テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ひんやり、ごちそうタイム♪

2011-07-01 23:22:59 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 7月ですね!
 デパ地下などでは『うなぎ』と書かれたポスターが貼られていましたよ~!

「こんにちわッ、テディちゃでス! にょろにょろッ?」
「がるる!ぐるるるぐるがるるーがる!」(←訳:虎です!あのね、ニョロニョロはムーミン!)

 土用の丑の日、風鈴、暑中見舞いに、朝顔、蝉の声……
 色々な夏の風物がある中で、
 本日ご紹介いたしますこの食べ物も、
 暑い時季にはとりわけ人気の品ですね。
 さあ、食いしん坊な活字マニアさん、
 こちらを、どうぞ~!

  


 
          ―― お家でいただく、ごちそうかき氷 ――



 著者は石附浩太郎(いしづき・こうたろう)さん、2011年6月に発行されました。
 『かき氷専門店・埜庵』と副書名が付されています。
 『埜庵』は『のあん』とお読み下さ~い。

「のあんッ!
 きゃわゆいィ、おなまえっ、でスねッ!」
「ぐるぐるるるがるぐるーる!」(←訳:かき氷専門店ていうのがスゴイ!)

 この御本の著者・石附さんが店主をなさっておられる『埜庵』さんの、
 店舗がある場所は、湘南の、鵜沼海岸。
 美味しいかき氷を食べたいのなら、
 『埜庵』さんへ行け!
 というのが、近頃のかき氷マニアさんの常識、なんだそうですよ。

 かき氷は夏の風物詩――
 と申し上げましたけれど、
 真冬でも!
 秋でも!春でも!
 一年中、美味しいかき氷が食べられるのが『埜庵』さん、なのです。

「ふゆでもォ、こおりッ!」
「ぐるがるぐるがるる!」(←訳:雪が降っててもかき氷!)
「すッごォいィッ!」

 『埜庵』さんのかき氷の、
 何がそんなに、食いしん坊さんを惹きつけるのでしょう?
 冬でも食べたい!と思わせるのでしょう?

 その答えは、この御本の8ページ、そして12ページで、
 明らかになります。

 《かき氷のシロップ作りで大切なこと》
 《氷の扱い方について》
 《埜庵の基本のシロップの作り方》

 これらのページを一瞥すれば、
 分かるひとには分かっちゃうのです。
 
 なんと繊細な!
 なんと誠実な!
 こんなに丁寧な作られ方をするかき氷が存在するのか!と。

「すてきにィ、おいしそうゥッ♪」
「がるるるぐるがるる!」(←訳:最上級のかき氷だね!)

 試行錯誤と研鑽の末に作り上げたレシピを、
 石附さんは大胆にも公開して下さっています。
 《基本のシロップの作り方》以外にも、
 《埜庵の練乳の作り方》
 《かんたん抹茶シロップの作り方》
 《いちごシロップの作り方》――

 正直に申しまして、
 今まであまり重視していなかったシロップという素材について、
 新たに目が開かれるような想いがしました……!
 かき氷、という、
 なんでもなさそうな食べ物が
 作り手さんの《覚悟》を経て、
 こうして昇華されてゆく――
 大袈裟ではなく、そう思わされましたよ!

「にんきがあるのもォ、とうぜんでスねッ!」
「がるるるぐるぐるぐーる!」(←訳:売り切れる前に行かなくちゃ!)

 たべものって、天の恵みであり、ひとのこころなのだなあ、と
 感謝したくなる一冊です。
 甘いモノ好きさん、かき氷マニアさん、
 湘南は我が家からは遠いんだけど『埜庵』さんのHPは知ってるもん!な御方、
 そして、
 『埜庵』さんへは何度も行ってるわ!というリピーターの方々も、
 必読!ですよ~♪

「ひえひえのォ、ごちそうッ!」
「ぐるるるーがるがる!」(←訳:写真も美しいのですー!)
  
コメント
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