結核。
 明治の当時には、不治の病とされていました。
 結核治療の特効薬として抗生物質『ストレプトマイシン』が用いられるようになるのは、
 1940年代後半のこと……
 子規さんを救うのには、
 明治期の多くの結核患者さんたちを救うのには、
 間に合わなかったのです。

 リュウマチだと思っていた――思おうとしていた。
 胃弱だと思っていた――思おうとしていた。
 思いたかった、信じたかった、結核ではない、と。

 それでも、とうとう、病に支配される日々が
 やって来てしまいました。
 寝付いた子規さんは、それゆえにこそ、
 俳句に、歌に、小説に、随筆に、
 何かを見出だし、
 生み出そうとします。

 そんな子規さんを慕い、
 子規庵に集う大勢の友人、知人さんたち。
 彼らとともに、
 食いしん坊で大食漢の子規さん、
 美味しいものをたらふくと

「いただきまァースゥ!」
「がるぐるるぐる!」(←訳:いっぱい食べよう!)
「たべたらァ、げんきにィ、なるゥ!」
「がるぐる!」(←訳:きっとね!)

 元気になったら、大好きなベースボールがまた出来るかしら。
 友人の漱石くんのように、外国へ行けるかしら。
 せめて、自分の力で立ち上がって、
 庭まで歩いてゆけるだろうか……。

 明治35年、9月。
 高浜虚子さんは詠じます。

  『子規逝くや十七日の月明に』

 家族と、虚子さんに看取られて、
 子規さんの長く辛い闘病生活は終わりました。

 司馬遼太郎さんの小説『坂の上の雲』ファンの方々に、
 いえ、すべての活字マニアさんに読んでいただきたい労作です。
 近代日本文学はここから始まった!
 といっても過言ではない《子規庵》の、
 巨大な恒星・子規さんを囲む星々たちの歴史を、ぜひ!

「ほしのおまつりにィ、ふさわしィ、のんふぃくしょんッ、でス!」
「ぐるがるる!」(←訳:星に、祈りを!)
 
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こころには、照る照るボーズ?

2011-07-06 23:12:51 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 明日は七夕~♪
 と思ったら、あらら、全国的にお天気がよろしくないようね。

「こんにちわゥ、テディちゃでスッ!」
「がるるっ!がるぐるる~♪」(←訳:虎ですっ!七夕かあ~♪)
「たなばたのォ、すぺしゃるりょうりはァ、なんだろうねッ♪」

 え? 七夕のスペシャル料理?
 ……七夕にはこれ!とか、聞いたことありませんわね。
 その代りに、本日のおやつタイムは、はい、こちら~!

  

 『カンロ』さんの
 《ピュレグミ ライムソーダ》!

 去年(2010年)に発売されて、好評だったためでしょうか、
 今年もお店にやって来ましたよ♪
 夏向けのさわやかなお味のグミを、
 グミハンターの私ネーさ、さっそく実食!
 いっただきまーす! ぱくん!

「テディちゃもォ、ぱくくッとォ、いただきまースゥ!」
「ぐるるーがるがるる!」(←訳:ボクもーいただきます!)

 果実といえば柑橘類でしょお!
 グレープフルーツ、ライム、オレンジ、レモン、蜜柑が大好物~!……という御方に
 パクパクっと頬張っていただきたいグミですわね。
 色合い、香りも、夏!してます。

「すこしィ、すぱッ♪」
「がるるぐるるっ♪」(←訳:食感は柔らかめっ♪)

 甘過ぎないサワーな夏グミ、
 美味しゅうございました♪

 ……しか~し!

 ダメだ!この暑い中、甘いもんなんて耐えられん!
 何か塩気のあるものを~!という御方は、こちらを!

  

 干し梅を、ひとつぶパクっと!
 汗をかいた後など、塩分補給のためにいただく干し梅は、とっても美味~♪

「わほッ♪ ぱくぱくもぐぐぐッ♪」
「がるがるるっ♪」

 ここでまたしても、
 しか~し!
 食べ過ぎてしまうと、今度は喉が渇きまくっちゃいますので、
 分量はどうか適宜で!

「みッ、みずゥ~ッ!」
「ぐるる~!」
 
 七夕のお空、星が見えるといいですね!

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《見えない妖精》さんたちの、足跡。

2011-07-05 23:11:26 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 事件だ、テディちゃムズ! 虎くん!
 ……というのは嘘ですが。

「ぷふァッ??
 こッ、こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるる!がるがーるぐる?」(←訳:虎です!何事ですかぁ?)

 つい『事件だホームズ!』と叫びたくなっちゃう――
 本日ご紹介いたしますのは、そんな一冊なんですよ。
 さあ、活字マニアさん、とりわけホームズ愛好家さんは、こちらを、どうぞ~!

  


 
            ―― 図説 英国メイドの日常 ――


 
 著者は村上リコさん、2011年4月に発行されました。
 『The World Downstairs at the Turn of Century――The Daily Life of the British Maidservant』と
 英題名が付されています。
 日本語では、小間使いさん、住込みのお手伝いさん、女性の使用人さん、
 などと表記される例が多いですね。
 この御本の冒頭では、

 『他人の家に雇われて、給料と住み込む部屋と食事をもらって働く家事使用人』

 と定義されています。

「ははァ! めいどさんッ!
 えいがにィでてきまスねッ!」
「がるるぐるぐる!」(←訳:TVドラマにも!)

 そうね、ヴィクトリア朝を舞台にした映像作品には
 必ず登場しているのが、執事さんや、彼女たちメイドさん。
 ドラマの主人公にされることはあまり多くないけれど、
 メイドさんたち無しには
 侯爵のお屋敷も、伯爵の別邸も、
 いえ、ロンドンの町が、国そのものの運営が立ち行かなくなってしまうような、
 社会を支える労働力であったと思われます。

「めいどさんたちッ、はたらきものだッたのでスゥ!」
「がるるるぐるるがる!」(←訳:料理に掃除にお裁縫に!)

 『ホームズ氏がいらっしゃいました』
 『ワトソン先生、お客さまです』
 そんな台詞を言い終えるや、
 画面から退場してゆくメイドさんたち。
 彼女たちは、どのような生活をしていたのでしょう?
 お給料は?
 休日は?
 労働時間は?

 ヴィクトリア期のメイドさんの暮らしを、
 著者の村上さんは
 カントリーハウスを例にして
 詳しく説明してくださいます。

 メイドさんたちが殆どの時間を過ごすのは
 『使用人区画』。
 家令(ハウス・スチュワード)や執事(バトラー)を中心に
 さまざなな職種ごと、朝から晩まで働いて、
 寝室は屋敷の屋根裏部屋、
 職場の人間関係は難しくて、
 新人メイドさんのお給金は2ポンド10シリング(1913年当時)。
 制服は、自前である場合が多かった……?

「わわわッ、それはァ、たいへんッ!」
「ぐるぐるがるがる!」(←訳:すごい重労働だよ!)

 二度の大戦の後、
 階級制度は崩れ、
 大貴族は絶滅し、
 屋根裏部屋のメイドさんという存在も消えてゆきました。
 日本で、武家政権が崩壊し、
 大名の領地が解体されていったように。

 歴史に、
 特に近代西洋史に興味あり!という御方に、
 ヴィクトリアンの歴史ドラマが好き!という御方に、
 おすすめの一冊です。
 図版も豊富で、感心したり、なるほど~と思うことしばしば、ですよ♪

「いまはァ、むかしィ~のォ、ものがたりッ!」
「ぐるるるぐるがるがる~がる~」(←訳:屋敷のすべてを知っているのは~!)
「めいどさんッ!」

 豪奢な生活の影の主役、
 《目に見えない妖精》さんたちの記録に、注目です!
 
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真冬でも、真夏でも!

2011-07-04 23:11:25 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 本日は……はいっ! テディちゃ、虎くん、今の心境を~!

「こッ、こんにちわッ、テディちゃでス! ぶるッてまスゥ!」
「ぐるる!ぐるるぐるがるる!」(←訳:虎です!ボク逃げ腰ですう!)

 ほっほっほ、そおぉなんです♪
 本日ご紹介いたしますのは、
 柳の下でゆ~らゆら……頭のお皿に水を……あら、そっちは河童ちゃんだったわね。
 えへん、何はともあれ、こちらを、どうぞ~!

  

 
       
          ―― 理由(わけ)あって冬に出る ――



 著者は似鳥鶏(にたどり・けい)さん、2007年10月に発行されました。
 『HIGHSCHOOL GHOST BUSTERS』と英題名が付されています。

「ごッ、ごーすとォ! ……やぱりィ、にげようッ!」
「がるがるがるっ」(←訳:うんうんうんっ!)

 ほっほっほっ、
 そうはさせませんわ! (←ネーさ、素早く通せんぼ!)

「ぎゃふゥーッ!」
「がるーっ!」

 さあ、始めましょう。
 季節こそ冬なれど、学校につきもののアレの御話を。
 そう、学校につきもの……ん?
 おかしいわね、
 ネーさが通った中学校と高校にはこの手の御話はなかったような記憶が……
 まあいいわ、そこらへんは深く考えないで、
 とりあえず、学校という空間にはアレの噂があるのだ、ってことにしときましょ。

「なくてェいいでスゥ!」
「ぐるがるがるるー!」(←訳:無い方がいいよー!)

 主人公の葉山(はやま)くんは、高校生。
 こころ優しい美術部員の彼は、
 別にやりたくて 古い校舎に居残りしてるワケじゃないんです。
 中の良い先輩や幼馴染みの友人が、
 あやしい噂の真偽を確かめる!って言うから、
 なんだか放っておけなくて、
 っていうか、つい乗せられて、
 夜の学校をうろつく羽目になってしまったのでした。

 噂はしょせん噂さ!
 いまは冬だし、
 オバケなんていないし、
 目撃情報だって伝言ゲームみたいなもんだし。
 幽霊? まさかねー。
 
 にわかゴーストバスターズとなった葉山くんたち、
 本心では、
 いえ、ハナっから、
 信じてはいなかったんですけど。
 でもね。

「ででででッ、でもォ!」
「がるーっ!」(←訳:出たーっ!)

 そうです、
 葉山くんたちが見守る前で、
 異変が――!

 まさかがまさかじゃなくなった!?!

 ……とはいえ、完全に疑惑なしとは申せませんよね。
 一夜明けて、葉山くんは回想します。
 昨夜のアレは、ホンモノか?
 それとも何かのトリックなのか?
 合理的な解釈が成り立つかもしれないぞ?

「そッ、そうでスゥ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:何かの仕掛けかも!)

 ゴーストバスターズから放課後探偵団へ。
 真実は、校舎のいったい何処に――?

 腕まくりをしたら、
 はい! 葉山くんと一緒に、埃だらけの廊下を、
 備品が山積みの部室を、
 薄暗い階段を、
 一か所ずつ探検してゆきましょう。
 最後に開かれる扉の奥で、
 読み手を待ち受けるものは……

「こッ、こわいィ~ッ!」
「ぐるがるーっ!」(←訳:もうヤダーっ!)

 (クマとトラ、ネーさを振り切って爆走&脱走!)

 活字マニアさんは、逃げずに対決してくださいね!
 夏に、いえ、季節を問わずにおすすめ!な一冊ですよ~♪
 
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ぷふふと笑って、厄払い!

2011-07-03 23:23:03 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 お花屋さんで朝顔の鉢を発見!
 意外にお高くて、良いものは軽~く千円二千円を超えていてビックリでした!

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「ぐるる!がるがるるるぐるがるー!」(←訳:虎です!いいなー欲しいな朝顔!)

 朝顔もゴーヤもぐんぐん育つ暑い7月の読書タイムには、
 ちょこっとリラックスして、
 コミックスなどいかがでしょう?
 さあ、本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
        ―― 読経しちゃうぞ! & さんすくみ ① ② ――


 
 著者は絹田村子さん、『読経しちゃうぞ!』は2010年3月に、
 『さんすくみ①』は2011年11月に、『さんすくみ②』は2011年5月に発行されました。

「おおッ! ごうかァさんぼんだてェ~ッ♪」
「がる~…ぐるるる?」(←訳:これは~…少女マンガ?)
「ひょうしにィ、へんなァひとがッ!」

 あらあら、失礼ですわよ。
 バラのお花を背負っていなくても、
 瞳にお星さまがキラキラしていなくても、
 いま大人気になりつつあるのが、
 この『さんすくみ』シリーズです。
 
 これからドーンとメジャーになる!と
 私ネーさが確信しております物語の、
 主人公は三人の“宗教法人ジュニア”さんたち。

 神社の神主さんの息子の、恭太郎(きょうたろう)くん。
 お寺の住職さんの息子の、孝仁(たかひと)くん。
 教会の牧師さんの息子の、工(たくみ)くん。

 そんな、神社仏閣教会トリオのドラマが幕を開けたのは、
 はい、こちらの、

  

 『読経しちゃうぞ!』。

「な~むゥ~」(←合掌しております)
「が~る~」(←こちらも合掌中です)

 異なるようでいて、
 でも実は互いに似ていなくもない立場と境遇の、
 宗教法人《次世代の星》さんたち、
 哀しいことに、
 縁があるのは、お祓いとか、お葬式とか、お盆とか、節分の豆まき、といった
 宗教的儀式……

 ああ、同じ縁なら、
 氏子さんや檀家さんや信徒さんとの縁ではなくって、
 可愛い女の子との縁が欲しい~!

「……なむなむなむっ!」(←お祈り中?)
「……がるがるがるっ!」(←こちらもお祈り?)

 なのに、彼らの身に起こることといえば、

  

 『さんすくみ ①』

 では恭太郎くんの神社に、
 いえ、恭太郎くん自身の身に怖ろしい危機が迫る?
 夜ごと密かに行われる呪いの儀式の標的は、
 もしや――!

 さらに、

  

 『さんすくみ ②』

 で彼らが巻き込まれるのは、
 人智を超えた鹿との駆け引き、
 いえ、日本むかし話・鹿バージョン??

「あッ、しかせんべッ!」
「がるーるーるーがるるぐる!」(←訳:ルールールーこっち来いー!)
「それはァ、きたきつねッ!」

 今日も地鎮祭で、夏越しの祓で、お盆の棚教で、何かが起こる?
 押し寄せる御朱印のピンチ!
 せっかく約束したデートは元旦の神事とダブルブッキング?
 教会の降誕祭演劇で知り合ったステキなヒトは……?

 真面目なんだけれど、
 どうしてもどこかズレちゃう?スットボケ~な青少年たちの、
 面白うてやがて楽しい《神仏とともにある日々》。
 
 ぷふふっと笑える御本を読みたいわ!という方々に、
 いまいちばんおすすめのコミックです。
 未読の活字マニアさん、ぜひ~!

「うふふッとォ、わらッてェ~♪」
「ぐるぐるるがるるー!」(←訳:暑い夏もにっこりー!)
 
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ぐるぐるバニラと、ほろにがミドリ♪

2011-07-02 23:18:48 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 現在、我が家のお庭で絶賛開花中なのは、

  

 ネジリバナちゃんたちですよ~♪
 
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ~!」
「ぐるるー!ぐるるるがるぐる~」(←訳:虎ですー!ボクらのお腹も~)
「ぐーぐーッ♪」
「がるるるぐるぐる~♪」(←訳:絶賛鳴り響き中~♪)

 それは確かに緊急事態ですわ!
 ならば7月最初の週末は、こちらのお菓子で、おやつタ~イム!

  

 『モントワール』さんの
 《ビアードパパのバニラパイ 堅焼き仕上げ》!
 そして、

  

 『森永乳業』さんの
 《pino ピノ ダブル抹茶》!

「わぽぽほッ♪
 さッそくゥ、いただきまァ~スゥ! ぱくくッ!」
「ぐるるるるがるがる!がる!」(←訳:ボクもいただきます!がぶ!)

 ネーさも、ふっふっ、いただきまーす!
 まずは、人気のシュー菓子チェーン店『ビアードパパ』さんの
 《バニラパイ》をば、ぱくり!
 おー! バニラシードが視覚的なアクセントとなっているハート型パイ、
 美味しいですね!
 甘過ぎず、パリっとした食感もパイらしくて、
 焼き菓子好きさんにおすすめのお菓子だわ♪
 そして、《ピノ》の方は……

「おォーッ♪」
「がるーっ♪」

 おおお!抹茶!
 抹茶アイスクリームを抹茶チョコでカーティングした新作《ピノ》は、
 ほろ苦さが夏にぴったり!
 こってり系バニラアイスクリームは今の時期にはちょっと……
 でもジェラートやソルベは好みじゃなくて……
 という御方に、激おすすめ~♪
 
 抹茶の渋味が、心地良い~!!

「おいしィ!
 ぱくぱくゥ、いけちゃうゥぞッ!」
「がるるぐるる~がる~!」(←訳:ひと箱じゃ足りないよ~!)

 今回も、残念ながら超レアな『願いのピノ』ちゃんには出逢えませんでしたが、
 バニラなパイ菓子&抹茶なチビ冷菓、
 ご馳走さまでした~!
 皆さま、暑~い日も、美味しいお菓子でリフレッシュを♪

「もふもふゥ、ごちそうさまッ♪」
「がるるるーぐるる!」(←訳:皆さま、良い週末をー!)

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