こんにちは、ネーさです。
今日7月24日もここ・八王子の繁華街には
祭り囃子が、ぴーひゃらら、てけてんてん、と流れておりましたよ。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐるるるがーるる!」(←訳:虎です!お祭りっていーね!)
チビっ子ちゃんたちの半被にパッチ、雪駄姿も
とっても可愛いかったですね♪
本日ご紹介いたします一冊も、可愛い……いえ、違うかしら?
怖い? いえいえ、怖いのとも違うわね。
うう~む、とにもかくにも、
こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/5a/645ee81c8a6a114809dc2ce1808182d7.jpg)
―― 妻と猫と暮らす ――
著者は小路幸也さん、2011年6月に発行されました。
『蘆野原偲郷(あしのはらしきょう)』と副題が付されています。
先ごろ『東京公園』が映画化された人気作家・小路さんの、
この御本は、えーと、うーんと……
「どしたのでスかァ、ネーさッ?」
「ぐるがるるるる?」(←訳:つっかえてるよ?)
うーん、何と申したらよいのかと、迷っているんです。
この御本、ホラーではありませんけれど、
強いて言うなら……怪談の半歩手前?
「ひィッ! かッ、かいだんッ?」
「がるっ!」(←訳:怖っ!)
いえ、やっぱり怪談じゃないわねえ……
幻想小説? ファンタジー?
御伽噺、かしらん?
あ~空気感が似ているなあと思ったのは、
レイ・ブラッドベリさんの『火星年代記』なんですけどぉ……
「ちッともォ、わきゃりませんッ!」
「がるぐるぐるがるるー!」(←訳:解るように説明してー!)
事情がよく分からない、という点では、
主人公の和野和弥(かずの・かずや)さんも
私たち読み手と大差ないかのようです。
なぜって、それはいきなり起こったのですから。
和弥さん、お嫁さんを迎えたばかりの新婚さんです。
大恋愛の末の結婚、ではありませんでした。
お嫁さんは、恩師の大学教授さんに一人娘さん。
じゃあ味気ない見合い結婚?かというと、
そんなこともないのです。
優美子(ゆみこ)さんと和弥さん、
今では、人もうらやむオシドリ夫婦さん、なんですね。
ところが、です。
或る日、
和弥さんがお家に帰ってみれば。
猫がいました。
「ねこォ?」
「がるるーる?」(←訳:にゃーごろ?)
猫です。
ニャンコです。
……おかしい。
猫なんて、ウチでは飼っていないのに。
……もうひとつ、おかしい。
妻が、いない?
和弥さん、そこでハッとして猫を見遣りました。
もしや、この猫――この猫は。
「もしかしたらッ?」
「ぐるがるる?」(←訳:もしかする?)
猫が来た日から、
それとももっと昔から、
和弥さんの身の周りには不思議な出来事が絶えませんでした。
不思議の源泉は、
和弥さんの一族の出身地・蘆野原(あしのはら)と呼ばれる土地と
深く係わりがあるようですが、
その土地はいったい何処に――?
人気シリーズ『東京バンドワゴン』著者の小路さん、
この御本では
変幻自在の“語り部”ぶり!
ほんのり怪談風味、
じんわりファンタジー、
ゆるやかなユーモアも
おおらかに織り入れた《蘆野原年代記》、
ミステリ好きさんにもSF好きさんにもおすすめの作品ですよ!
「ゆうやけェ、こやけのォ、ふるさとにィ~」
「ぐるるるがるがるる!」(←訳:読後の余韻が響きます!)
今日7月24日もここ・八王子の繁華街には
祭り囃子が、ぴーひゃらら、てけてんてん、と流れておりましたよ。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐるるるがーるる!」(←訳:虎です!お祭りっていーね!)
チビっ子ちゃんたちの半被にパッチ、雪駄姿も
とっても可愛いかったですね♪
本日ご紹介いたします一冊も、可愛い……いえ、違うかしら?
怖い? いえいえ、怖いのとも違うわね。
うう~む、とにもかくにも、
こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/5a/645ee81c8a6a114809dc2ce1808182d7.jpg)
―― 妻と猫と暮らす ――
著者は小路幸也さん、2011年6月に発行されました。
『蘆野原偲郷(あしのはらしきょう)』と副題が付されています。
先ごろ『東京公園』が映画化された人気作家・小路さんの、
この御本は、えーと、うーんと……
「どしたのでスかァ、ネーさッ?」
「ぐるがるるるる?」(←訳:つっかえてるよ?)
うーん、何と申したらよいのかと、迷っているんです。
この御本、ホラーではありませんけれど、
強いて言うなら……怪談の半歩手前?
「ひィッ! かッ、かいだんッ?」
「がるっ!」(←訳:怖っ!)
いえ、やっぱり怪談じゃないわねえ……
幻想小説? ファンタジー?
御伽噺、かしらん?
あ~空気感が似ているなあと思ったのは、
レイ・ブラッドベリさんの『火星年代記』なんですけどぉ……
「ちッともォ、わきゃりませんッ!」
「がるぐるぐるがるるー!」(←訳:解るように説明してー!)
事情がよく分からない、という点では、
主人公の和野和弥(かずの・かずや)さんも
私たち読み手と大差ないかのようです。
なぜって、それはいきなり起こったのですから。
和弥さん、お嫁さんを迎えたばかりの新婚さんです。
大恋愛の末の結婚、ではありませんでした。
お嫁さんは、恩師の大学教授さんに一人娘さん。
じゃあ味気ない見合い結婚?かというと、
そんなこともないのです。
優美子(ゆみこ)さんと和弥さん、
今では、人もうらやむオシドリ夫婦さん、なんですね。
ところが、です。
或る日、
和弥さんがお家に帰ってみれば。
猫がいました。
「ねこォ?」
「がるるーる?」(←訳:にゃーごろ?)
猫です。
ニャンコです。
……おかしい。
猫なんて、ウチでは飼っていないのに。
……もうひとつ、おかしい。
妻が、いない?
和弥さん、そこでハッとして猫を見遣りました。
もしや、この猫――この猫は。
「もしかしたらッ?」
「ぐるがるる?」(←訳:もしかする?)
猫が来た日から、
それとももっと昔から、
和弥さんの身の周りには不思議な出来事が絶えませんでした。
不思議の源泉は、
和弥さんの一族の出身地・蘆野原(あしのはら)と呼ばれる土地と
深く係わりがあるようですが、
その土地はいったい何処に――?
人気シリーズ『東京バンドワゴン』著者の小路さん、
この御本では
変幻自在の“語り部”ぶり!
ほんのり怪談風味、
じんわりファンタジー、
ゆるやかなユーモアも
おおらかに織り入れた《蘆野原年代記》、
ミステリ好きさんにもSF好きさんにもおすすめの作品ですよ!
「ゆうやけェ、こやけのォ、ふるさとにィ~」
「ぐるるるがるがるる!」(←訳:読後の余韻が響きます!)